山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

5月11・12日は<a href="http://furukawa-ringyo.co.jp/kok

2013-01-30 18:36:27 | インポート
と言っても、例年この辺りの日程は
気候も良いので、展示場の来場者も多いのか
元々大黒柱ツアーの申し込みは少ないですが

何故、催行不可となったのかというと
山里のお仕事、プロジェクトC(←click!)
第2回イベントを実施することが決定したからなのです。
(プロジェクトCとは(←click!))

今回は、山菜シーズン真っ盛りの春ですので
メインイベントは山菜採りで
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現在のところ、弊社山林をフィールドに
山菜採りをお楽しみ頂く予定です。

採った山菜は、当日夕食時に
串揚げ&オイルフォンデュ風の
てんぷらにして食するとのことで
山菜好きには、たまらない内容になってます。

第一回開催時に作製したスギのバイオマス露天風呂も
バージョンアップ(チョット)し、水源直流のかけ流しで利用する予定です。

詳しくは近日中に、七ヶ宿町役場HPにアップされる様ですので
お楽しみに。

参加料はお一人様8500円ですが
無断入山罰金1万円の山に入れるのですから
とってもお得ですよ。

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(企画がスンナリ決まって微笑む首謀者)





免税軽油

2013-01-29 16:14:38 | お仕事
山の仕事に重機を使用するようになってざっと20年
阿仁林業所に教えられて、免税軽油を使っています。

一般的な軽油価格(本日120円ぐらい)には
リッター当たり32.1円の軽油引取税が掛かっています。
この税金は、道路特定財源だったので
(平成21年度税制改正で普通税に移行、現在経過期間)
道路を走らない船舶や農林業の機械等に使う場合
免税を受ける事かできます。

零細規模の事業所ですが、規定以上の木材を生産し
機械もそれなりに所有、稼働していますので
この免税措置によって、年間で数十万円の経費を削減しています。
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免税証の取り扱いにあたり
農家等の個人はかなり優遇されているらしく
半年に1度ぐらいの更新で良いらしいのですが
林業会社は毎月の報告と四半期毎の更新となっており
本来ならば新たな免税証は、申請日の翌日以降の交付となっている様です。

が、我が山里は県の合同庁舎がある
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また隣の大河原町まで遠いので……直線だと26㎞しかない
Bmp

特別ルールを適用頂き、一時間ぐらいの待ち時間で交付してもらっております。
ありがとうございます<(_ _)>
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直線で26㎞とは言え、環境は大きく異なり
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風は冷たいものの良く晴れて
日陰の畑などに僅かに雪がある程度の大河原↑と異なり

こんな感じ↓の山里なのです。
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帳尻は合ってくる

2013-01-28 11:00:27 | インポート
今季最大級の寒波襲来で
「雪が少ない♪」と喜んでいた山里も
例年と等しい状況となりました。
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今朝は良く晴れた分、放射冷却となり
我が家の温度計も二桁表示です。
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なんだかんだ言っても
帳尻は合って来るものですね。





街並審議委員会

2013-01-24 17:06:56 | 山里の
そっちこっちの自治体に有る条例ですか
我が町にも街並み景観条例(←click!)があります。

この条例は、かつて(江戸時代)宿場町として栄えたものの
失われてしまった風情ある景観を取り戻そうと
平成12年に制定された条例で
規制や罰則を定めたものでは無く
条例に則った住宅等の建築物に対して
助成を行う奨励策です。

私は地場木材供給者としての立場で
数年前から、この条例による助成案件を審議する
街並景観審議会の委員となっており
本日も数件の申請に対する審議に出席してきました。

山里のこうした審議会的な委員会は
上程されたものを追認するだけの委員会が多いのですが
この委員会は結構な頻度で、ダメ出しをします。

そうした物件は、条例の内容や目的を勘違いしているようで
制定されてから、十数年経ちますが
まだまだ周知が進んで無いんですね。

青の好きな関集落↓
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赤が好きな湯原集落
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トタン屋根は10年毎の塗り替えが必要なんですけどね







列状間伐

2013-01-22 17:59:07 | インポート
かんばつ と入力し、変換すると昔のワープロ等は
干ばつや旱魃が候補として出てきたものですが
人工林の荒廃(過密)からの山地保全対策として
また、温暖化防止対策として間伐の有効性が
世の中的に一般化した今日では
「間伐」が最初に出てくるようになりました。

間伐とは、植林された木々を成長に合わせ、
木々に適度な間隔を持たすことで、日光の入りを良くし
より大きく成長を促すための作業です。詳しくは(←click!)

私の学生時代、間伐の実施方法については
ドイツ式、フランス式、寺崎式等を習いましたが
最近は、定性・定量・列状で分類されています。 詳しくは(←click!)

四半世紀前の間伐作業はホントの間引きで
大よそ40年生未満の林が対象だったのですが
伐期齢に関する考え方が変わりつつある昨今
間伐と主伐(択伐・皆伐)の線引きがあいまいになりつつあります。

今の林業界で盛んに行われている間伐は
収穫を伴う利用間伐、搬出間伐、収入間伐と言われているもので
その名の通り、間伐木は林地から持ち出し
建築用材として利用し、収入を得るための作業で
択伐的間伐です。

そうなると、作業効率が上がる方法が好まれますので
列状間伐による作業が多くなってきています。
(列状もかつては、劣情とか裂状に変換されてたんですが)

七ヶ宿林業所でも同様で
収穫対象となる60~70年生の人工林においては
10年以上前から、列状(2残1伐or3残1伐)で択伐的間伐を実施しています。

そんな実施者である私が見ても???と思うのが↓
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この林は、七ヶ宿から仙台に向かう時に脇を通って行くのですが
前から通る度に気になっていました。(林の行く末が)
平均胸高直径(キョウコウチョッケイ)20㎝未満の
若くて細い樹が密生している林に
まるで道路?って感じで2~3列の伐採がされており
残した4~5列は手つかずです。

地主さんの正体は?…拡大して見て下さい。
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何処を目指しているんだろ?