つむじ風通信

「信州うらの畑」へようこそ!松代町は長芋の産地で歴史の山、妻女山(斎場山)は我が里山です。

今シーズン最後のキノコ採りは武勇伝!?

2006-11-01 17:39:41 | 気まぐれ雑記


昨日10月の最終日、畑仕事はいよいよ長芋堀に入るところですが出荷先の都合で1~2日空きが出来てしまいました。それならばとまだ山に生えているであろうキノコを採りに行こうと話はすぐにまとまり今回は親戚のtoeさんも含め総勢4人でのキノコ採りとなりました。

山は朝早く登りお昼すぎには帰宅したいところですが、今回は一人到着を家で待って出かけたので9時半頃になってしまいました。いつもの駐車場からラジオ、鈴、笛、杖、背負い籠などめいめいで持ち、お昼とおやつ、飲料を二つのリュックに分けいざ出発となりました。

途中バイクできた初老の男性がハナイグチと紫シメジをすでに採りビクに入れてありました。すれ違いに軽トラの男性1人も坂を下ってきてあったのか、無かったのか分からないところですがすでにいた先客に先を越されたか?と思いながらいつものルートをひたすら登っていきました。

前回採ったとしても他にもまだ見落としもあるし、今回はお昼も持ってきたので昔(20年位前)のポイントや人数の多さで上下に広く探す事が出来ました。

すでにハナイグチはピークを過ぎていましたが、結構良い状態のがありもちろんしっかりと籠に入れておきました。キノコは水のある沢すじや倒木に生えているので足元が危険な場合も多くあります。今回も荷物の多さとあまりに急な斜面に自分の体の重みが加わってそれぞれにすべり落ちましたが、そんな時に体を保護してくれるのが自分で背負っている背中のリュックです。

お昼までに3時間ほど歩きほどほどの収穫がありました。ハナイグチ、紫シメジ、クリタケです。展望の良いところでお昼を食べた後、いよいよ戻りのコースでキノコを探しながら山を降りてきます。ここ数年は特に温暖化の影響か霧があまり発生しなくなったので、紫シメジのような枯れ葉の堆積した場所にシロ(菌をはること)が少なくなくなりました。

帰りのコースは特に唐松林が多く、猪の足跡が無数についておりそこらじゅう走り回って餌を食べている様子が見られました。ニホンカモシカもおり、前回は遭遇しましたが今回は足跡と糞だけでした。熊は続きの山にはいますが、私達のルートへはあまり渡ってこないようで、木への爪跡や糞などはめったに見た事がありません。それでも特に今年は各地で里に熊が下りて来ているので私達も出来るだけの熊よけグッズを持って山に入る事にしています。

場所的に高山ではないので採れるキノコの種類は多くありませんが、クリタケなどの美味しいダシがでるキノコは冬場の大変重宝な食材になります。山歩きもそろそろ6時間を過ぎ戻りの場所に近くなってきた時に先に大きな倒木がありました。そこにな、なんと無数のクリタケが生えており一瞬血圧が上がると思うほど、歓声とも奇声とも分からない声があがりました。4人で一通り採りこの道を来て良かったと言い合いました。何本かある中の細ーい道を帰ってきたのですが誰も、ここを通っていなかった事が幸いしました。

今回の収穫は写真下からクリタケ、ハナイグチ、紫シメジ、ムキタケです。真ん中左は連れが舞茸か?と言いましたが標高的に違うものでしょう。図鑑で調べてみます。今回も結局7時間ほどの山歩きでしたがキノコを採りながらだと結果こんなに歩いたのかと後で自分達で驚いています。キノコパワー恐るべし!!!


(川柳)山を見て  キノコないかと  気もそぞろ

    カモシカも  クリタケ味見の  贅沢さ 

    ダイエット   キノコ三昧   効果あり?       FUKI