採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

2007イタリア:ペルージャの宿

2008-03-04 | +海外

2007年7月に行ったイタリア旅行の記録の続きです。

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Perugia,Ellera,CasteldelPiano

ペルージャの隣駅Ellera(地図上青丸)でエンコした列車から宿のご主人に無事拾い上げてもらった我々。
小さな車に3人分のスーツケースをぎゅうと詰め込み宿に移動します。
宿はペルージャの西南約15kmのところにあるCastel del Piano(地図上緑丸)という町にあります。
ペルージャよりElleraからの方が近かったので、10分程度で到着しました。

今回の宿はVilla Aureliというところ。ホームページはこちらです。

今回宿の手配に出遅れてしまい、ペルージャ市内はどこも満室。ペルージャが小さい町、ということもありますが、後から考えるとJazz Festivalというイベントとぶつかってしまったこともあったようです。
とりあえず予約サイトを使ってあちこちメールを出しまくったのでした。
大概は「満室です」との返信すらこないのですが、1件だけ、うちは満室だけれど知人のやっているこちらなら空いているようだ、と親切にも紹介してくれたところがありました。
ホームページをみてとっても素敵なお庭に感動。本来の用事のあるペルージャからはバスで20分程度と少し遠いのですがダンナサマを説得してここに決めました。  

全体図

Villa Aureliの全体図です。
4箇所貸し出していて、我々が借りたのは一番小さいAdolfo East(緑色)という部屋。最初は車でメインゲートから入り、建物の蔭になってる中庭を抜けて行きました(青点線)。
普段は部屋を出てすぐの裏門を使いました。ピンクの点線のように、公道から直接アクセスできます。

2007/7/6

上の写真の青点線の左端よりさらに左側に、舗装道路に面した正門があります。車専用のゲートです。
ここを入ってすぐのところがお客の駐車スペースになっています。

2007/7/6

青点線の左端に相当するのが、こちらのアーチ。邸宅全体がこの壁でぐるりと囲われていることになります。

2007/7/6

上の写真のアーチをくぐりふりかえったところ。奥に正門の鉄のゲートが見えます。

アーチ両脇にはレモンとオレンジの木があります。

レモンって、(鉢が巨大とはいえ)植木鉢で育つのですね。うちにも欲しい・・・。

2007/7/6

門を入って左手の建物(一番上の写真で赤く塗ってあるところ)。
1階は管理人夫妻の住居で2階は客室です。

2007/7/6

このピンクのアーチの一番左の向こうが第一の中庭。
まさかと思うけれど車が入っていきます。

2007/7/6

こちらが第一の中庭。
大きな木の下に机と椅子が。何とここがインターネットポイント。無線ランの電波が届く範囲です。
とても優雅な雰囲気だけれども蚊に要注意。

2007/7/6

第一の中庭の右側がオーナー夫妻の住居。本来の建物の外側にキッチンなどを増設しているようです(木製部分)。

2007/7/6

右に見えるアーチをくぐると第2の中庭。

2007/7/6

第2の中庭に入って少しふりかえったところ。パラソルとテーブルがおいてあって屋外のランチも楽しめます。

デッキチェアがあちこちに置いてあって、好きな場所でくつろげるようになっています。
でも紫外線があまりに強く、屋外に長時間はいられません。

2007/7/6

上の写真の右側に相当するところ。
何のための建物かな?

この中庭を後にして、もう一度アーチをくぐって左に曲がると我々の部屋に続く階段です。

間取り図

部屋は(日本でいう)2階にあります。

図上部の階段で上がって来て、ドアを開けてリビング兼キッチンに入ってくることになります。

2007/7/6


右の扉が入り口。ガラス戸と板戸が2枚ついていました。

ソファーがあり、この写真左手にはTVもあります。

2007/7/6

扉を入ってすぐ左がキッチンです。食器洗い機のパネルがまだついていなくてむき出しですね。
カウンターの左端には電子レンジ(兼オーブン)もありました。エスプレッソメーカー(火にかけるタイプ)をはじめとして基本的な食器はそろっています。

