採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

干しズッキーニ2010

2010-08-17 | +野菜系保存食

ズッキーニがコンスタントに畑から供給されます。
巨大化させてしまうことは少なくなったものの、小さくても、2日に1本ずつ以上のペースで供給されると、なかなか減りません。
私としてはズッキーニハンバーグが好きなのだけれど、ダンナサマはもう飽きてしまったみたい。

何かこう、スッキリ消費できて、しかも美味しいレシピはないかな?


しばらく前にubsnaさんが干しズッキーニを作っていらしたのを思い出しました。
私も試しに1本やってみよう。

2010/08/08ドライズッキーニ

先日購入したスライサー(安物)で、しゅんしゅんスライスして行きます。
厚さ調節機能つきなので、いろいろな厚さで試してみました。
(あまり薄すぎると紙みたいになってしまってよくないようです)

朝干して、1日でしんなり半乾きです。夕方には取り込みました。

2010/08/08ドライズッキーニ


どのくらい小さくなったかな、と元に戻してみました。
あれ?それほど小さくなっていないような?
(生の状態を撮影しておけばよかったな)

重さは明らかに軽くなったと思います。


半干しズッキーニは、ubsnaさんによると、歯ごたえが出るとか。

なので、ちょうど作っていた割り干し大根(以前作った「イカの足」)のハリハリ漬に混ぜてみました。大根のようなコリコリ感があって、ちょうどよいです。

あと、切干大根の煮物にも投入してしまいました。

奇しくも大根との組み合わせばかりになりましたが、どちらも全然違和感なしです。
ズッキーニって、癖がないので和食でも消費しやすいです。

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サラック椰子

2010-08-16 | +きのこ以外
お盆休みは皆さん如何お過ごしでしたか?
私は特にお盆だからという訳でもないのですが、ダンナサマと一緒に2泊ほど私の実家に行ってきました。
目的は、物資の交換、かな?
ズッキーニを輸出して、ジャムの空き瓶を持って帰ってきました。


実家に植えてもらったジャバラは、今年は不調のようで、実は1個だけしか残っていません。この実もちゃんと熟すかどうか・・。
そもそも木が昨年からほとんど大きさが変わっていないようなのだけれど、それでいいのかしら?肥料が足りないのかな。やはり。


ジャバラの代わり(?)に、何やら変な植物が。

2010/08/13サラックsalakの芽

ウサギの耳のような、V字型の葉っぱです。2枚が重なっているのではなく1枚の葉なのですよ(真ん中に継ぎ目があります)。

母がインドネシア旅行のかばんから出てきたゴミやら(種やら)を庭に埋めたそうなので、きっと何か熱帯のものに違い有りません。

心当たりは、タマリンド、もしくはサラックsalak(スネークフルーツ)、もしくはduku。

この単子葉の葉っぱを見ると、どうも椰子っぽいので、おそらくサラックではないかな。

ウィキペディアで調べてみると、大きな木の写真はあるけれど、「芽」の写真はありません。
「salak sprout」で調べると芽の写真、出てきましたよ~。
やはりこれは、サラック椰子のようです。
念のため日本語「サラック 芽」でも検索してみると、日本語のブログもヒットしました。
そうか、やっぱり、タネを見ると蒔いてみずにはいられないタイプの人っているんだな。そういう人(遺伝子)が農耕を進化させて来たのに違いない(タネをまけば必ず枯らす、狩猟採集縄文人(私)は、種蒔く人を尊敬せずにはいられません)。

調べたところによると、このサラック椰子、成長すると短い茎に6mにもなる葉が多数つきます。
果実は葉のつけ根に房状に実るので、まるで地面に近いところに実がつくように見えるようです。
葉は2m程度の葉柄と細長い多数の小葉からなるのですが、葉柄は、何と15cmにも達する長いトゲにびっしり覆われます。
Wikipediaの写真を見ると、SF映画に出てくる邪悪な生物のような、凶悪な様相です。

果実もヘビっぽくて不気味だけれど、葉っぱからしてこんなに異様な姿のものだったとは・・・。
それほど美味しいフルーツでもないし、冬、さっさと枯れても勿体なくないです。


そうそう、サラックの実。
インドネシアで食べた際の写真が出てきたのでご紹介します。

2010/03/08サラックsalakの実 スネークフルーツとも呼ばれる通り、実を包む皮は焦げ茶色でヘビのウロコのようです。
薄い皮はぺきぺきと剥がすことができます。
2010/03/08サラックsalakの実

中はこのように3つ程度に分かれています。

2010/03/08サラックsalakの実

おしり側。ん~。ちょっと可愛いかも。

2010/03/08サラックsalakの実

中にはこのように茶色い種が(種は基本的には食べません)。
白い部分は「ハイチュウ」のような乳酸菌系の甘酸っぱい味で、歯ごたえはお漬け物のようなコリコリ感があります。
よい状態のものは仲々悪くない味ともいえるのですが、鮮度が悪くなるにつれ、ドリアンのような汗くさいような異臭がしてきます。

品種なのかレストランで店ざらしになっていたのか、渋くて固くパサパサしたものも食べたことがあります。
「ハイチュウ」味で、あら美味しいじゃない、と調子に乗って食べ過ぎると、あとで何だか胃が重たくなってくる気がします。
胃腸の弱い人(母)は超注意です。


■参考情報
実生果樹栽培記のサラカヤシの項:苗木でも次第にトゲが生えてくるようです
Fruit and sprout:トロピカルフルーツと芽の写真集(英語)
wikipediaのサラク:成長した木には凶悪なトゲが!
トロピカルフルーツ成長ノート:サラックはありませんがやや似たラタンフルーツはアルマジロのようで不気味さ満点!

