採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

きのこペーストのパスタ

2007-11-08 | +ふたりの日
今年の7月、ヤマドリタケモドキとウツロイイグチが大豊作だったとき、ソテーしたきのこでペーストを作りました
そのときは早々に冷凍してしまったため写真載せ忘れてしまったのですが、ピクルスにしたミニきゅうりと同じ直売所に、生パスタというものが売っていたためこのキノコペーストの出番となりました。

こちらがキノコペースト。作ったときの記事にも書きましたが、材料はポルチーニ(ヤマドリタケモドキとウツロイイグチ)、アンチョビ、黒オリーブ、ケイパー塩漬け、ニンニク(きのこと一緒に炒めたもの)。半分程度にはトリュフオイルで香り付けしてみました。


2007/7/24頃作 キノコペースト

ちょっとさえない見かけですが・・・。

生パスタは同じ県内の製麺所が作っているもので、プレーンとほうれん草入り、トマト入りがありました。どれも平べったい麺です。タリアッテレというのかな?
片栗粉の打ち粉がまぶされひと玉ずつ袋に入って、生のうどんやそば、ラーメンの麺のようです。うどんやそば屋方面だけでなくイタリアンにも進出しようというチャレンジングな製麺所なのかしらん。

材料はセモリナ粉と強力粉、あと卵だったかな。もちろんほうれん草やトマト味の場合は野菜ピュレも入っています。
強力粉とセモリナ粉だったらおうちで手打ちパスタを作るときと同じ材料ですよね。ためしに買ってみることにしました。

生麺などめったに買わないので茹で加減が難しいです。かなり固めで鍋から上げないと余熱でどんどん煮えてしまいます。あと表面の打ち粉はなるべくはたいてから鍋に入れたほうがよいようでした。

茹で上げて、どんぶりの中できのこペーストをまぶし、少々塩を足してはい一丁あがり。


2007/10/15 ほうれん草の生パスタ キノコペーストソース
(ルッコラの葉とか何か青みを散らせばよかったのだわ)

トリュフの香水のような香り、そして複雑な味のキノコペーストに、生麺のやさしさがよくあったような気がします。セモリナ粉100%の乾麺よりかなりマイルドな香りの麺なのでソースの香りが引き立ちました。
この麺は、とてもシンプルで奇をてらっていなくてよかったです。別の日、ある廉価なパスタ屋さん(こちらも国内(千葉県)の製麺所の麺)に行ったら、「セモリナ麦の中心部分を低温で挽いた粉を使っています」という謳いだったのですが、セモリナの質はともかくどうもタピオカ澱粉が使われているのではないかと思う極度のモチモチ感。加ト吉のうどんはモチモチしてとてもおいしいけれど、パスタはこんなにモチモチしてなくてもいいのでは、と思ってしまいました(おいしかったのですけどね)。

作った時点でトリュフオイルで香り付けしてあったのですが、食べるときにもちょびっと振りかけてみました。
使ったトリュフオイルはこちら。ペルージャで買って自炊のときに何度か使い、余った分を持って帰ってきたのです。


イタリアの白トリュフオイル
(黒トリュフオイルとどう香りが違うのでしょうか?)

トリュフの香りはもしかしたら好き嫌いがあるかもしれないけれど、このキノコペーストは我ながらおいしくできた気がします。きのことアンチョビ、オリーブ、ケイパーが合わさってなんともいえない複雑な味になっています。
別の日、バゲットに塗って食べてもワインがすすむ味わいでした。
作ってよかった!

いまオイル漬けになっているものも、びんを開けてペーストにしてしまおうかしら。あ、オリーブがないのだったわ・・・。
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4 コメント

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トリュフ (かず)
2007-11-09 15:41:24
白トリュフオイルは今持ってますが、黒トリュフオイルは使った事がありません。
が、オイルでないのなら使った事があるので、その
比較なら、白トリュフは兎に角ニンニク臭が強い
ですけど、黒トリュフはそれ程でもありません。
白トリュフのオイルもニンニク臭が強いので、
黒も生トリュフに準じてニンニク臭が弱い物と
思われます。
ちなみに数年前、白トリュフを使った時は、
キロ46万円でした。ピンポン玉くらいで2万円
くらいでした。チーズのリゾットにたっぷり載せて
一皿7千円で売りましたが、原価が5千円以上
掛かったので、それ以来使っていません。
現在はもっと高くなっているので、生の白トリュフは
高嶺の花になってしまいました。飯屋には不似合いの
素材です。オイルで我慢しています。
返信する
1個2万円! (●かずさま~Fujika)
2007-11-09 20:30:47
なるほど、白トリュフオイルのあの香りはニンニク系だったのですね・・・。
イタリアでは白トリュフが、フランスでは黒トリュフがより愛されているような気がしますが実際のところはどうなのでしょうか。
好きな人はもう取り憑かれてしまい、金に糸目を付けないほどだそうですね。取り憑かれるほど食べた経験がなくて幸せかも。1個何万円もするなんて・・・。

そう、「バジルペースト」のところに新しくコメント頂いたのですがokimuffさんが昼食会で「トゥレネッテ・アル・ペスト...」を作られたとか。他にはどんなお料理が並んだのか気になりますね!
返信する
白トリュフ (かず)
2007-11-10 08:35:53
確かにフランスは黒、イタリアは白を好みますが、
それは産地と星付きレストランの話で、
イタリアでも普通はそこで採れる物が使われます。
したがって、主流は黒トリュフです。
お話の中にあったペルージャなどは、同じウンブリア州のノルチャが有名ですが、黒トリュフの産地
なので、レストランでもほぼ黒です。
しかし、何と言っても、トリュフの醍醐味は
あの香りと食感なので、出来れば大量に使いたい。
うちでは最低10グラムは使う様にしています。
スライスしたトリュフで皿の中が見えない、
これが基本です。2~3切れ載せて、値段の
上積みを狙うなどはもっての他ですね。
ノルチャ風のパスタの様に一個の半分を卸して
パスタと和え、残りの半分をスライスか、棒状に切って上にばら撒くのが理想です。
返信する
いつか食べてみたい・・・ (●かずさま~Fujika)
2007-11-12 18:37:34
結婚式のお料理などに、黒ゴマかしら、と思うような小さなカケラが乗っていることもありますよね。あれで、晴れがましさは多少演出できますが、味も香りも分からないですよね・・。
お皿の中が見えないほどのトリュフ☆香りに酔っぱらいそうですね~。
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