こんなに太くても、みずみずしくて柔らかく、薫り高いおいしいゴボウでした。
私も育てたいわ、と先日種を蒔いたのですが、一粒たりとも芽が出る気配はありません。今日の雨で、少しは芽がでるかなあ・・・。
最近、畑作業の疲れが生活全般に及んで、あれもこれも、積み残しがあります。
畑の作業自体は、まあエクササイズだと思えば全然大したことないはずなのですが、半日太陽にあたるというのが疲れるのかも。
もともと日陰者・・・というかキノコ/カビ体質・・・です。
薄暗くって少し湿った場所が好き・・・。
ダンナサマは「ふじカビ」だね、と言っています。
折角の週末なのに、のんびりダンナサマとコーヒーとケーキ、などということにはならず、せかせかとあたりじゅう散らかしながら何かの作業をするか、そこらじゅう散らかったまま力尽きて平たくなっているか、です。
ちょっと力配分を考え直さないと。
明るいからと、夕方6時まで畑にいると、夜ごはんがおろそかになる傾向が。
なるべく5時には切り上げることにしましょう。
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畑作業は、採集生活とは全然違います。
たまにぶらぶらして、そこにあったものを摘む採集を、野良猫にたまに餌をやったりなでたりするのに例えるならば、畑作業は仔犬を複数飼うことになるでしょうか。
(両方とも経験ないので、この例えは自信ありませんが)
運任せの採集と違って、畑は、個性の違うあれこれの野菜を、タイミングよく面倒みないといけません。
耕して、肥料をやって、種を蒔いて、苗を植えて・・・。
最初から面倒をみているせいか、畑の作物には責任を感じてしまいます。
芽がでないと、あれがまずかったか、これが足りなかったかとクヨクヨ考えてしまうし、更に、芽がでたら出たで、折角ならちゃんとした収穫をと欲張ってしまい、成長が悪いのは肥料が足りないせいか、などと悩みはつきません。
そのへんの山野草なら、放っておけるのに。
そのかわり、畑の収穫効率は、採集とは桁違いです。
白菜2株で、二人では食べきれないほどのツボミが収穫出来るけれど、タラの芽は、半日歩いても、ライバルに先を越されていたりして、大した収穫にはならないです。
でも、収穫はなくても野山を歩くのは楽しいです。
このあたりは湿っている、乾いている、日当たりがよい、悪い、など各種情報を総合して、キノコがありそう、とか、アマドコロがここならまだ若い、などと「狩り」をしている気分です。
一方畑だと、情報収集・推理までは似ているかもしれないけれど、対策も自分で講じないといけない訳ですね。
・種を蒔いたけれど芽が出ない→水不足?→水やりが必要
・らっきょうがいやに小粒→時期が早いか肥料不足?→追肥してみる
など。
情報収集→推理→対策→情報収集→推理→対策・・・・という際限のない繰り返しは、何となく、息が詰まる、というかなんというか。
というか、自分のやっている「対策」に自信がないのが一番の問題かな。
馴れれば、もっと気楽に面倒がみられるようになるのだとは思いますが。
それでも、私には、気ままな採集暮らしが向いているかも、と思う今日この頃なのでした。
縄文人と弥生人は、やっぱり人種が違うのだわ・・・。
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畑も気になるけれど、Myタラの木も気になります。
ちょっと見に行ってみました。
畑作業にかまけている間に、思いの外育ってしまっています。
それに、ライバルに先を越された形跡も。
今年は暖かくて晴れ続きのために、タラの芽の成長が早いのと、ライバルの出足が鈍っていない模様です。
普段なら、雨の中他人が出歩かないときに出かけてよい獲物をゲットするのだけれど、今年はやや出遅れてしまいました。
それでも少しだけ収穫を。
この日はからし菜だけだけれど、畑では白菜、そしてコマツナのトウが山盛り収穫出来ます。
でも、茎が一番美味しいのはからし菜かな。コマツナの茎もアスパラガスみたいだけれど、カラシナの太さには負けてます。
白菜は、ニンニク風味ミルクスープが気に入ってます。他にオススメ料理法があったら教えて下さいませ。
追記:
![]() |
4/22撮影。 カラシナが花盛りです。 こぼれ種でまた生えてきますように。 |
冷凍庫にルバーブが少し残っていたので、ジャムを作ることにしました。
(うらべにさんその節はルバーブをありがとうございました!もしよかったら今年も・・・)
冷凍ルバーブは、昨年始めて試してみましたが、品質が劣化せずしとてもよい保存方法だと思いました。
ジップロックは干し柿の保存と同様、オーブンペーパーとキッチンペーパーを2重にしてはめ込んでおきます(フルーツに触れる側がオーブンペーパー)。こうすると霜がキッチンペーパーにくっついて、フルーツにはほとんど霜がつかないのです。ここに袋の長さぴったりに切ったルバーブをきっちり詰めると、嵩張らないしとても便利です。
使うときは電子レンジで包丁が入るほどの固さになるまで10秒ほど解凍し、包丁で好みの大きさにカットします。
ルバーブジャムは単体だと地味~な緑色になってしまうのがやや寂しいところ。
緑っぽい色だと母はどうも開ける気も起こらないらしいのですが、赤ければ好きみたいです。
以前はビーツで色づけしましたが、今回は違うもので試してみよう。
ドライブルーベリーがあったので、これと一緒に煮れば赤っぽくなるかな?とやってみたら、全然色が出ないのでした。
生だと青紫色になるのに!!
