源泉かけ流し本物の温泉を探せ!

温泉人の温泉人による温泉人のための温泉ブログ

奥塩原新湯温泉

2006-11-10 17:49:44 | 本物の温泉を探せ!
栃木シリーズ三日目その②ということで・・・
福渡温泉のあと、同じ塩原温泉郷の奥塩原新湯温泉に潜入。

奥塩原新湯温泉は、塩原温泉郷の中でも異色の存在で、他の10ヵ所の温泉は異なり、唯一強酸性の硫黄泉が湧出する温泉です。
似ている泉質では同じ栃木県の那須湯本温泉があるけど、入湯すると泉質の違いや、皮膚の感じ方が違うのが分かるぐらいで・・・
しかも、成分含有量は倍、硫化水素量も倍なので、那須湯本温泉よりもヘビーな温泉です(寺の湯源泉の場合)。まぁ隠れた名湯というヤツかなぁ?

共同浴場は「寺の湯」「中の湯」「むじなの湯」と3軒もある素晴らしさ!
約一年ぶりの訪問だけど、何も変っていないそのたたずまいが嬉しいね。
まずは、「中の湯」に入ってと・・・

本当に小さい建物だけど、浴室はもっと小さい(当たり前か・・・)
タタミ2畳ぐらいの広さの浴室に、タタミ1畳ほどの湯船がひとつ。
まさに侘び寂びの境地とはこのことかもしれない。

浴室は強い硫化水素のニオイが充満して・・・何となく北海道の登別温泉のニオイと似ている気がするな・・・う~んイイ香りだ!
しかし、硫化水素は毒性の強い気体で、一定以上の高濃度になると酸欠で死に至ることもあるので注意も必要だけど・・・今年の正月にも秋田県で死亡事故があったしね・・・
しかし少量だと気管支喘息に効果があるらしく、まさに劇薬。

そして真っ白な乳白色の湯につかると・・・アチッ!
おそらく45℃ほどあるだろうか?
かなり熱めの風呂でして、小さい湯船に熱い源泉がドバドバと注がれているので熱いこと熱いこと。

すぐ横にある女湯とは天井でつながっているので、オバちゃん・オバアちゃんの話し声と笑い声が聞こえてきて・・・なんとなく、昔のドリフのコントでよく聞こえてきたオバちゃんらしき笑い声と似ている気がするのは空耳だろうか?
それにしても耳に残る笑い声・・・確実に二十年はタイムスリップした心境です。

体の火照りが残る中、続いては「寺の湯」に転進。
この「寺の湯」は奥塩原温泉唯一の混浴となってます、ハイ。
混浴云々は抜きにして、「寺の湯」が新湯では一番好きな共同浴場で、何故かというと、実は3軒はそれぞれ源泉が異なっていて、この「寺の湯」の源泉が何故か一番しっくりくるからで・・・決して混浴が目当てぢゃなかですタイッ!

中に入ると・・・20代後半から30代前半の女性が着替えを終え、丁度出て行くところで・・・そう脱衣所も一緒なんです、この寺の湯は・・・
「ちっ」とココロで舌打ちして・・・しません、しません、してません!

さすがにこの寺の湯は若い女性はいないと思ったんだけどいるんだね・・・違う意味で感心してしまう次第で。
あなどれず、あなどれず、マナーはしっかりと守らなくちゃね(^^)

と、雑念を捨て去り、早速湯船の中へ。
ちょっと熱めだけど、鼻をつく硫化水素臭と、肌への刺激がたまりまへんな!
これでこの日は福渡温泉も入れて4湯目・・・さすがにちょっとお疲れモード・・・
う~今日は「むじなの湯」はパスするか・・・

ちなみに画像は中の湯です。


奥塩原新湯温泉「中の湯」
栃木県那須塩原市湯本塩原
TEL0287-32-4000(観光協会)
href="http://www4.ocn.ne.jp/~siobara/arayu/">http://www4.ocn.ne.jp/~siobara/arayu/ 奥塩原新湯温泉
入浴時間7:00~18:00
入浴料金300円
泉質 単純酸性-硫黄泉(硫化水素型)
源泉かけ流し
源泉が蒸気泉のため、蒸気に水を当て浴用使用
加温なし
消毒薬剤(塩素系薬剤)添加なし


奥塩原新湯温泉「寺の湯」
栃木県那須塩原市湯本塩原
TEL0287-32-4000(観光協会)
URL http://www4.ocn.ne.jp/~siobara/arayu/ 奥塩原新湯温泉
入浴時間7:00~18:00
入浴料金300円
泉質 酸性-含硫黄・アルミニウム-硫酸塩泉(硫化水素型)
源泉かけ流し
加水なし
加温なし
消毒薬剤(塩素系薬剤)添加なし

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