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マー坊(茄子)

2010-08-10 | +野菜
変わったお茄子を頂きました。
わらびさんが長野の産直で買ってきて下さったものです(わらびさんふみえさん、ありがとうございます)!

ひょろり~んと細長く、ラベルには「マーボ茄子」と書いてありました。
ええっ?こんな名前の茄子が本当にあるの??


2010/08/05マー坊ナス

長ナス系は種が小さく組織がきめ細かいので大好きなので、買うときはいつもこのタイプなのですが、こんなに細長いのは初めて!

マーボナスという名前だったら、やっぱり麻婆茄子にしてみなくてはいけませんよね。

2010/08/05マー坊ナス素揚げ

折角の貴重な素材なので丁寧に作ろうと、野菜はまず素揚げしました。

するとなんと!

この細いお茄子が鮮やかなすみれ色に!
矢車菊のような何とも綺麗な色です。
畑のMy茄子も揚げてみたのですが全然色が違います。

2010/08/05マー坊なすの麻婆茄子

麻婆茄子の出来上がり!

青く見えるのはかぐらなんばん(こちらも頂き物)です。
(そしてさりげなく、Myズッキーニも。畑からコンスタントに収穫があるのでこの時期全てのお料理にズッキーニが混入することになります)


この細いお茄子ですが、同時にMy茄子も炒めたのでよく違いが分かりました。
・とても皮が柔らか
・肉質がとてもきめ細かい
・色が綺麗
(育て方にもよると思いますが)とても美味しいお茄子でした。
もし見付けたら、「買い」だわ!

こんなに美味しいお茄子なら、自分で育ててみたいです。
種、売っていないかしら?

という訳で検索開始。
ところが、覚えやすくていい名前だった「マーボーナス」が今度は裏目に出ます。
「マーボ茄子」「マーボーナス」あたりで検索しても、お料理の麻婆茄子が出てくるだけで、茄子の種はみつかりません。
同じ茄子と思われるものを記事にしているブログが1件、見付かっただけです。

茄子の種を売っているお店にはあるかな?と思ったところ、よく似た「味むらさき」というナスの種は見付かりました。この手の細長い茄子はどうやら「ひもなす」ともいうようです。

でもどの種苗店にも「マーボ茄子」に似た名称のものはありません。
きっと最新の品種なのだわ、と思って「なす 新品種」で検索してみると、ようやくヒット!
2007年のサカタのタネのページでした。
正式名称は、「マー坊」。

・・・・そうか、そっちか。

ヘビナスのF1新品種だそうで、「上海の食通に大人気」とあり、中国の坂田種苗で開発された品種のようです。
(ヘビナスとひもなすって同じかな?)
ナスをタネから育てるのは自信がないけれど、いつか育ててみたいものです。
苗、出回らないかな・・・。



■参考情報
サカタのタネニュースリリース2007/11/16:ヘビナスのF1新品種『マー坊』の種子を一般向けに発売
duckbillさんの長~いナスのトマト煮と、ナスパ(細長く切った茄子のスパゲッティ仕立て)
ポメマルさんが鎌倉の産直で買われたひも茄子と丸茄子(丸茄子派に言わせるとヒモナスなんて「食べるところがない」そうですが・・・。)
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カツオオイル漬け

2010-08-09 | +肉・魚系保存食

土曜日の夜、ダンナサマがぽこぽこいう音で気が付いて、南側のベランダから見てみると、結構くっきり見えるサイズ(1円玉くらい?)で3箇所も、花火が上がっています。

似たような大きさで連なっているので、利根川沿いかもね~とビールを飲みながらのんびり花火を見ていると、地平線上の他の場所にも花火が見えます。とっても小さいですが、電灯などではなく花火とはっきり分かります。

その数合計9箇所!
ええ!?
今日ってそういう日なんだっけ?お盆の入りとかそういう日??


後で気になって調べてみると、埼玉や千葉、茨城の取手、などなど、関東各地で花火大会があったようです。
それぞれ、8000~1万数千発の花火が打ち上げられたので、我が家はなんと、9万発の眺め!

いや、どれも手許の線香花火の方が立派というくらいの微かな見え方なのですが、それでもとってもお得な気分で、ダンナサマはほくほくしていました。


===================

土曜日に買い物に行ったら丁度カツオが安く売っていました。
ダンナサマが先日来、カツオオイル漬けどうお?、カツオいま安いのでは?と積極的にアピールしており、この日も一緒だったため買い物籠に入れられてしまいました。

という訳で、カツオオイル漬け。
一昨年初めて作り、なかなか美味しく出来ました。昨年は結局作らなかった気がします。
久々だけど、うまく行くかな?