丁度、冷凍してあったブラックベリー(aiwhasさんありがとうございます!)をピュレ状に加工していたところだったので、その一部を使うことにしました。
ピュレの大半は、桑の季節が来たら桑ジャムにミックスしてみようかな、と思っています。
うーむ。
むっちり系というかなんというか。
自然食品店に売っているケーキにとてもよく似ています。
ふんわりしていないところといい、独特の香りといい。
この香りの正体は、菜種油です。
以前から、自然食品店のお菓子ってちょっと癖のある匂いがするけれど何かなあとは思っていましたが、菜種油だったのですね。
深く納得。
むっちりは(私は)許すとして、菜種油が多いのか、乳化していないのかやや油っぽいです。
不本意な出来だというのに、2本も出来てしまいました。
試食させてしまった方、ごめんなさい。
次に作るとしたら、次の点を変えてみようかと思います。
・全卵と砂糖をしっかり泡立てる
・油の量を減らし、半量を溶かしバター、半量をその他植物油に。
菜種油を使う場合は、油脂全体の1/4以下にする。
・BPは小さじ1
・にんじんは、まずは200gにしてみる。
もう作らない方が得策かなあ。
でも怖いものみたさで、実験してしまうかも。
そうだわ、次はせめて半量に。
春は色々な野菜の植え付けシーズンです。
植えるということは、その前に耕す、という作業も。これが馴れない身体には結構な運動量です。ダンナサマは、ほんの4平方メートルほどスコップで掘り返しただけで、へたって座り込んでいました。私も肩やら手首やら痛いです。でもエクササイズだと思って頑張ります。
昔の湯治場の体重計は、やや重めに出たのだとか。
つまり、夏の辛い農作業で痩せてしまったお客さん達が、農閑期、おいしいものを食べて太るのを目的に来ていたのだそうです。
つまり「農業で痩せる」のも夢ではないのだわ。
スコップをこう使うとここの贅肉に効く、とか、そういうエクササイズ本はないものかしらん。
日よけ用に大きな帽子(笠)を買ってしまいました。
あとは手荒れ防止に何かしないと。
手袋をしていても中に少量の土が入り込んでしまいます。泥の吸着力かしら、手がガサガサに(いっそ小鼻のあたりにも土を塗っておくかな)。
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3月末に1週間留守にするので、柑橘類を冷蔵庫に入れておきたいと思いました。
そのためには少し減らさないと・・・。
甘夏の一部をママレードにすることにしました。
甘夏ママレードは皮が透明に煮上がってとても綺麗で大好きです。ほろ苦さもほどよい感じ。
今回は夏に買って冷凍しておいたパッションフルーツとミックスしてみました。
■■甘夏とパッションフルーツママレード
■今回の作り方
(1)甘夏を5等分にして皮を剥き、一度ゆでこぼす。
果肉は袋から出しておく。この袋は使わない。
(2)皮をスライスする。
普段ならこのまま煮始めるところ、スライスした皮をもみ洗いすると透明なママレードになる、ということを教わったため、少し洗ってみることに。
でも、みるみる水がオレンジ色になり、いい香りの精油が溶け出しているようにも思え、慌てて水から揚げてしまいました。
(3)果肉はスティックミキサーで粉砕し、液体とカスに分ける。
(4)カスを使わないこともあるけれど、確か今回は使うことにしました。
圧力鍋で湯煎状態にして、カスのみ10分ほど煮て、柔らかくする。
(5)パッションフルーツをザルで裏ごしする。
黒い種が入った方が、パッションフルーツの存在が分かり易いけれど、この種の固さが母にはちょっと不評でした。なので今回は漉してみることに。
