深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「巨大地震にどう備えてゆけばよいかに想う」

2012-05-02 11:18:15 | Weblog
昨年の東日本大震災で、バカバカしいことではあるが「想定内」「想定外」と言う言葉がはやった。

何十メートルと言う高さの津波が押し寄せたために、民家はおろか学校、病院など堅牢な建物も大きな被害を受けた。

東電社長だったか、会長だったか、福島原発事故に対して、この「想定外」なる言葉を発していた。

いろいろ後でわかったことであるが、古文書や歴史書で、過去にも今回の地震による津波規模のものがあったと想定されていた。

そのことが明るみに出ると、とたんに、この想定外なる言葉の威力がなくなってしまった。

いま、また、津波の想定が見直されて引き上げられている。

それに対して、「1000年に一度」の対策をといろいろ考えられているが、自分はやれるものから確実に実施して欲しいと思っている。

現在の状況から危険性を確実に取り除くことのできるものとしては、現在稼動している原発の「廃炉」である。

稼働中よりも、廃炉にむけて冷温停止中の原子炉がより安全であることは、素人でもわかる。

まだ、人間の力では、「核」危険性をコントロールできるところまで行っていない。

危険性のあるものほど、儲けにつながるものだから、欲ぼけた方は盛んに安全を吹聴している。

原発に安全など、絶対に無い。

物事を、「足し算」ばかりで考えないで、「引き算」で考えることも、この場合よいのではないか。