こぢんまりしてはいるものの我が家のキッチンより使いやすかったかも・・・。
壁に面しているキッチンって振り返るとすぐ食卓で、便利ですよね。

2007/7/6

ベッド2台の部屋の入り口。

イ○○さんにはこちらを使ってもらいました。

2007/7/6

シングルベッドはちょっと狭いです。

2007/7/6

戸棚。

2007/7/6

ダブルベッドの部屋。我々はこちらを使いました。

2007/7/6 奥のカーテンを開けると窓。
2007/7/6

窓から外を見ると、パラソルのある第2の中庭、更にその奥にインターネットポイントのある第1の中庭が見えます。

2007/7/6

ベッド足下にはデスク。

2007/7/6

ドアの左手にはクロゼット。

シンプルな部屋だけどとても使いやすかったです。我が家はどうしてあんなに使いにくいのかな。散らかっているということを差し引いても何か構造上の問題が・・・。

バスルーム

上の写真で人影が入って行くところなのがバスルーム。トイレとバスタブつきお風呂があります。
このバスタブは浅いけれどとても長く、寝転がると足が対岸に着かず、おぼれそうになります。
(写真はVilla AureliのHPより)

コメント (2)
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最近のごはん

2008-03-03 | +ふたりの日
最近めずらしくごはんがさっさと準備できているので、記録のために書いてみます。
写真はないです・・・。
よかったら素敵な食卓を想像して下さい。
本当はごっちゃり雑然としていて、でもどうやったら綺麗になるのかよくわからず写真をあきらめたのでした。

2/26(火)
ダンナサマが穂高出張から帰ってきました。
夕食はおみやげの横手SAの釜飯。いつ食べてもおいしい。でも今回はいつもよりちょっと濃かったような?たまたまかしら。それとも味付けをかえたのかな。

あと、おみやげのさかたのお焼き(松本郊外)も、夜ごはんに。ひじきくるみ、と、野沢菜あんだったかな。
ここのお焼きも、変わらずおいしいなー。
ひじきの煮物って、ポロポロこぼれておはしでつまみにくいので、味は嫌いではないのだけれど自分では滅多に作りません。でもここのお焼きみたいに小麦粉の皮で包んであると大変に食べやすい。しかもここの皮はパンみたいなふんわりタイプではなくて餃子のような?薄いタイプ。いつかチャレンジしてみなくては。


2/27(水)
ダンナサマがワインを飲むというので、突き出し?オードブル?として、飛騨産こも豆腐の薄切りに、ふきのとう味噌、イカ黒作りをそれぞれ載せて、ちょっとだけオリーブオイルをかけてみました。
こも豆腐は豆腐をコモ(巻き簀みたいなものだと思う)で縛ってぐつぐつ水煮したもので、表面にはコモの縞模様がつき固く締まって、内相全体にスが入ったように小さな穴が開いています。
煮物にするとこの穴に味が染みておいしいです。でも私はそのまま食べるのが好き。
こうやってオードブル風にすると、見た目はモッツァレラチーズみたいでした。

メインはダンナサマが飛騨で買ってきてくれたもつ煮。
飛騨牛のモツ(センマイも)が入っておいしいのです。野菜類を追加してぐつぐつ煮るだけとお手軽なのもよいところ。今回足した具は、こも豆腐、タマネギ、もやし、豆苗。
ニラにしようかな、と思ったのだけれど、ちょっと高くて(どうやら手作り餃子をする人が多くてニラ高騰みたいです)、豆苗というものを初めて買ってみました。
豆苗はインゲン豆の芽だと初めて知りました。ほんのり甘くて豆の味もして、結構おいしいものなのですね。また買ってみよう。

もつ煮のダシが残ったので、糸こんにゃくを煮てみました。若者がいるときは焼きうどんにするのだけれど、大人二人ではうどんまで手が回りませんでした。


2/28(木)
ダンナサマが遅いため、慰労のためお刺身。マグロ、烏賊、メダイと買いすぎてしまったため、メダイの刺身は昆布に挟んで翌日に。

刺身があると知りつつも、ダッチオーブンでポットローストも作ってしまいました。というのも空腹をしのぐため何か作業をする必要があり、ついジャガイモを剥いてしまったのですもの。
ま、明日食べればいいしね。中身は親指と人差し指で丸をつくった位の小さいメイクイーンとにんじん、馬頭ハムのソーセージ、ジャガイモと同じ大きさのジャンボニンニク(皮付き)。塩胡椒、プロバンスハーブ、オリーブオイル。

あといつ作ったか忘れたけれど、毎日煮返して高野豆腐の煮しめもちょうどよい味加減になってきました(最初の頃は薄すぎた)。昨日追加したこも豆腐もよく煮えていました。


2/29(金)
この日鶏レバーを買って、一昨日の糸こんにゃく煮(元はモツ煮)に追加。残り物とは思えない、立派なおかずになりました。
メインは昨日作ったダッチオーブンでのポットロースト。
お皿に移してオーブンでこんがり焼き直して出来上がり。

