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『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

日本国憲法―その拘束

2015-05-14 08:53:06 | 日記

江藤淳氏が昭和55年に書いた『1946年憲法―その拘束』は当時日本社会に衝撃を与えたましたが、その後江藤淳氏が指摘した改正の機運は盛り上がりませんでした。筆者などは駆け出しで当時は自身の資格取りに奔走していました。日本全体でみても当時は日本経済最盛期に向けて突き進んでいく中、経済を優先していたことがうかがわれます。しかし、江藤氏の指摘は35年経った今でも十分通用する内容で抜きんでています。新しい日米同盟と憲法改正、沖縄基地移設問題、TPPは別々のようですが、すべて連動しているのです。TPPなどによる経済面での日本の譲歩と米国の軍事面での譲歩が新しい日米同盟であり、米国が新しいパートナーとして日本を指名したことにほかなりません。今となっては、第2次世界大戦での日米決戦はまったくもって無意味でした。憲法改正を通して日本が正式に自衛権を持つことによって、世界で応分の負担をさせ米国は第7艦隊が駐留する横須賀・佐世保・沖縄などの基地を手放すことになると思います。江藤氏が本で指摘したように平和ごっこからの脱却です。日本国内でも憲法改正に異論が噴出するのに中国・韓国が容認するはずはありません。中国の台頭→米国の国力低下→米国世界の警察官卒業→日本をパートナーとして指名→中国・韓国による日本批判→米国日本抑え込みから、新たな同盟に舵を切る→国防を盾に韓国説得→反日は国是、中国寄りへ→新冷戦時代へこのような流れに今後進むのではないでしょうか?それにしてもこのような遠大なシナリオを作り出した米国頭脳集団には驚嘆です。 

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