木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

フユノハナワラビ 変わったシダ植物

2020-10-11 07:00:42 | 木曽Now

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散歩道の
日当たりの良い場所で
今年もフユノハナワラビが
伸びてきました。


フユノハナワラビは
シダの仲間ですが
かなり変わっています。


名前の通り
秋に葉を出し
そのまま冬を越して
初夏の頃には
姿を消してしまいます。


このような生活を
冬緑性(とうりょくせい)と呼んでいますが
今盛りの彼岸花も
冬緑性の植物です。


地上近くの
シダのような葉(栄養葉)から
すっと伸びているのは
胞子葉と呼ばれるもの
花のように
見えることから
フユノハナワラビと
呼ばれています。




小さなつぶつぶは
胞子嚢(ほうしのう)と呼ばれ
中には細かい胞子が
ぎっしり詰まっています。


普通のシダ植物は
葉の裏に胞子嚢を
つけるものが多いです。


我が家の
フユノハナワラビは
先週まで盛んに
胞子を飛ばしていました。


このシダを
初めて知ったのは
大昔の観察会でのこと。


学芸員の先生は
胞子から発芽した
前葉体(苔のような物)は
葉緑体を持たず
土の中で菌類から
養分をもらって
生活していると
話されていたました。


余りにも
熱心だったので
今でもよく覚えています。



昨夕の夕焼けは
とても美しかった
AさんSさんと3人で
心行くまで堪能しました。

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