先日の10月2日に「立山黒部アルペンルート通り抜け」の日帰りバスツアーに行ってきたので、その様子を紹介します。メンバーはかしまし(元)3人娘です。天気予報によると、当日は全県的に晴れから曇って夕方頃には雨というものでした。ともあれ、標高の高い山に行くので、ラフな服装でヤッケなど防寒着を持っていき、靴はスニーカー、鞄は背負えるタイプといういでたちです。
朝6時過ぎに長野駅前を出て、バスは一路西にひたすら山道を走っていきました。黒部ダムへいく長野県側の玄関口の扇沢で一度バスをおります。さあいよいよ数種類の乗り物を乗り継いで山越えとなります。
扇沢駅(標高1433m)ここに来るまでにすでに小雨がぱらついていたのですが、やはりこの時点で本降りになってしまいました。トロリーバスを待っている間売店の人が絵葉書や黒部湖遊覧船のガルベ号のチョロQなどをしきりに売っていたのですが、すでに大勢の人達が列をなして改札に並んでいる状態でしたので、品定めをしている暇はありませんでした。またここで一度トイレに行っておいたほうが、いいでしょう。トロリーバスは環境にやさしい乗り物で山道を走る路面電車のバス版のような感じでした。
黒部ダム(標高1470m)バスを降りると第一目的のダム湖です。ダム一面の景色を眺めるには、二つのコースがあります。やや高い展望台から見るゆったりコース、きつい階段をいく段も上っていきより高い場所から眺めるコースです。たいがいの人達はこちらをいった様です。中間の踊場で小休止をしやっと外に出たと思いきや、やはり雨が降っていたので、傘を広げましたが、すぐそれは役にたたないとさとりとじました。それでも悪天候の中ダムや山々の景色も全部雲に隠れることなく、写真も何枚か撮ることが出来ました。これからダムの橋を通り黒部湖まで行くために鉄骨の必要以上に眺めが良すぎる階段を、何段も下りていきます。高所恐怖症の所へ持ってきてさらに強風が吹いており、なかなかスリルのありすぎるルートでした。写真はダム湖放水の様子と橋のほぼ中央の欄干から真下を、撮ったものです。水の色が独特ですね。これは成分によるものでしょうか。ここでひとつ気ずいた事なのですが、子供目線では欄干の間から、下を見るようになりますがその隙間が大きすぎます。とても危険です。網を張るなりなんとか工夫してほしいですね。そんな事を思いつつ雨風に打たれながら、黒部湖につきました。
黒部湖(標高1455m)ここからは地下ケーブルでいきます。駅員さんのユニークな説明を聞きながら待っていると来ましたよ、すごく斜めった乗り物が。どういう状態で乗るのかと、一瞬考えてしまいましたが、やはり床は階段状態になっていたんですね。乗り物は貸切バス以外はみな指定席ではないので、どうしても座れない人もでてしまいますが、それぞれに短い区間ですのでそれほど苦にはなりません。それでもあと10日ほどしたらもっと混んでくるので各々の駅での待ち時間が長くなる様です。
黒部平(標高1828m)ここからはロープーウェーになります。待ち時間に外の展望台に出てみると、雨はさほどではないのですが、風がやはり強くこれから進もうとする方角は途中からすでに雲の中という状態です。黒部まで登ってくると、紅葉もだいぶ色づいており、なかなか良い眺めでした。
大観峰(標高2316m)ここまでくると大分気温も下がり暖かい飲み物がほしくなってきます。ここからトンネルバスに乗り第二目的地(コース一番のメイン)の室堂に向かいます。時間差で登って来た人達が、皆集まってくる場所なので混み合っている事が予想されます。
コース後半は次回のブログをご覧下さい。お土産は各駅にほとんどありますので、試食がてら選べます。限定の日本酒から鱒寿司、イカ団子まで(日本海から近いので)あります。こんな山奥なのにと、標高の高い山で売っている海系の土産ものには少々違和感をおぼえました。後で下界に下りてから土産専門店に寄ったのですが、この山の上で売っている物の方が充実していました。 黒部ダムの案内は検索で関連のHPも含め色々載っていますのでよろしかったら参考にして下さい。 FUKI
ただ、moriさんもいっておられるように、きちんと、山をなめちゃいかん装備が必要ですね。
魚好きの私としては、ダムで岩魚やヤマメの住処が奪われて行くのが一番、気になります。治水のためとはいえ、他に、方法はなかったのだろうかと思ってしまいます。
こわした自然は、回復するまでに、何倍の時間がかかるのですから。
でもそれで黒部川は死んだんだよね。いつだか下の水を試験放流したら、ヘドロが日本海まで流れたそうな。
だれでも簡単に2000M以上の高地にいけるから、高山病になったり、軽装でふらふら散歩して遭難しそうになったりが多いそうだ。それなりの準備をしていかないといけないところですがな。