(残った種は、ヨーグルトに混ぜて食べてしまいました)
(6)スライスした皮に果汁を加え柔らかくなるまで煮て、適宜砂糖、果肉のカス、パッションフルーツを入れて煮詰めて出来上がり。
量が多かったので、下ゆで、刻むのと煮るのは別の日になりました。
(6)の煮る作業も2回に分割。一度に大量に作業するより、普段通りの分量(鍋に比較的浅い水深)で煮る方が、失敗がないです。
後から考えたら、折角2度に分けて煮たのだったら、片方のみ濃厚パッションフルーツ風味、もう片方をプレーンにすればよかったです。甘夏が大量だったため、パッションフルーツの香りが薄まってしまったような気もします。
3月の最後の1週間出かける予定になっていたため、生もの・野菜を頑張って片付けました。
まず白菜。
今年預かることになった畑にはエイリアンの卵のように白菜が林立。ジャガイモを植えるために収穫したあと、新聞紙に包んで保存してありましたが。3月中旬の暖かさで一体どうなっているか心配しつつ、確認しないままでした。
久しぶりに開けてみると、傷んだりはしていないものの、なんと結球にめきっとヒビが入っています。
半割にしてみると、中心の花芽がムクムクと育って、このままいくと花芽が葉っぱを突き破ってきそう。まさにエイリアン誕生だわ。
5玉もある白菜をどうしたものか。
お漬け物が妥当な線だと思いますが、私が作った白菜漬けはあまり美味しくないのです・・・。塩が薄すぎ、もしくは濃すぎ・・・。濃い味のお漬け物がとても苦手で、ちょっとでも濃すぎると、なんだか食べたくなくなってしまい、冷蔵庫の主になってしまうことも(でも捨てずに塩抜きしたりして食べますけど)。
そのほかに白菜を一番使う料理は・・・餃子かな?
いつもお肉はほんのちょっぴりで、ほとんどが白菜という具です(キャベツという流儀もありますが白菜の方が好きなのです)。そこで全部刻んで加熱して、冷凍保存することにしました。
電子レンジでチンしてしんなりさせてから刻み、あまり絞らず、炒めて水分を飛ばしてみました(絞ると味が抜けてしまいそうで勿体なかったので)。タマネギ同様、炒めると非常に小さくなります。何とか冷凍庫に収まりました。
春は畑のニラの収穫時期だし、これからは餃子がしょっちゅう食べられる~。むふふ。
さてお次はニンニク。
畑の持ち主は、1年間外国に行ってしまったのですが、最後、冷蔵庫に保管してあった自家製ニンニクをプレゼントしてくれました。
少し小ぶりではありますが国産無農薬ニンニクが30個ほども!
(買ったらすごく高いですよね!)
時期が時期だけに、芽が出つつあるものも多数。何とかしなくては。
ニンニクの保存は、醤油漬け、オイル漬けなど色々ありますが、冷凍も便利です。炒め物・煮込みなどのとき冷凍庫から出してすぐ、生の時と同じように使っています。
・皮を剥いて半割にし、芯をとって丸ごと冷凍
・皮を向いて半割にし、芯をとってスライスして冷凍
・皮を剥いて半割にし、芯をとったものをニンニク潰しでピュレ状にしてガーリックオイル
と加工しておきました。取り出した芯は、餃子用白菜と一緒に炒めてしまいました。
そしてバーニャカウダも!
バーニャカウダの作り方は、前とほぼ同様です。
〈参考情報〉
・かずさんのレシピはこちら
・ポメマルさんはフェンネルの茎をバーニャカウダで召し上がったそうです。レシピはこちら
・私が前に作った記事はこちら(2008年5月、2008年11月)
今回は、アンチョビペーストが足りなかったので、味が似ているからいいわよね、と酒盗も入れてみました。
酒盗は固形状なのでゴロゴロするかとも思いましたが、ニンニクも合わせて粉砕した際に固形物は目立たなくなりました。