店休日で、妻も用事ででかけていたため、
ひとりで昼食にでかけました。
といっても、徒歩数分のラーメン屋さんです。
つい8月まで、私たちの千代尼通り商店街なかまちで、
ショッピングセンター内で営業していたお店ですが、
館の閉鎖とともに近くにスタンドアロンで開業されました。
私はカウンターの一角に席をとり、
店休日は朝食をとらないので、すこし欲張って、
ハンチャンラーメンと餃子を注文しました。
もともと決して繁盛していないお店ではなかったのですが、
雨の激しい時間帯にお伺いしたにもかかわらず、
お客様が入れ替わり立ち代りご来店されます。
やがて運ばれてた食事を口にして思いました。
以前より、おいしい。
失礼、以前がおいしくなかったわけではありません。
でも、あきらかに以前よりおいしいと思いました。
お聞きしませんでしたが、
新規開業の際、何かを変えられたのかもしれませんが、
私には、やはりつくり手の心に理由があるのではないか、と思いました。
まず、ご主人と奥様のふたりの動きがハツラツとしています。
その裏づけはやはり、心にあるような気がするのです。
出店の際は、心細い、不安もあったのではないかと思います。
しかし、心機一転して思い切って開業し、すべりだしもスームズに。
さらに気持ちに弾みがついたとこだと思います。
よし、やるぞ。
がんばらないと。
気持ちを奮い立たせたに違いありません。
その思いが、味になにか影響し、
さらにエッジのたった味のラーメンをつくっている気がします。
自分は漫然と仕事をしていないか。
このラーメン屋さんの例とは逆に、
同じようにやっているつもりでも仕上がりの質を落としてしまっていることはないか。
経営者、自営業者、プロは、これを自分でチェックできなければいけません。
さもないとお客様の評価に直結してしまいます。
いや、いつでも新鮮な気分で仕事ができれば、
お客様にご支持をいただけるはずなのです。
代金しめて1010円。
この授業料でたいへん貴重な勉強をさせていただきました。
感謝です。
余談ですが、今風のラーメン屋さんが多い昨今、
こういうお店がやっぱり落ち着くなあと感じました。
ラーメン屋さんは、ラーメンだけを提供しているのあらず。
食事のやすらぎや、おちついた時間も大切なメニューのひとつだと思いました。