木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

シオガマギク スクリューの様な花

2020-10-08 07:01:25 | 木曽Now

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開田高原の散歩道で
シオガマギクの花を
見つけた。


ススキの生える
草原を少し下りた所で
ピンク色の花がチラリと見えた。


望遠レンズで確かめてから
ススキをかき分け
下りて行った。


週に何度か通る農道
こんな場所で
咲いていたら
気がつかなかったのも
無理ないか。


花を見たとたん
トモエシオガマ?
と思ったが
先端だけでなく
茎の途中からも
花が咲いているので
シオガマギクと
判断した。


花の上からのぞくと
船のスクリューを
思わせる花をつけている。


この仲間の花(旧ゴマノハグサ科)は
上下に開いた
唇形をしているはず。


ところが
シオガマギクの花は
下唇は大きく開き
上唇は鳥のくちばし状
何とも変な花だ。


その嘴の先から
飛び出しているものは
雌しべの柱頭だろうか?
好奇心がむくむくと
頭をもたげてきた。


持っている
ピンセットと
ハサミで開いてみると
雄しべが出てきた。


どうやら雄しべは4本
折りたたまれたような
下唇の中にあり
雌しべの柱頭だけが
飛び出している
構造をしている。


どうして
外に雄しべが
出ていないのか?
昆虫はどうやって
入り込むのか
疑問がますます広がった。