木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

キンミズヒキ ありふれた花ですが

2019-08-05 07:49:46 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  17.4℃     昨日の最高気温  29.8℃
木曽町新開      午前7時の気温  19.5℃     今朝の天気    晴れ

先日に引き続いて
今日もヒッツキムシ。


バラ科のヒッツキムシは
珍しいと思うのだが
キンミズヒキの花だ。


高原にかかわらず
低地でも見られる
ありふれた花だが
なかなか
美しい花なのだ。


花は黄色で
バラ科の特徴でもある
花弁は5枚
雄しべは約10本
雌しべの柱頭が
2本見えている。



(受粉すると雄しべが綺麗にカールしている)

面白いことに
5枚ある萼片の外側に
副萼片を持っている。


よく見ると
この副萼片に
カギ状のトゲがあり
きれいに内側に
カールしている。


蕾の状態の花を見ると
この副萼片が
はっきりと見て取れる。


これは花が終わって
果実になっても
残って果実を
包んでいる。


このトゲが
人の衣服や動物の体に
ひっかかることで
種子を広範囲に
散布しているのだ。

(2016.10.22撮影)

蕾や綺麗な花を
咲かせながら
種子散布の準備を
着々と進めている
植物恐るべし!