■■カツオオイル漬け2010
■材料
カツオ 背中側2サク

漬け込み用:ドライハーブ(ロリエ、チャービル、バジル)
漬け込み用:ベランダのハーブ(タイム、セージ)
オイル煮用:赤唐辛子、ローズマリー、タイム、ロリエ

■作り方
(1)漬け込み用のハーブを細かく刻んでおく。
(2)カツオに塩とハーブをまぶす。
(3)ピチットシートにくるんで、一晩おく。
(4)鍋にお湯を沸かし、表面が白くなるまでさっと茹でる。
 この時表面にまぶしたハーブがだいぶ落ちるが気にしない。
(5)前回は、瓶に入れて炊飯器の保温モードで加熱しましたが、今回は、オーブンで加熱してみることにしました。
カツオが丁度入るテリーヌ型にハーブを入れカツオを並べる。
ここにオイルをたっぷり、カツオが隠れるまで入れる。
これを湯煎状態で、オーブンの低温(家のオーブンは120度が最低)で加熱する。
テリーヌ型の中に温度計をセットしておき、オーブンを切ったり入れたりしながら60度~70度の範囲を維持する(テリーヌ型が肉厚のせいか、一旦温度があがるとその温度を維持しやすい気がしました)。
テリーヌ型の縁ギリギリまでオイルを入れると、運ぶ際にこぼれやすいです。
高さに余裕のある型の方がいいようです。
(6)適当に加熱したら、焼け具合をチェックする。カツオに爪楊枝を刺してみて、赤い汁が出なかったらOK。
(7)(保存)前回は瓶に詰めて煮沸保存したような気がします。
でも、煮沸してしまうと、折角低温で柔らかく煮たカツオを、高温で煮ることになるような気がします。
今回はオイルに沈めた状態で冷蔵庫にしまい、1週間程度で食べ終えてしまおうかと思っています。
(9)カツオのダシの出たオイルは、ジャガイモを炒めたりなど、色々活用出来ると思います。
(10)(サービング)今回は、冷たいラタトゥイユに出来たての温かいカツオを添えてみました。魚の臭みもなくとても美味しいです。
昨年作ったグリーントマトチャツネを添えるとさらにスパイシー感が加わってなかなかでした。チャツネって、タンパク質(肉・魚)を食べるためのものなんだな・・・。


2010/08/08カツオオイル漬け

さっと湯通ししてテリーヌ型(ピッタリ☆)におさめたところ。
ここにオイルを注ぎ、湯煎にしてオーブンに入れます。


(出来上がり写真あとで:)

チャツネを添えて、ラタトゥイユと一緒に食べました。
   


一昨年は、そういえばミニパプリカのツナ詰め、というものを作りたくてカツオオイル漬けを作ったものの、ミニパプリカの方が入手出来なかったのでした。
今年はミニパプリカをベランダで育てているものの、ついこの前、(カツオオイル漬けを作るなんて想定しておらず)在庫を全部消費してしまったのです。
いまあるのは、2個、かな。 うーむ。これだけでは・・・。

■参考情報
かずさんのハガツオオイル漬け
(当ブログ)カツオオイル漬け(2008)と、ミニパプリカのツナ詰めの写真
かずさんのヨコワマグロオイル漬けを使ったパスタ、カレッティエーラ(車夫風)
(パンチェッタ(豚バラ肉の塩漬け熟成肉)やグアンチャーレ(脂身の多いのど肉の塩漬け熟成肉)などとツナを合わせる面白いレシピです)
カイエさんのカツオのオイル煮(シャトルシェフ使用)
カイエさんのカレッティエーラ(車夫風)パスタ

(当ブログ)グリーントマトチャツネのレシピ:作ってはみたものの怖くて開けられなかったのですが意外と美味しいことが分かりました。レシピおよび製作ドタバタ記、よかったら読んでみて下さい。梅ペーストを入れたことは、いま読み返すまで忘れていました。

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明宝ハム

2010-08-05 | +乳製品・肉・魚・卵
明宝ハムってご存知ですか?
私はこれまで聞いたこともありませんでした。紹介して下さったのは、中部地方在住のmiyakoさんです(miyakoさんありがとうございます~)。

見た目はね、親しみやすいというか、庶民的というか、地味なんです。


2010/08/05明宝ハム

まるで魚肉ソーセージを思わせるようなシールに包まれています。
でも中身はプレスハムです。

カットしてみると・・・

2010/08/05明宝ハム

こんな感じ。
おや!?塊肉がゴロゴロしているのでは?

(外見から擂り身状のソーセージを想像していたのですが、そういえばプレスハムですものね)


そして食べてみると、ですね。
なんだかとっても美味しい!!

ハムって、スーパーのをたま~に買うくらいで、あまり食べなかったのです。というのもごく少量の割には高いし、食べてみるとなんだか蒲鉾のような甘い味がするし。
買うたびになんだかがっかりするので、最近はもうハムコーナーにあまり足を運ばないくらいでした。
専門店のものは違うのかもしれませんが、更に更に高価で、よっぽどの機会でもないと買えないです。


このハムは、しっかりお肉の旨みがあって、妙な甘さがありません。どちらかというと塩分がしっかり効いています。
もうちょっと食べたいなー、と思わせる、素朴な味なのです。
ダンナサマも大変気に入って、ハムエッグにしたり、ポテトサラダに入れたり、そのまま焼いてハムステーキにしたりして堪能しました。

(見かけの割に)おぬしやるな!

