Yutaka's Room ☆ Sparkling!

☆街や地域のこと、洋服のこと、制服やランドセルのこと、少し自分のこと☆石川県白山市株式会社フクズミ代表取締役社長 福住裕

紅白歌合戦について思う

2010-01-06 06:21:26 | 2ndS 社会・経済の話題

もう、去年のことなんで、早めに話しておかないといけないかと思いまして。

 

去年の大晦日は、恒例の家族全員での食事を終えた後、

これまた恒例の深夜の初詣にでかけるまでの時間、

たっぷりと紅白歌合戦を全編鑑賞しました。

 

 

矢沢永吉、すげ~カッコよかった。

歌詞をまちがえてもカッコよかった。

テロップをちゃんと途中から止めるあたりもナイス。

 

小林幸子ロボもすごかった。

笑った。いい意味で、すごい!立派!と思った。

 

今風の若い歌手やグループも楽しそうだった。

若い人は、今また、こういうクラシック?な舞台を

自分らなりに楽しめる感性があるみたい。

 

 

「歌のチカラ」というテーマ設定は、素晴らしいと思いました。

昔みたいに、国民すべてが同じ唱歌でひとつになることは

ないかもしれないけれど、

それぞれの世代、それぞれのシーンに歌があって、

それがリバイバルでも、新しいものでもいいのだと思います。

 

紅白歌合戦自体、とかくかつてほどの視聴率でないことばかり非難されますが、

これもまた重箱の隅をつっつくマスコミの芸みたいなもので、

(そういう意味では、民放やスポーツ紙はみんな芸能レポーターみたいなもの)

テレビ全体の視聴率が下がっているなかにおいては

依然としてなかなか立派な結果を出していると思います。

 

そういう批判に耐えるべく、ということなのか、

今年の紅白歌合戦を観て感じたことは、

〝みんなの力でつくりあげる〟〝思いを徹底的に細部に込める〟

という作り手、演者のみなさんの気持ちが表れていたように思います。

 

若いチカラも、熟練したワザも貫禄も、

この一瞬に結集する気持ちはひとつになっているようでした。

威張ったり、いたずらに自己主張しすぎたりすることもなく、

自分の持分を懸命に、自分にできることを、個性を生かして

表現されていたことに感銘しましたし、

観ていてとても好感を持ち、

楽しい時間を過ごすことができました。

 

うちでは、子供たちも最後までいっしょに観ていました。

 

開催前に出演者の選考を批判したとされる和田あきこさんも、

現場にいながら全体の雰囲気を感じ取りながら、

自分の気持ちが氷解していく思いだったのではないでしょうか、

自らの歌の出番では、とても集中していらっしゃるように見えました。

 

ちなみに、町内会とか商店街にも、こんなおっさんはいるもんです。

批判はしてみるけど、なんか輪の中にいると打ち解けてきて、

こういう人ほど結局は強い味方になってくれるものです。

 

  

今年の紅白は、ジャンルも出演者もバラバラなバラエティー、

といった一時の評価を越えたのではないか、と思います。

 

 

もういちど日本らしさ、日本人らしさを取り戻すために、

私たちもこんな気持ちで毎日を過ごすことができたら、

きっと大きな壁も乗り越えられるのではないかと思います。

 

日本人とは、そもそもそういう美徳をもった国民のはずだと、私は思います。

 

 

昨日のブログ記事の内容について、

抽象的ですが、自分なりに解決の糸口を、と思い書いてみました。