採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

マントバーナ

2008-03-10 | +お菓子(西洋)
ダンナサマから抹茶フィナンシェのリクエストが出たので、卵黄使用のレシピを探してみました。卵黄がだぶつくなんて贅沢な状況は滅多になく(というか初めてかも)、手持ちのレシピはあまりありません。
シフォンケーキあれこれというホームページのマントバーナを試してみることにしました。
オリジナルは『手打ちパスタと手作りイタリアパン』(塩田ノア)という本らしいです。図書館で探してみようかな。
卵黄を使うことしか頭になく、風味付けや飾りには手が回らず、一番シンプルなパウンドケーキになってしまいました。

少し調べたところ、Mantovanaというのはマントヴァ風という意味のようです(マントヴァといえばレオナルド・ダ・ヴィンチが描いていた肖像画素描の女性がマントバ侯爵夫人じゃなかったかな?)。
なので、お菓子の名前はMantovanaの前に何かついているはず。
Torta Mantovana で検索すると英語やイタリア語のレシピがいくつか出てきます。卵黄多めのレシピが多い気がしますが、中には卵黄と卵白同量(つまり全卵使用)のものも。マントヴァ風お菓子なんて漠然とした名前だし、色々あってよいのでしょうね。でも多くが柑橘で香り付けしており、ナッツをトッピングするみたい・・・。しかも大体丸形。トルタ××というお菓子は大概丸い気がします。

今回作ったものは柑橘なし、ナッツなし、パウンド型、と大分かけ離れてしまいました。

■■マントバーナ(マントヴァ風ケーキ/トルタ・マントヴァーナ/Torta Mantovana)
■材料
卵黄 4個
全卵 1個
砂糖 80g
薄力粉 150g
ベーキングパウダー 小さじ2
溶かしバター 120g  (もとはマーガリンでした)
生クリーム 30ccくらいかな? レシピにないけど入れてしまいました

レモンの皮 1個分・・・今回使いませんでした
レモン汁 少々   ・・・今回使いませんでした
松の実 1/2カップ(トッピング用)・・・今回使いませんでした
粉砂糖 少々(飾り用)・・・今回使いませんでした

■作り方
(1)卵黄と卵、砂糖をリボン状になるまで泡立てる。
(2)ここで、別レシピではお湯を少し入れるというものがあったので、
 つい残っていた生クリームを少々、片付けたくて入れてしまいました。
 でも大問題。生クリームの油脂分で折角もったりとなっていた泡がどんどん消えていきます。考えれば分かることなのに何故このような雑なことを。
 でも前進あるのみ。 
(3)ふるった粉類を混ぜる。
(4)溶かしバターも混ぜる。
 (生クリームを入れたいんだったらこっちで加えるべきでした・・・。)
(5)型に流して焼く。

途中でレシピにないことをするもんだから滅茶苦茶になる予感。
もう、どうなってもいいや、と思っていたのですが・・・・・・。

2008/3/2作マントバーナ
マントバーナ(もどき)


2008/3/3切ったところ
黄身が多いだけあっておいしそうな黄色


ちゃんと焼き上がりました。まーびっくり。
普段はちゃんと作っているつもりで、まーびっくり予想外のハプニングが、となるけれど、今回は逆だわ。

特に焼き上がりのぴしっとエッジが立ったかたちにびっくり。
真ん中だけがぷくっとふくらんだのも(私にしては)珍しい・・・。

実は普段はパウンド型の全面に紙を敷いてしまうのだけれど、今回は半端な大きさのオーブンペーパーがあったため底にだけ紙を敷き側面はバターを塗って粉をはたいたのでした。きりりとエッジが立ったのはそのせいではなかろうか。
次から、バター塗るの面倒くさがらずやってみようかな。


本来のレモン風味なし、松の実もなし、というシンプルなケーキになってしまいましたが、おいしくできました。思ったよりほろりとほぐれやすいケーキでした。ゆで卵の黄身がポクポクほぐれるのと関係あるかしら。
もし白身が必要な場合はまた作ってもいいな、と思うお菓子でした。
kumisukeさんご馳走さまでした!
コメント (4)
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