感銘を受けて、調べてみると、こだわりと歴史と、そして物語のある会社なのでした。

ハム作りに際しては、主に次のようなポリシーがあるそうです。

・国産豚モモ肉の生のみを使用
・保存料・着色料・酸化防止剤、増量剤は一切使用せず、微量の亜硝酸Naとリン酸塩を使っているだけ
・お肉は手作業で丁寧にきれいにして、脂やスジを取り除く

こういった良心的な作り方は、味に反映しているな、と実感しました。
1本が終わりに近づくと、寂しいなー、もっと食べたいな~、と思わせる何かがあるのです。
そう、頂いたものを食べ終わってしまって、寂しいなーと思っていたところ、近所に出来たコーヒー&食材屋さんでこの明宝ハムを発見!
やった!
小躍りしてしまいました。
更に嬉しいことに、先日行ってみたら賞味期限間近ということで、セール価格になっています。思わず2本も買ってしまいました・・・。



そして歴史と物語。
ハム作りのルーツは、昭和28(1953)年ということですから50年以上も歴史があるなんて驚きです。

いわゆる「昔ながらの」という形容詞から想像するのは、外側が赤く着色してあって、中はでお肉の比率が低そうな擂り身状、味は甘くてかまぼこのようなハムですが、こちらの明宝ハムは、昔から、こんなにしっかりしたハムを作っていたなんて。
(生産量を少なく抑えていたため、幻のハムと呼ばれたこともあったとか。)

(あの赤いハムのイメージは、一体どこから来るんだろうか・・・。)

明方村(現郡上市)に大きな工場をつくるにあたっては、なんだかオトナの事情もあったようですが、でも今でもこうやって美味しいハムを我々が頂ける訳だし、まあいいですよね。

明宝ハムの歴史をかいつまんでご紹介しますね。
なかなか波瀾万丈。

■明宝ハムのこれまで
http://www.meihoham.co.jp/comu/about.htmlを参考にしました)
[ ]内は、Fujikaによる追記です。

○昭和28(1953)年、岐阜県郡上郡(ぐじょうぐん)奥名方村(おくみょうがたむら)の農協(奥明方農協)で「明方ハム」製造開始。
畜産振興と食生活改善のために動物性タンパク質をというねらいで「新農村建設国庫補助事業」として始められた。

○売り上げ不振のため、[比較的安価な]プレスハムに的を絞る。
生産量は年間3万6千本程度。

○昭和45(1970)年、奥明方村が明方村に改称。
[奥明方農協も明方農協と改称されたものと思われます]

○昭和48(1973)年、明方農協は郡上農協に合併し郡上農協明方支店としてスタート。
郡上農協内では明方ハムの生産は農協経営上赤字部門だが、名方村関係者は郡上農協に対して生産継続を要望。

○昭和55(1980)年、名方ハムについてNHKテレビ「明るい農村」で<農民ハム18万本>のタイトルで全国放映。この放映を契機として、明方ハムは次第に名声を高める。

○高度成長経済と自然食ブームを背景に、昭和55年に10万本、昭和58年19万本、昭和62年には約38万本と著しい成長を遂げる。

○昭和58(1983)年、優れた営農集団に贈られる県朝日農業賞を受賞。お中元時期と年末は、郡内からの贈答品として特に売り上げが上がる。
このころ販路は60%が隣接の八幡町、村内が20%、20%が郡外。県内はもちろん県外でも”おいしいハム”としてひっぱりだこになる。

 ○昭和61(1986)年、工場の経営について、郡上農協と村の意見が対立。
明方村は、村おこしのためにも村内の現工場の場所で、補助事業(公社営畜産基地建設事業)の予算で工場を拡張することを提案し事業採択の見通しもついたが、農協は補助事業は断り隣接の八幡町への工場移転を決定。

○明方村は、郡上農協とは決別し、村主導で会社を作ることを計画。
[このとき決裂した農協側もハム加工場を作りました。現在JAめぐみのが経営する「めぐみの農業共同組合食肉加工事業所」がそれで、ブランド名は「明方ハム」(みょうがたハム)です。なかなかドロドロした確執があったようで・・・。詳しくはWikipediaの「明宝ハム」「明方ハム」をどうぞ。]

○昭和63(1988)年1月、第3セクターハム製造販売会社『明方特産物加工株式会社』を設立。
村内の7つの各地区の消費組合・商工会・森林組合・畜産組合・村が出資をし、村民総参加ともいえる会社である。
商品名は、昭和28年以来の手作りの伝統をそのまま生かしまた大勢に愛されてきた『明方の宝』という願いを託して『明宝ハム』に。

○平成元(1989)年、村おこしのため、やはり第3セクター方式の『めいほうスキー場』ができ、『明宝』の知名度が上がる。

○平成4(1992)年4月村名を『明宝村』(めいほうむら)に改名。
名前の統一による村おこしを狙って自治体のCIを展開したことになる。
[会社の名称も、『明宝特産物加工株式会社』になる]
[村名を産業側に合わせるなんてびっくり!なおWikipediaの「明方村」によると明方村(みょうがたむら)から明宝村(めいほうむら)への改称は村を二分する騒動だったそうです。]

