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>精神力とスピードで夢つかむ…日馬、両横綱の壁に風穴

2009年05月25日 06時02分45秒 | 社会
ハンデがあっても勝てるんですよね、勇気をもらいました・・。

>以下抜粋

>精神力とスピードで夢つかむ…日馬、両横綱の壁に風穴

 悲願の初優勝を遂げた日馬富士は、込み上げる喜びに見合った言い回しが見付からなかったのだろう。

 「うれしい。本当にうれしい」と同じ言葉に力を込めた。5大関の中では唯一、優勝経験がないだけに、むしろ胸のつかえが取れたようなホッとした笑顔だった。

 本割では琴欧洲にもろ差しを許す厳しい体勢から思い切った首投げで逆転。白鵬との決戦でも「思い切った相撲を取る」が立ち合いに生きた。ズバッと左を差して主導権を握ると、横綱に反撃のスキを与えない完勝で賜杯を飾った。

 2000年の夏、師匠の伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)がモンゴルでスカウトした。16歳で来日して約9年。初土俵は86キロ、現在も幕内平均を31キロも下回る126キロと最軽量だ。「体が小さいから、精神力で負けたら相撲にならない」という師匠の方針で、1日50番以上の猛げいこでスピードを磨いた。師匠も「つらくてモンゴルへ戻りたいと言ったことはない」とタフな精神力を褒めた。三役、大関と昇進を重ね、モンゴル相撲の関脇だった父の交通事故死も乗り越えた末、初優勝の夢をつかんだ。

 ここ3年で白鵬、朝青龍以外の力士が賜杯を抱いたのは、昨年夏場所の琴欧洲だけ。2横綱の分厚い壁に風穴を開けた日馬富士。モンゴル最強軍団に、また1枚、役者が加わった。(下山博之)

(2009年5月24日21時13分 読売新聞)