シャープ資本金1218億円から1億円へ減資のようです。おそらく実質債務超過なのでしょうが、政府が国策として日本を代表する企業を潰したくないのでしょう。この場合減資のあおりで投資家に損害もしくは儲け損ないが発生しそうです。損害は株主の狼狽売りや減資による実質株価の下落、いずれ行なわれるであろう増資による希薄化です。また空売りを以前からしていた投機家には利益の希薄化です。右往左往しても儲けられるのは増資によって支配株主になれる新たな株主だけでしょう。
シャープ 東証一部 6753
現値
199
出来高
241,169,000
178新
以下コピー 経営再建中のシャープが2014年3月期に1218億円あった資本金を、1億円に減資する方針であることが9日、分かった。これにより累積損失を一掃する。経営破綻していない大企業がこれほど大規模な減資を行うのは異例だ。14日に15年3月期決算とともに発表する経営再建計画に盛り込む。
シャープは債務を優先株などの資本に振り替える「債務の株式化」により、2000億円規模の金融支援を受けることで、主力取引銀行のみずほ銀行や三菱東京UFJ銀行と合意している。減資に関しても2行と既に合意しているとみられる。
累積損失を一掃すれば、他社との資本提携が進めやすくなる。また、資本金を1億円以下にすると中小企業とみなされ、法人税への軽減税率の適用や赤字企業にも課税する外形標準課税の対象外となるなど、税制上の優遇措置が受けられる。
シャープの15年3月期連結決算は液晶パネル事業が振るわず、液晶テレビや太陽電池の両事業も大幅に悪化し、純損失は従来予想の300億円から2000億円超に拡大する見通し。2年ぶりの赤字で、14年3月期に208億円あった単独の繰越欠損金はさらに膨らむ見込み。
このため、同社は減資に踏み切ることにした。株主の合意が必要なため、6月下旬に開く株主総会で決議する予定だ。
シャープは債務を優先株などの資本に振り替える「債務の株式化」により、2000億円規模の金融支援を受けることで、主力取引銀行のみずほ銀行や三菱東京UFJ銀行と合意している。減資に関しても2行と既に合意しているとみられる。
累積損失を一掃すれば、他社との資本提携が進めやすくなる。また、資本金を1億円以下にすると中小企業とみなされ、法人税への軽減税率の適用や赤字企業にも課税する外形標準課税の対象外となるなど、税制上の優遇措置が受けられる。
シャープの15年3月期連結決算は液晶パネル事業が振るわず、液晶テレビや太陽電池の両事業も大幅に悪化し、純損失は従来予想の300億円から2000億円超に拡大する見通し。2年ぶりの赤字で、14年3月期に208億円あった単独の繰越欠損金はさらに膨らむ見込み。
このため、同社は減資に踏み切ることにした。株主の合意が必要なため、6月下旬に開く株主総会で決議する予定だ。