○明宝特産物加工株式会社が出来たことにより村の産業の育成、雇用の確保ができ過疎化への歯止めにもなっている。
販売先は8割が県内、2割が県外になっており着実に業績を伸ばしている。

○平成16(2004)年、明宝村を含め周辺の3町4村が合併して郡上市になる。

■参考情報
明宝ハムホームページ
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ミニパプリカの詰め物

2010-08-04 | +ふたりの日
ここ数年、毎年ベランダでパプリカを育てています。
成長がゆっくりで、たまにしか収穫できないのですが、採れすぎなくてよい、とも言えます。色づいたようすが鮮やかで綺麗なので気に入っています。

今年はミニパプリカを2色、そしてバナナパプリカ、という細長い小さめのパプリカにしてみました。小さい方が丈夫で沢山みのるかな、と欲張った気分があったのと、小さいパプリカに、ツナやチーズを詰めてオイル漬けにしてみたかったので。

2010/08/03ミニパプリカプランター

プランターに2本植えてしまったのですが、うーむ、ちょっと狭苦しかったかも。

2010/08/03ミニパプリカ

こんなに可愛い実がなります。

2010/07/31ミニパプリカの詰め物

色づいたものを摘んでは冷蔵庫に貯めていたのですが、保存食を作るほどの量はなかなか溜まりません。
なので適当な具を詰めて普通におかずとして食べてしまうことにしました。


具は、(最近こればっかの)ズッキーニハンバーグの生地のバリエーションで、卵なし、クスクス入り、です(実は、ズッキーニの花の詰め物を作った際に、卵を加える前の具の一部を取り分けてクスクスを足しました)。

くり抜いたヘタ部分はフタとして一緒に料理してみたのだけれど、これってあった方がやっぱり可愛いでしょうか?
私はヘタの周りの果肉もカジカジと食べるけれど、ダンナサマなんか食べる時にはぽい、と除けてしまうだけだし、邪魔なだけかも、という気もします。
みなさんは、どっちがいいですか?

こういった小さいパプリカは、一口サイズで可愛らしくて、素敵に盛りつければお客さん用にもなるかも(残念ながら予定はないのだけれど)。
この時は盛りつけなんて頭が働かず、ころころころん、とお皿にのっけただけでした・・・。


■■パプリカの詰め物覚え書き
■具の材料
ズッキーニ 粗くすりおろす
トウモロコシ
呉汁の粉
クスクス
ハーブ類
タマネギ
ポルチーニオイル漬け 微塵切り
塩コショウ

■作り方
(1)パプリカのヘタの周りに包丁で切り込みを入れ、切り取り、種をくり抜く。
(2)具を混ぜて、パプリカの中に詰める。
クスクスが水分を吸ってふくらむので、盛り上がるほどには詰めすぎない。
(3)耐熱皿やフライパンに並べ、オーブンで25分くらい焼く。
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ズッキーニの花とかぼちゃの花

2010-08-03 | +ふたりの日

先週はほぼ毎日畑に通ってみました。
何日か間隔をあけて行くとあれもこれも収穫しなければいけない状態ですが、毎日行くと、意外と摘むものはありません。
(野菜って見張られてると育たないのでは?)

なんかつまんないなー、と思っていたら、ズッキーニの花が目に付きました。
そういえば先日ウィトラコチェ(トウモロコシ黒穂菌)について調べていた際に、南米の市場では山のようにズッキーニの花(雄花)が積み上げられているのを見たのです。
え!ズッキーニの花ってそんなにモリモリ食べるものだったの!?

それでは私も食べてみなくては、と素直にそんな気分になりました。
昨年は、畑作業一年目でまごついていたせいか、花を食べるどころの気分ではありませんでしたが、今年はちょっと余裕が出てきたのかもしれません。

ズッキーニは全部で6本植えてあります。
そしてどこからともなく生えてきたカボチャが、延べツル長さはズッキーニ以上になって、畑の1角を占領しています。
ちょっと探すだけでズッキーニ6本分以上の花が見付かります。

あっという間に沢山摘めて、しかも軽くて綺麗だし、何だか嬉しいかも。

花に何か詰めて焼いたり揚げたり煮たりするのが一般的のようですので、まずは先日作って以来マイブームになっているズッキーニハンバーグの生地を詰めて焼いてみることにしました。

花を洗って雄しべをとり、具を詰めてまずフライパンで表面を焼き付け、さらにオーブンで15分~20分くらい焼きます。
花びらってあんなに薄くてぺなぺななのに、フライパンで焼いても破れたりせず、意外と丈夫なものなのだなあと驚きました。
つけ根の軸はつけたままにしましたが、焼き上がるとひょろんと細くなり、食べてみるとほんのり甘くて美味しいです。でも見た目的にはねずみのしっぽみたいで、ない方がかっこいいかな?

