山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

良いお年をお迎えください。

2013-12-28 15:27:03 | ブログ
本日で平成25年の仕事納めです。
ブログの更新も年内はこれで最後ですのでご挨拶!

山林業務をはじめとした林業所の通常業務や
大黒柱ツアーなどで、七ヶ宿林業所と関わり頂きました皆様
誠にお世話になりました。
来る新年が皆様方にとってより良い一年でありますことを
ご祈念申し上げます。

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と言っても、雪の降り具合によっては
事務所の除雪に出張らなければならないのですが・・・





畳のヘリは役に立つ

2013-12-27 17:26:50 | インポート
一昨日の苦闘(←click!)を経て、山で必要でなくなったブルが帰ってきたので

間に合わせのフォークリフト除雪アタッチメントを取り外しました。

と言っても、二枚の板をフォークの厚さに合せて
ビス止めした簡易な物で
補強に角材のきれっばしをフォーク上に上げて
縛っていただけなので、数秒間で取り外し完了なのですが

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補強の角材を縛っているのが畳のへり
最初は、鈍し鉄線(バンセン)で固定しようと思っていたのですが
あまりシッカリ止めてしまうと、フォークリフトとして使う時の厄介ですし
資材の無駄遣いになるので、「なにか紐・・・」と思った所に
丸柱梱包用に貰ったゴザを束ねていた
畳のヘリがあることに気付き使用しました。
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畳のヘリは薄く・丈夫・水を吸わないので
縛りやすく、長さもちょうどいい感じで
あると結構重宝します。

私が林業を始めた頃にお世話になった方は
鉈をぶら下げるベルト代わりに使ってましたし

機械などをシートで覆う際の止め紐にも

トラックの荷台のドア(後のアオリ)を吊るのにも
充分な強度を発揮します(計測値は知りませんが)

そしてなにより、タダで貰えるので
低コスト林業には持って来いですね(^^)


林道・作業道にいらない施設

2013-12-25 17:11:41 | ブログ
今日は年内最後の丸太出荷ということで
昨日から、林道の除雪を行ったものの
幅員の確保がイマイチで
ブルドーザで大型トラックの前走を務めました

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途中何度か、登坂に難儀したものの
無事に回転場まで到着し
後は、勾配の少ない箇所をバックで100mという所で
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山側に掘られた素掘り側溝にトラックがはまり
にっちもさっちも行かない状況となりました。

ダメもとで非力なブルドーザーで牽引
ブルはウイリーするもののトラックはピクリとも動かず
「こりゃダメだ」ということで、七ヶ宿救助隊本部に連絡しました。

「11時半頃に行くから」とのありがたいお言葉賜り
小一時間待ったところで、力強いマシンに乗って救助隊が到着
とはいえ、大型トラック&狭い&積雪有の林道ですので
あの手この手でなんとか脱出に成功に至りました。
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(救助隊は謎の組織なので画像非公開)
誠にありがとうございました。

ここで表題の件なのですが
画像をご覧頂くとお判りになるかと思いますが
ハマってしまったのは、山側の素掘り側溝なのです。
20100418_091029
(参考画像)

林道や作業道の開設にあたっては
排水処理の為に、素掘り側溝を配置すべき的なことが
謳われておりますが、「百害あって一利なし!!」と断言します私は

そもそも、山の道路なのですから
法面石土の崩落や木々の折損や落葉の堆積で
直ぐに詰まります。
詰まると水が滞留⇒路体に水分浸透⇒今回の様なことになる
と考えるからです。

路面の排水なんていうのは
横断勾配(路肩側を低くする)と
Ca340011
横断溝で対処できます。
Alim0316
これらはメンテナンスも楽々で
道路の幅員も最低限で済むので
山にも財布にも優しいのです。

と、寒さに震えた数時間の怒りにまかせた
素掘り側溝不要の訴えでした。

※ヒューム管等の暗渠工もいらないですが、別の機会に・・・・











来週まで降らないで欲しいと切実に思っております。

2013-12-20 17:40:48 | ブログ
というのも、現在出材中の山土場(丸太置場)が
自力除雪をしなければならない林道を
5キロほど登った所で
来週に年内最後の出荷を控えている事と

その林道を除雪する為に
事務所構内除雪用のブルドーザを
Dscf1103
(購入価格170千円10年ぐらい使ってます。)

持って行ってしまっているため
事務所構内の除雪体制が
とても心細いからなのです。

山里の林業所は、事務所は小さいのですが
構内は結構広く
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とてもママダンプ等では作業する気にならないので
秋田工場からタダで貰ったフォークリフトを
こんな感じにして除雪しています。
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しかしながら、テキトー細工ですので
押しているときに軋む音が聞こえ
ちょっと下げ過ぎると木片がはじけ飛びます。
このアタッチメントの崩壊は時間の問題です(キッパリ)

年内最後の出荷が済めば
現場は撤収・移動の予定ですので
それまでは降らないでねと念願しているところです。










降ってる時より融けはじめが( ゜_゜;)

2013-12-17 17:36:49 | ブログ
日曜日に暴風雪の中で行った大黒柱ツアーが
年内最後のツアーと思っていたのですが
検討中が2件ほどあるようで、やや戦々恐々というところです。

昨日は、素材生産現場の除雪を行ったので
大黒柱の搬出をと山へ向かいました。

しかーし! 頼りの相棒リョウシン号は
伐採予定であった山の奥に置き去り
土曜日に除雪したものの、日曜日は真冬並みの荒れ模様
更に、昨日は好天で、法面に着いた雪が落ち始めており
中々の苦難が予想されました。

が、「春までそのまま」という訳にはいきませんので
(8寸の丸柱を手で持ち上げるのはちょっと・・・)
取りに行くことになったのですが

この手の仕事は、基本単独で行うことになっているので
①ジムニーで奥に行く
②リョウシン号に乗って下山し、途中で柱を積む
③リョウシン号を山元土場まで下す。
④炭焼きに来ているであろう師匠と師匠のケートラで奥へ
⑤ジムニーを持って帰る


④を先にやってしまえば話しが早いのですが
師匠さん達の山入り時間がちょっと遅いので
こんな段取りです。

①は雪が積もった林道をそろそろと
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道上の雪が崩れ始めています。


②リョウシン号は埋もれていたものの
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③木出しを行い
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④枯葉マークの軽トラで再度奥へ
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(雪の下が緩んでいて泳ぐ泳ぐ)

⑤ジムニーと共に無事下山
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その後の会議にも間に合いました。
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