バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

ゾーンディフェンス?…2014

2014-01-21 07:39:33 | やっぱりミニバス!
平成26年 1月21日 火曜日
 
「ゾーンディフェンス?…2014」


ミニバスの指導者で、すぐにゾーンディフェンスをチームディフェンスにしようとする指導者の方へ


何故、ミニバスの子供達にマンツーマンディフェンスを修得させずに、ゾーンディフェンスをさせるのか?

その問いかけに応えて欲しいのです。

例えば、チーム内の子供達の学年構成に年齢差があるため、本来はマンツーマンディフェンスを追求したいが…

身体的な運動能力に差があり、チームディフェンスがその局面で崩れるから…領域を守るゾーンディフェンスを行うと言うなら、まだ筋だった応えであるので、理解はできます。

理解できながらも、やはり違うと思うのです。

マンツーマンディフェンスの1線、2線、3線のディフェンスを修得させることをせずに、ゾーンプレスをやらせることは誰のためでしょうか?

あの明成高校の佐藤信夫先生が教えるチームディフェンスの最初のスタイルは、ハーフマンツーにディフェンストランジションをして…

そこから1線のボールマンに攻勢的ディフェンスを仕掛けて、2線に誘い込んでシャットゲートをするトラップディフェンスを仕掛けて、インサイドへのペネトレイトを封じ、

3線のポストフラッシュや、1線からパスしたあとのカットインもチェックバンプで、ギブアンドゴーを封じて、インサイドへの飛び込みを封じるものです。

それには、マンツーマンディフェンスを修得させることが基本であり、次に繋がっていくのだと思います。

そのマンツーマンディフェンスが出来て次のディフェンスのステップにステップアップしていくことが、子供達のディフェンス力は向上していくのだと思います。

その段階を踏まずに、ゾーンディフェンスを教えることは違うと思うのです。

ゾーンディフェンスやゾーンプレスには、ちゃんとしたシステムがあることを指導者は理解しないといけないと思うのです。

あのチームがやっていたから、うちのチームもやってみよう…では理念も何もありません。

それを理解させて指導できる指導力が不可欠です。

チーム内の同じチームメイトに通用するからといって…他のチームに通用するとは限りません。

自分達よりチーム力があるチームに通用するゾーンディフェンスでないと試合で使えないのは明らかであり、

一気にアウトナンバーに持っていかれるのは目に見えています。

ディフェンスの指導も、基本から応用へと、個人からチームへと、その積み上げだと思います。