ズッキーニハンバーグ詰めは焼くタイプですが、煮るタイプも作ってみました。
お友達のブログで見かけてとても気になっていた、ズッキーニの花のハーブライス詰めです。
半煮えのお米を詰めて、水とレモン汁、オリーブオイルで煮るというものです。
お米が入る場合は、焼く場合とはちょっと違うコツが必要だと思ったので、覚え書きとして書いてみます(オリジナルレシピはsalahiさんのブログを見て下さいね)

■■ズッキーニの花とかぼちゃの花のハーブライス詰め
(オリジナル:ズッキーニの花のハーブライス詰め
■材料
かぼちゃやズッキーニの花  沢山
タマネギ 微塵切り
お米
ハーブ(今回はドライのセルフィーユ、ディルを使用)
粗くおろしたズッキーニ
湯むきした生トマトを刻んだもの
レモン汁
オリーブオイル

■作り方
(1)かぼちゃやズッキーニの花を摘んでくる。
本来は朝のうちに、花が開いている状態のものを摘むのがよい。
でも、昼くらいに畑に行って、つぼんだ花でも大丈夫。摘んだら乾いた状態でビニールなどに包んで冷蔵庫に入れておく(水滴がつくとそこから溶けてくるので)。
つぼんだ花の場合は、まっすぐな形状のものの方が扱いやすく、くるりと丸まっているものは中に具を詰めにくいため、千切ってフィリングに混ぜてしまう方がよい。

(2)タマネギを炒め、更にトマトも入れて煮崩れる程度に煮て、お米を加えて軽く炒める。火を止めてここにおろしたズッキーニ、ハーブを入れる。これが詰め物になる。

(3)詰め物の準備が出来たら、花を冷蔵庫から取り出して、内側も外側もさっと水洗いする。花粉を落とさないよう外側のみ洗う、という説もあるが、虫が花の中にいることもあるのでつぼんだ花は中を開いて洗っています。
更に、中にある雄しべを取り除く(魚の骨抜きが便利でした)。
雄しべは、食べてみると後口の悪い苦さです。
苦いと何かに書いてあり、苦瓜だって苦いけど美味しいし、と、一度つけたまま調理してみました。そうしたらあまり美味しくない苦さだということが分かりました。濃い味付けにすれば目立たないかもしれませんし、花粉は健康にいいのかもしれませんが、私は今後は雄しべはとるつもりです。
洗った花はなるべく水気をきるようにしておく。濡れているとそこから溶けてきます。
ひょろりとしたガクは口当たりが悪いので取り除くという説もありますが、今回使用した花の場合さほど固さは気にならないのでつけたままです。

(4)花の中に詰め物を詰める。
特にお米のフィリングの場合、煮るとふくらむのでかなり控えめに。
詰めるのは、花びらの切れ込みより下までとし、平たくなる程度に詰める。
挽肉など固まるタイプのフィリングの場合や、衣をつけて揚げるような場合は花びらの切れ込みより上まで詰めても大丈夫かも。
詰め終わったら花びらを折り返しておく。

(5)煮る場合は花の軸を切り落とす。これは食べられるので、最初に切り落とし、微塵に切ってタマネギと一緒に炒めてフィリングに詰めてもいいかも。
詰め物をした花を、折り返した部分を下にしてなるべくきっちり鍋に並べる。
ここに、ヒタヒタよりやや少なめの水、レモン汁、オリーブオイルを加え、落としぶたをして、鍋のフタもして煮る。
落としぶたをしないと、上側の花びらが煮えにくいです。
水ではなくトマトソースで煮るというレシピも見かけました。

(6)時々鍋をゆすりながら、お米が煮えるまで煮る。
最後水が残っていたのですが、火を止めたあとお米に吸い込まれてしまいました。
(これでいいのだろうか?)

2010/07/29ズッキーニとかぼちゃの花

かぼちゃの花とズッキーニに花です。
どちらがどちらが分かりますか?


(答え:ガクが太い方がズッキーニ。糸状に細い方がかぼちゃ)

2010/07/28かぼちゃの花のズッキーニハンバーグ詰め

ズッキーニハンバーグ生地を詰めて焼きました。
焼くとこんがり焦げ目がついて、綺麗な黄色ではなくなります。
でも軽い風味でとても美味しいです。

2010/07/29ズッキーニの花のハーブライス詰め

煮るタイプを作成中。
こんな風に、なるべくきっちり、一層に鍋に並べるのがよいようです。
フィリングは、詰めすぎで悪い例です。
花びらの切れ込みより下までがよいです。
軸は上に置いてしまいましたが、やや固かった・・・。

2010/07/29ズッキーニの花のハーブライス詰め

煮えました。
フィリングが多かったので、お米が漏れてます・・・。

2010/07/29ズッキーニの花のハーブライス詰め

しばらく鍋に入れておいたら、残りの水分を全部吸ってしまいました。

このハーブライス詰めは、レモン汁を加えて煮ているため、酸味のある味になります。そして、(今回具を詰めすぎだったため)花に詰め込まれたご飯がパンパンにふくらんでみっちりぎゅう詰めになって、まるで「鱒の寿司」のような趣に・・・(分かるかな)。
お米が多いと、結構お腹一杯になります。中身は野菜多めお米少なめの方が軽いかもしれません。

ズッキーニハンバーグ詰めの方が軽い食感ですが、焼くと色合いがくすんでしまうのが残念。今度蒸し器で蒸してみようかな。


お花の料理は、これまで、「腹の足しにならないもの食べてもなー」と(成長期男子のようなことを)思っていましたが、詰めるという作業はギョウザ作りにも似て意外と楽しく、また出来上がりもコロンと可愛らしいので、すっかり好きになってしまいました。
焼くタイプのものは、手でつまんで食べられるし、フィンガーフードとしてサイズもぴったりではないかと思います(焼いた後の状態で冷凍も出来ます)。

