山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

ヤマザクラ

2012-05-02 14:01:32 | 山里の
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ブナの抜け駆けで、萌木色になりつつある社有林です。

山里・七ヶ宿の低標高地(300~450m)界隈は

ソメイヨシノが満開で華やいでいます。

ソメイヨシノからやや遅れて、山林内のヤマザクラが咲き始めました。

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天然ものなので花付は劣りますが、やや濃いめのピンクが

周囲の萌木色で一層映えます。

これが咲き始めると、山菜採り本番です。




全ては計ってから

2012-05-02 13:52:00 | インポート
七ヶ宿林業所では、木材収穫期までの森林空間利用策として

ほぼ半世紀にわたって、ナメコとシイタケの生産をしてきたのですが

シイタケ生産を休止せざるを得なくなりました。

原因は既にご承知の事と思いますが、原発事故の影響によるものです。

宮城県の南端にある七ヶ宿ですが、山の高さと西風に守られ

事故の影響は少なく、農作物の殆どは「不検出」であったのですが

Csを凝集してしまうシイタケの性質により、4月1日以降の食品規制値を

クリア出来なくなってしまいました。

昨秋に計測した際には、現行規制値の1/2だったのですが

榾木の木口や植菌穴、ひび割れ部分から

榾木内部に移動したことによって、Csの値が増加したと推測しています。

今後も、収穫予定の林産物については、収穫個所ごとに

七ヶ宿町役場にて全て計測し、安全が確認できた物を

取り扱いいたします。