絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

一絃琴の新しい情報

2006年02月09日 15時06分46秒 | 一絃琴
ときどき、新しい一絃琴の情報がないか、
いろいろなところで検索しているが、高知のひとで
HPにいっぱい写真を乗せている方がいた。
2005、2006と2回演奏会の模様を
音源と共にアップしている。
(音は、PCによっては制御されているかもしれません)

2005「龍馬の生まれたまち記念館」での演奏
(珍しく男性の姿も!さすが土佐の高知!)

http://katuo.obi.ne.jp/hot_3/itigenkin05/itigenkin05-01.html

音はやっぱり、ぼわ~~~ん、という感じですね。
生音、聞いてみたいです。

読者が作品をつくる

2006年02月09日 11時09分37秒 | Weblog
「お二階が みしみしいうて 寒椿」 (京都在住の方の句)
    ↑の、だったかな?

これは、NHKの俳句の番組でとりあげられていた作品です。
入選され、京都のどこかの会場で、選者の先生の評価を
聞く番組でした。
この俳句、どこかで見たなあとぼんやり考えていました。
地元新聞の文化欄だったかもしれません。
(本歌取りなのか?…冗談です)
このままではないけど、二階がみしみし言う、というのが
印象的なのです。ひょっとしたら、短歌だったのかもしれません。
(どなたか、覚えていらっしゃいませんか)

選者の先生が、この「2階がミシミシいう」というところに
やはり目をつけておられました、「いろいろなことを空想される」と。
はっきり言われなかったが、つまり暗に男女のことをさしておられた。
(本歌?の方ではそういう意味)

そして、会場にその作者の方がおられて
インタビューとなった。(せんでもいいのに)
「どういうお気持ちで、この句は作られましたか?」とか何とか…

その答え
「はあ、それは『河合寛次郎記念館』に行ったとき出来ました。
古い建物なので、2階を見学している人がいて床がミシミシいい、
自分は1階にいて目の前には椿が生けられている、そのままを
句にしました。」

…なんか興ざめの雰囲気…

選者の先生
「ああ、そうですか…寛次郎記念館は古いですからねえ~
京都ならではの、『みしみしいうて』というところがいいですね」

作品ができた状況や、作者の意図って
別に聞かなくてもいい、
「いわずもがな」っちゅうこともあるようで。
選者の深読みというか、作品のひとり歩きというか…