お花、また摘んでこようとおもいます。


■参考情報
「ズッキーニの花」だけでなく「かぼちゃの花」と検索すると、メキシコ料理やイタリア料理についての情報が出てきます。イタリア語、スペイン語ではかぼちゃもズッキーニも一緒みたい。
「Courgette Flower」「Flor de Calabaza」(スペイン語)「Fiori di Zucca」(イタリア語)でグーグル画像検索をすると、(花だけでなく)素敵なお料理の写真も出てきます。グーグル翻訳ツールバーを使えば、材料欄くらいはなんとか分かるので、だいたいどんなお料理か想像がつきます。食材としての使用の歴史が長いので、外国語サイトの方が多様なお料理が出て来て面白いです。
(グーグル画像検索ってすごい!)

市場で山のように摘まれたかぼちゃの花の写真とそのスープ(スペイン語)

・詰め物に使ったズッキーニハンバーグの記事(当ブログ)

・salahiさんのブログ
 ズッキーニの花のハーブライス詰め
 フェタチーズ詰めフリット(蜂蜜をたらり)
 ズッキーニの花のポタージュスープ

・楽子さんのブログ
 ズッキーニの花レシピ2006
 ズッキーニの花レシピ2007
 ズッキーニの花レシピ2008
 アーティチョークとズッキーニの花を組み合わせて2008

・fleur de selさんのブログ
 ズッキーニの花のファルシオーブン焼き

お米を詰めたものをトマトソースで煮込む
コロッケの種を詰めて、コロッケ同様の衣をつけて揚げる(クックパッド)
・チーズとアンチョビを詰めて揚げる。
・花びらのみ適当に咲いて茹で、酢の物や飾りに
・花びらを咲いて炊き込みご飯やチャーハンに
花びらを使ってポタージュ
花びらをスープの具に(AllAboutメキシコ料理編)
ジャガイモその他を詰めてオーブンで焼く(イタリアリグーリア料理)
・花びらをちぎってオムレツに(簡単そう!)
プリン型に花とズッキーニを敷き、リコッタチーズ等を詰めたもの(イタリア語)

コメント (4)
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梅シロップの梅でジャムいろいろ

2010-08-02 | +ジャム・ピール(果物系保存食)
今年は黄色い梅で、梅シロップを沢山作りました。
でもお砂糖の量が適当なため、発酵の危険性があります。なので基本的に冷蔵庫で保存することにしました。
梅酒用の大瓶(4リットル)が2つ、小さめの瓶が1つとえらいこと嵩張って大変です。
シロップが上がってきたら、液体を一部取り分けて、小さめの瓶に入っている梅を大瓶に無理矢理押し込み、大瓶2つになんとか納めました。

でもそろそろ畑の夏野菜が採れ始め(どでかズッキーニとか)、冷蔵庫のスペースをすっかりあけたいです。
なんとかせねば。

という訳で、シロップはボトルに入れ、梅の方はジャムにすることにしました。
梅シロップの梅で作ったジャムは、生の梅のものより美味しいかも、という話をお友達から聞いていたので楽しみです。
今回初めて黄色い梅でシロップを漬けたので、青梅の場合とは違って色も綺麗なものが出来そうです。

■■梅シロップの梅ジャム
■材料
梅シロップに漬けてあった梅(黄色い梅+果糖)
白ワイン
ミックスジャムにする場合は黄色っぽいもの
 今回はパイナップル、ゴールドキウイ、桃、デラウエアを使用
 梅がペクチンたっぷりなので、単体ではジャムにしにくいペクチン弱めのフルーツを使ってみました。

■作り方
●梅ピュレの作成
(1)梅シロップの漬け込みボトルから液体を別の容器に移す。
浸かっていた梅は、時間をおかず、すぐに加工に移るのがよい。
(空気に触れて時間が経つと色が茶色っぽくなる可能性があるので)

(2)梅を土鍋に入れ、ヒタヒタよりやや少なめ程度の白ワインを注ぎ、梅が柔らかくなるまで電子レンジにかける(周辺が煮えやすいので途中鍋をゆすって適度に混ぜ返す)。
電子レンジであれば焦げないので白ワインを使わずに加熱することも出来ますが、水分を追加して柔らかく煮えていた方が裏漉し易く、またジャムの固さも適度なものになるような気がします。
水分なしで漉したら、固いペーストぽくなりました。パート・ド・フリュイを作るのであればこちらがよいかも。

(3)柔らかくなった梅を裏漉しする。
今回は表面がアバタだらけだったので漉し器を使いました。
漉し終わった梅ピュレは、すぐ使わない場合は冷蔵庫で待機させておく。

●ミックスする材料の準備
(4)パイナップルなどミックスする材料を、皮を剥いて適宜刻む。

(5)土鍋に入れ、果汁が出て8~9割方煮え、かつ煮崩れない程度に電子レンジで加熱する。
生のフルーツを、濃度のある梅ピュレといきなり混ぜてしまうと、なかなか煮えないので別に加熱しておきます。
もし梅ピュレが、白ワインなしで作った固いものの場合、ここで白ワインを入れて煮ておき、水分多めにしておきます。

