裏庭の何ヶ所かに淡い紫色の花が咲いていたので母に聞いてみると、「ダイコンの花」だと言う。ん?ダイコンの花って白いんじゃなかったかな?
アブラナ科だろうと当たりをつけて調べてみたら、「ムラサキハナナ(紫花菜)」という花だった。
正式名は「オオアラセイトウ(大紫羅欄花」なんだけど、菜の花に似ているので一般的にムラサキハナナと呼ばれている。
また、地域によって「ハナダイコン(花大根)」などの名前でも呼ばれるようだ。こっちの方がポピュラーなのかもしれないな。もちろん野菜ではないので、ダイコンは採れない。
花色は紫で、花弁は4枚。直径は2~3cmほど。
母の話によると、放っておいたらこぼれ種で裏庭のあちこちに勝手に広がっていったらしい。
で、特に甘夏の木の下辺りにたくさん咲いているのだけど、どうやらこの場所がお気に入りのようだ。木漏れ日を浴びて、気持ち良さそう・・。
●ムラサキハナナ(紫花菜) アブラナ科
学名:Orychophragmus violaceus
別名:オオアラセイトウ(大紫羅欄花)、ハナダイコン(花大根)、ショカツサイ(諸葛采)
原産地:中国
別名のショカツサイ(諸葛采)は中国での呼び名。三国志の諸葛亮孔明が、出陣中にこの種子を蒔いて兵糧とした事にちなんでいると言う。・・という事は食べれるのか。どこを食べたのだろうか?やはり根っこかな?そんなに太くはならないようだけど。
(2006年3月11日~3月19日撮影)