5月24日 友人の持っている葛飾北斎の「北斎諸国名橋奇覧」から「足利行道山くものかけはし」と「かうつけ佐野ふなはしの古づ」という版画の絵の場所がどこなのか行ってみようと、足利の行道山へ!
友人の「足利行道山くものかけはし」(1833~34頃)の絵
行道山浄因寺の駐車場までの道が、昨年の台風の影響で途中までしか行けず(6月30日に工事が終わる予定)車を道路わきに停めて、歩いて40分~50分
看板が立ってあり、北斎の絵のことが書いてありました。
画面下から雲がわきあがり切り立った崖の上に建つ清心亭に雲のたなびく情景が「くものかけはし」の題となった。
本堂と茶室の清心亭を結ぶ天高橋が木々が生い茂って見えないので、近寄って見てみました。橋は鉄骨で本堂は今は無くなってました。
友人の「こうつけ佐野ふなはしの古づ」(1833~34頃)の絵
この絵は万葉集に「かみつけの 佐野の舟橋 とりはなし 親はさくれど 吾はさかるがへ」という東歌があり、佐野の舟橋が出てくる。また藤原の定家の古歌「駒とめて袖うち払ふかげもなし佐野の渡りの雪の夕暮」にもちなんで、文政末期に葛飾北斎が江戸時代の風景に置き換えて描いたものとある。「ふなはし」とは船を並べた上に板を渡した仮ごしらえの橋で、描かれた橋は実在しない言い伝えの橋と記述されている。館林から佐野に向かう利根川にかかる橋からの風景かな?(確信はない!)
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