昨日昆布に挟んでおいたメダイの刺身はしっかり締まっておいしくなっていました。レモン醤油で食べました。


3/1(土)
昼はタリアテレ。
ポルチーニ(自家製オイル漬け)とトリュフソース(買ったもの)のクリームソース(開封済みの生クリーム消費促進につき)。ベランダのルッコラとマーシュ、そして馬頭ハムのスモーク生ハムを散らしました。

トリュフソースは、開けてびっくりすりゴマのようなじゃりじゃり感が。黒トリュフ70%使用という割には比較的安かったのですよね・・・。おそらくトリュフの皮の部分の含有率が高いのだと思いました。
こんなんだったら、自分で作ったポルチーニペーストパスタにしました)の方がおいしかったな。
トリュフオイルをかければもっとよかったのだけれど、未開封だったのでついケチってしまいました。何のために買ったんだったか。

クリーム系パスタはやや重く感じて滅多に作らないのですが、生の葉っぱを散らしたことで時折口がさっぱりしてよかったです。


夜はポットローストの残りを使ってトマトシチューとクスクス(というかクスクスのかわりにブルガー麦)。
ジャガイモが煮えているとシチューは大変手早いということが分かりました。
(1)ニンニクオイル(ニンニク潰しで潰したニンニク+オリーブオイル)とクミン、シナモン、クローブを熱くし、タマネギをさっと炒める。
(2)トマト缶、塩漬けレモン(aiwhasさんありがとう!)を入れてタマネギに火が通りトマトが軽く煮くずれるまで煮る。ドライトマトも刻んで入れる。
(生トマトも入れるともっとおいしいはず)
(3)ポットローストの残りのジャガイモ、にんじん(切る)、トロリと焼けたニンニクを入れて熱くなるまで煮る。
(4)キャラゥエイを粉状にして赤唐辛子ペースト(赤柚子胡椒でもいいかも)と混ぜて添える。
塩漬けレモンが大変効果的で、異国的な味でした。成功~。

サラダとして、沖縄産生もずく、直売所の黒トマト(赤と緑が混ざってどす黒く見えるけれど味が濃くて美味しい)、プランターのルッコラとマーシュ、自家製ピクルスを、適当な甘酢で和えました。


3/2(日)
私だけ午前中不毛な会議(10:00-14:30)に出る必要があり、帰ってから愚痴大爆発だったので、気の毒に思ってダンナサマが昼ごはんを作ってくれました。といってもパスタを茹でただけかも?

だってソースは昨日のトマトシチューを温め直すだけ・・・。
それが少し足りなかったので、イカスミソースも作って2色にすることに。

イカスミは私が担当。といってもお手軽方式なのだけれど。
(1)まずどんぶりを電子レンジで温める。更にニンニクオイル、アンチョビペースト(楽子さんありがとう!)を電子レンジであたためる。(油がはねるのでラップ必要)
(2)ゆであがったパスタを投入。
(3)イカ黒作りを適量投入。よく混ぜる。麺の余熱で適度にイカに火が通ります。
(4)ルッコラなどを散らしてできあがり。辛みオイルなどをお好みでかけてどうぞ。ダンナサマは糸唐辛子を散らしてほしいみたい。今度買ってこなくては。
変な甘みの強くない、おいしいイカの黒作りさえ手に入ればとても簡単。
以前作ったときは黒作りだけで味付けしたのですが、今回頂き物のアンチョビペーストを使ったら更にグレードアップしました。

赤と黒、二色パスタなんて贅沢な気分でした。

憂さ晴らしのために昼ビールなどしてしまったので(飲まなくていいはずのダンナサマまで飲んでた)、ダンナサマはこのあと撃沈していました。
私は抹茶フィナンシェと卵黄を沢山使ったパウンドケーキを作っていました。

そうこうするうちに夜ごはんの時間。
昼がご馳走だったのでまあ簡単に、と思っていた割には色々並びました。
・かまぼこにV字型の切り込みを入れてわさび漬けを挟んだもの
・スモークたくあん(頂きもの)
・イノシシ肉薄切りのスモーク(頂きもの)
・昨日の残りのモズク酢の物
・高野豆腐煮しめ
・レバー煮の残り一口分にたまごを落としてレンジで半熟に(ごはんにかけたら牛丼みたいでおいしかった☆)
・塩サバ焼き
・白いごはん(いつも7分搗きなのですがこのときは全搗き。再生紙じゃないコピー用紙をたまに使った時みたいに白さが目に染みました)

支離滅裂?でもまあ、お酒のあてと思えば統一感がある気も。
ちょっとずつ残っていたものが5つも片付いてなんだかいい気分。
素敵に盛り付ければ、それなりに見栄えするとは思うけれど何故かごっちゃりだ・・・・。
コメント (4)
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