つむじ風通信

「信州うらの畑」へようこそ!松代町は長芋の産地で歴史の山、妻女山(斎場山)は我が里山です。

信州、天然キノコの「ぶちこみうどん」

2006-09-26 19:02:28 | 気まぐれ雑記


そろそろ秋のキノコシーズンに入りました。すでに標高の高い場所ではいろんなキノコが採れていることでしょう。私の地元信州、北信地域の里山でもハタケシメジ・ハナイグチ・サクラシメジ・ウラベニホテイシメジなどが生える時期です。そんな訳で朝8時頃から出かけていきました。すでに知っているハタケシメジのポイントでは菌が道の上の方まで広がりはじめまだまだ雨さえ降れば十分出る様子で、その中から今日採り時のキノコだけを採り袋に入れました。防災用道路を一時間ほど登りながらその道の終わりまで行き、そこから山の斜面のキノコポイントを戻り(下り)ながら探していきます。

山はまだまだ秋の気配はほとんどなくいつもの山道も草木が沢山おおい茂り、キノコも例年より10日ほど遅れているようです。なので今回の収穫もハタケシメジ・ハナイグチ少々・サクラシメジ少々でした。

それらの天然キノコと秋ナスなどを入れたうどん(具材は好み)が信州、北信では「ぶちこみうどん」と呼びます。今回は自家製茹で麺で醤油味にしました。本来ならば生麺を味噌仕立ての汁に入れて煮込むほうとうの様な食べ方をします。写真のような天然のキノコは良いダシが出るのでどんな料理にしても美味しく出来上がります。冬はこれまた郷土料理の「おしぼりうどん」なる物があります。他県の人から見るとまか不思議な食べ方も地元の慣れ親しんだ人には忘れがたい味になりうるので不思議な物です。しかし、ともすると今の子供たちには薄れて締まっている様な食文化になっている事を残念に思います。

今日の午後から明日にかけてまとまった雨が降る様なので、またしばらくしたら山に行こうと思っています。とにかくキノコには雨が不可欠ですね。

(川柳)キノコ採り  食べれば納得  秋の味        FUKI