バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

伸びしろ…2014

2014-01-19 07:15:30 | やっぱりミニバス!
平成26年 1月19日 日曜日
 
「伸びしろ…2014」


今までのやり方が通用しなくなった時に、そこから前に進めないのは、そのやり方に固持し、それが正しいという、虚しい権威から抜けることが出来ないからだと思います。


そんな指導者に巡り会った人は、モチベーションを無くし、それ自体が嫌いになっていきます。

選手の立場でもそうでしょう。


誰でも人間には、学習能力があります。

学習とは、自分の内面を地層のごとく、新しいものを書き込んで、積み重ねていき、

そして古い地層を埋めていき、今まで積み重ねてきたものや、経験から得られた価値観にしがみつくことなく、

常に新しい概念や価値観を、その上から書き換えていく。

その新しい地層を受け入れることが出来る柔軟性がなければならないでしょう。

しかし、何も疑うことなく受け入れることも、自分の積み重ねてきた価値観を安易に否定することですから、

積み重ねてきた価値観を尊重しながら、新しい概念を受け入れるために、理解し、納得出来る自分であることです。

そういう自分でなければ、常に訳もなく、新しいからというだけで、優柔不断に何でも受け入れる、ふらついた自分になっていきます。

そういう自分は、古い概念に固持する人と変わりません。

自分の価値観を尊重しながら、新しい価値観を自分のものに出来ること。

それを柔軟性といい…それを“伸びしろ”と言うのでしょう。

先入観にとらわれない、柔らかい頭の柔軟性を持っている人ほど、伸びしろある余裕があるのです。

思考の柔軟性は、重ねた地層が新しい若者ほど持っています。

指導者は、その柔軟性を持つことを意識しなければならないと思います。

そのためには、積み重ねた権威にしがみつくことなく、謙虚に学ぶ気持ちと、姿勢を忘れないことが大事なことだと思います。