もう春ですが、この冬作った柑橘ママレードの記録を書いておかないと・・・。
こちらは「はるか」。
日向夏(小夏、ニューサマーオレンジとも)の自然交雑実生だそうです。
果実表面は日向夏よりごつごつして、果頂部(ヘタの反対側)の凹環があるのが特徴です。
2008/2/29 はるか おしりに丸い輪っかがくっきり。
皮は比較的むきやすいです。
房のふくろ(じょうのう膜というそうです)は固いので剥きました。これを煮出してペクチンをとる、という方法もあるけれど今回は使いませんでした。
果肉はグレープフルーツや日向夏のような薄黄色でみずみずしく、じょうのう膜を剥いていると手が汚れるタイプです。
種は結構多いです。
味は酸味がほとんどなく、甘くまろやかです。私は日向夏のようにきりっと酸っぱい方が好みかなー。
日向夏の親戚だけあって、果皮の白いところやじょうのう膜は全く苦くありません。
ほんのり甘く感じるほど。
なので皮をむいたあと1回だけ、果皮表面の汚れを取るために下ゆでしたのみで、即座に刻んでしまいました。
これであとは煮るだけ。ママレードにつきものの茹でては晒し、という作業がほとんどなくあっというまに完成
・・・かと思いきや
そうは問屋がおろしません。
皮が固いのです。
下ゆでがたったの1回だからかも。
他の柑橘は、苦味をとっている間に何度も加熱することになり、砂糖を加えて煮始める時点では皮はかなり柔らかめになっているのです。
かなり時間をかけて煮てみたけれど、どんどん水分が煮詰まるばかりで皮は固いまま。
冷凍してあった柚子果肉ピュレを酸味として投入したのだけれど、ペクチンたっぷりのせいで、とろみがついてしまい、焦げ付きそうになります。
電子レンジを使ってみたり、ガスの上で煮てみたり、悪戦苦闘。とうとう圧力鍋(鍋の中では湯煎)を使うことになりました。
こんなことなら最初から圧力鍋を使えばよかった・・・。ちょっと煮えにくそうな予感はしてたんだよな~。気持ち厚切りにしたのも原因のひとつかなあ。うーむ。
後半かなり苦労したものの、なんとか出来上がりました。
2008/2/29作 はるかママレード
(はるみ、柚子果肉、レモン汁、果糖、)
柚子ママレードみたい。味はどうかな?