木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

イチョウの花 2年がかりで撮りました

2021-04-06 07:10:17 | 日記

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ようやく
2年越しで
イチョウの雌花の
撮影ができました。


と言われても
何のことかですよね。


去年
銀杏の成っている
イチョウの枝に
紐を結び付けました。


そして先日
その枝で
イチョウの雌花を
見つけたと言う訳です。


雌雄異株のイチョウ
淡黄色で短い穂状の
雄花はとても目立ち
すぐ見つかります。




ところが雌花は
手の届くところで
咲いていません
それで去年の秋
手の届くところで
銀杏の成っている
雌のイチョウの木に
印をつけておいたのです。




イチョウの雌花は
緑色の柄に
2個の胚珠を
つけています。


胚珠が子房に包まれず
むき出しですので
マツと同様
裸子植物です。


若葉の陰で
ひっそりと
目立たないように
咲いています。


イチョウの
受粉は変わっています
雄花の花粉が
風で雌花の胚珠に
運ばれると
秋になって
ようやく精子を作り
卵と受精するのです。


精子が液体の中を泳いで
受精すると言うのは
シダ植物や
コケ植物のような
原始的な植物の方法です。


イチョウが古い植物
生きている化石
と言われる所以です。


このイチョウの精子を
発見した人が
平瀬作五郎博士で
そのイチョウの木は
東京大学の小石川植物園に
残っているそうです。


イチョウは不思議な植物です
木曽Nowで
イチョウ この不思議な植物
イチョウ この不思議な植物(2)
でまとめてあります
もしお時間があれば
お読みいただければ
幸いです。