(6)梅ピュレを適量混ぜ入れ、電子レンジで熱々にする。
鍋でもよいのですが、濃度のある梅ピュレは大変焦げ付きやすいので、ずっと混ぜ続ける必要があると思います。電子レンジの場合は放置しておいても基本的に大丈夫なので電子レンジを愛用しています。

(7)コンロに移し、しっかり煮立て、味見して甘さをチェックし、瓶詰め・煮沸して出来上がり。
梅シロップの梅は、充分な甘みと酸味があったため、今回は桃の場合を除き砂糖等は追加しませんでした。


梅シロップの梅は、いわば、セミドライフルーツのような状態です。
生の梅とは違って煮詰める必要は殆どないくらい、ペクチンたっぷりの濃厚なピュレが出来上がり、また色も綺麗で作業していて嬉しくなってしまいます。

梅酒の梅で作ったジャムは、味はいいんだけれど、作業中悲しくなるような地味な色合いでした。色が綺麗だと、作っていてこんなに楽しいものだったとは!
来年の梅シロップや梅酒は、みんな黄色い梅で作ろうかしら、と思うほどでした。

 
2010/8/3梅シロップの仕込み容器

写真の梅酒容器大(4リットル)2つと小1つに梅と果糖を入れ、しばらくして梅が縮んだら、液体を汲み上げて大きいボトル2つに梅を詰め込んでおきました。
出来たシロップは、計(ここには全部写っていませんが)6リットルくらいかな?

梅酒容器大にほぼ9分目ほどの梅を、容器1個分ずつ、加熱・ピュレ作り作業をしました。

2010/8/3梅シロップの梅

果糖を使ったためか、シロップに浸かっている梅はチンチクリンにはならず、シワが寄った程度です。このまま食べても、(カリカリ梅ほどは堅くなく)サックリして美味しいです。
煮崩れない程度に加熱したものは、何だかねっとりして、ドライプルーンのようで、絶品でした。
(これはもう梅干し色になっていますが、シロップからあげた直後はもう少し綺麗な黄色だった気がします)

2010/07/28梅シロップの梅ピュレ

こちらが梅ピュレ。
綺麗な色では☆

白ワインを加えて煮て裏漉ししたものです。
白ワインなし版も作りましたが、アンズジャムのような色合いで、勿論もっと固く、すくうとエッジくっきり残るほどでした。
ジャムにするには柔らかめが扱いやすいです。

2010/07/31作梅シロップの梅とゴールドキウイジャム

まずはゴールドキウイ。5個入りパックを買って来て、粗く刻んで加熱し、梅ピュレを加えて更に加熱。

2010/07/31作梅シロップの梅とゴールドキウイジャム

ゴールドキウイの果肉は、形状が残るようにしてみました(多少煮崩れた)。

2010/7/31作
梅シロップの梅(黄梅・果糖)、白ワイン、ゴールドキウイ

2010/07/28梅ピュレとパイナップル

こちらはパイナップルミックス。
電子レンジで煮たパイナップルに梅ピュレを混ぜている途中。黄色と山吹色が綺麗~。

パイナップルは今回包丁で刻みました。
フードプロセッサーだともっと細かくなります。細かくし過ぎると、具というよりザラザラの質感になります。
どちらがいいかは、好みかなあ。

2010/07/31作梅シロップの梅とパイナップルジャム

2010/7/31作
パイナップル、梅シロップの梅(黄梅・果糖)、白ワイン

2010/07/31作梅シロップの梅とパイナップルジャム

こちらは白ワインで梅を煮て作ったピュレで。

2010/8/1作
パイナップル、梅シロップの梅(黄梅・果糖)、白ワイン

梅とパイナップルジャム2010/07/31作と8/1作比較

どちらも結構パイナップル多めです。
片方はフードプロセッサーで細かく刻むバージョンにしてみればよかったかなあ・・・。

2010/07/31作梅シロップの梅と桃ジャム

これは、よく煮ていますが、桃(白鳳)ミックス。
4個入り1パックを使いました。
南高梅は桃のような香り、とどこかで読んだので、野良のMy梅に桃を足したら南高梅の香りになるかな、と思って。

2010/07/31作梅シロップの梅と桃ジャム

桃からは水分が沢山出て味が薄まった気がしたので、果糖を少々たしました。

ちょっと味見してみましたが、梅の強さに負けて桃の味や香りはあまりしなかったかも・・・・。

2010/7/31作
梅シロップの梅(黄梅・果糖)、桃(白鳳)、白ワイン

2010/07/31作梅シロップの梅とデラウエアジャム

これは、デラウエア。
ぷちぷちと皮から出したら指輪にしたいような翡翠色。ついついスプーンですくって食べてしまい、減りました。

グリーンの葡萄は加熱したら白っぽくなります。

2010/07/31作梅シロップの梅とデラウエアジャム

味はどんなもんだろうか。味見せずに詰めてしまったので不明です。
固めのジャムになりました。

2010/8/1作
梅シロップの梅(黄梅・果糖)、デラウエア、白ワイン

2010/07/31作梅シロップの梅と蜂蜜ジャム

以前アンズジャムを作った際よくあう蜂蜜(イタリア産で、スッとする風味)を見付けたので、今回も使ってみました。

2010/8/1作
梅シロップの梅(黄梅・果糖)、白ワイン、蜂蜜



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