畑にいる謎の野菜。 |
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ところが先日ふと見ると、この前見たのとは違う形の花が咲いています。 |
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8月1日、探してみると、にょろーとした2つの若い実がついていました。 |
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種の袋を探し出してみました。 |
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種のアップ。 ポットに播いたときは深く考えませんでしたが、どうみてもこれはカボチャ類の種ではありません。 でも播いたときは、てっきり、トランペットズッキーニzucca trombetta d'albengaの方かと思っていました。 |
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丁度その辺にあったカボチャとタネを比較してみると、全然違います。 (ラップくらい外せばよかった・・・。横着御免) |
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トランペットズッキーニzucca trombetta d'albengaというのはこちらで、花は黄色です。(写真は借り物です) こちらのサイトの中程に綺麗な花の写真があります。 この写真の果実は緑色っぽいですが、完熟すると肌色の硬い皮になります。日本でいう鶴首カボチャとかなり近いと思われます。 |
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よくよく探すと、「シシリアのヘビ瓜」の種の袋に花が写っていました。 白い花です。 (Kのすぐ下および斜め下) トランペットズッキーニもシシリアのヘビウリも、どちらもウリ科ではありますが、こちらはヒョウタン/ユウガオ系の植物だと思われます。 |
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(写真手配中) | このSERPENTE DI SICILIAは以前ミラノの友人宅にお邪魔したときに実物を見て、しかも御馳走になったことがありました。 1m以上もありびっくりでした。 ちょっと変わったズッキーニだから育ててみて!、ということで種を頂いたのです(mさんありがとうございました!)。 (業務連絡:お母さんへ 長いままの状態の写真をそちらのカメラで撮ったと思うのでメールして下さい) |
8月7日、様子を見に行ってみると・・・・ あらららら。 なんかしなびています。 |
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一つはダメでしたが、こっちはなんか育ってますよ! 握ってみると、ふわふわ、というかぼわんぼわんとした(萎びた茄子に近いような)弾力があります。 キュウリやズッキーニの場合、幼果でもカチっとしていますので、新鮮な驚きです。 丁度この程度の若さで収穫してもよさそうな雰囲気でした。 でも、この日は持って帰っても料理する気力が全くなく、ひとまず畑に置いてきました。 |
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そして8月14日。収穫! 本当は9日に行く予定が結局行けず、前回から7日も経ってしまいました。 1週間経ったけれど、長さや太さはさほど変わらないように見えます。 触ってみると、皮および果肉の質感がずいぶんかっちり硬くなりました。やはり前回採っておくべきだったかな。 |
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探したらもう1つ出来ていました。 |
どうやって料理するかはこれから調べます。
一応イタリア料理を検索してみますが、面倒臭くなったらユウガオとして調理してしまうかも。
■参考情報
(1)トランペットズッキーニの棚栽培方法(PDF)
”zucca trombetta d'albenga栽培組合”らしき組織による資料。
イタリア語ですが写真多数。
このひょろりんとした瓜を1m以上にまっすぐ育てるには、ブドウ棚のように棚を作りそこから実をぶら下げるようにしてやるのだそうです。
シチリアのヘビウリも、おそらく棚仕立てにすると思われます。
(2)Google画像検索をすると色々な写真が見られます。
日本ではユウガオとズッキーニ・カボチャ類を混同することはありませんが、イタリアでは双方をzucca lunga同じ名前で呼ぶこともあるようです。
どちらも若採りして食べる分には同様に調理できるからかな。
(でも味は随分違うと思うのだけれど)
①Zucca Serpenta di Sicilia : ヒョウタン・ユウガオ系のもの。
zucca lunga serpente di Sicilia という場合もあるようです。
なおスクロールしていくとホンモノの蛇の画像もあるので要注意。
②zucca trombetta d'albenga、 zucca tromba、 zucca trombetta : trombaはトランペットのこと。
(trombettaの正確な意味はよく分からなかったのだけれど、片方の端にゴムボールがついたおもちゃのラッパ/自転車用ホーンをこう呼ぶことがあるとか)
ズッキーニ・カボチャ系。日本の鶴首カボチャとかなり似ているように思われます。
ジェノバよりも西の地中海岸、フランス国境にほど近いところにAlbengaという場所があり、そこの名産と思われます。
③zucca lunga : 長い瓜、という意味?。 この言葉はカボチャ系とユウガオ系、両方に使われるようです。
(3)シシリアのヘビウリは、日本の「ナチュラル・ハーベスト」という種屋さんにも2つの会社の種がありました。
(リンクがうまく貼れないので検索して下さい。種類豊富でいいお店です)
この種屋さんは私も買い物したこともあり、好きなお店ですが、この品種に関しては説明が違うように思います。
勝手に添削しちゃいました。
(そもそも、この2つは種のメーカーが違うだけで同じ品種のはず)
イタリアではカボチャもユウガオもZuccaみたいだけれど、やはりここは日本なので、ユウガオに似ていると書く方が分かり易いのではないかな。
●(カボチャズッキーニコーナー)Zucca lunga serpente di Sicilia
開花後40~50日後、へたの部分がコルク化、変色し、細かい亀裂が入った頃が適期です。←これはカボチャの適期であって、ユウガオは違うのでは?
長さは40-100cmにもなり、さわってみて弾力を感じる段階で収穫します。
南イタリア原産のパンプキンユウガオでズッキーニに分類されることもあります。
実が若いうちに収穫したほうが味はよいです。ツルがぐんぐん伸びるので植える場所に注意が必要です。
●(ズッキーニコーナー)Zucca Serpente di Sicilia
中早生種、生育旺盛です。生育はズッキーニ同様、ブッシュタイプツル性です。
白い花をつけ、果肉は黄色白色、ズッキーニとパンプキンの中間のユウガオに似たイタリア野菜です。
25-30cm長さ長さは40-100cmにもなり、さわってみて弾力を感じる段階で収穫します。
地這いではなく棚仕立てにすると比較的まっすぐな実が収穫できます。
オリーブオイルでソテーして肉魚料理との盛り合わせやパスタと共に調理されます。
ツル先とともにスープパスタとして調理するのがシチリア風です。
カボチャのように(※カボチャの仲間ですが)蔓を伸ばしてはそこから根を張り、さらに脇芽も伸ばしながら他の植物とは比べ物にならない生長の早さで、葉もやたらと大きくて茎も太いんですよ。
種取り用に置いておいたものはとんでもない大きさになっていて、見るのも怖いぐらい…。
ユウガオ系の作物は育てたことがないので、味がどう違うのか気になります~
こちらのシチリアヘビウリは、カボチャに似てへろへろと割と貧弱な株です。
トランペットズッキーニの若採りは、どんな味でしょう。
普通のズッキーニと違いますか?
こちらはユウガオ系なので、多分全く違うはず。
食べてみたらまたレポートします。
本当にヘビのようですね。これが畑に転がってたらびっくりしますね。
山荘の帰りに自由農園ででっかい夕顔を買ってきました。
これも日本の夕顔と同じような味かしらね。
レポ待ってます。
別にまずくもないし、おいしくもない。
たとえば野菜炒めに入っていたとしても、それそのものの
味はほとんどしないので、存在感がないんですね。
糠漬けにした感じが甘みのないコリンキーみたいだったので、食感はまさに若取りカボチャかな。
※普通のズッキーニのワタの部分(トロトロになる)がほとんどないです。
ワタがないのは想像がつきます。
私もステラに似た、色の薄いズッキーニを育てていますが、味はあまりないけれど、ほんのり甘くて好きなのです。
トランペットは、更にさっぱり系で、かつコリコリなのかしらん。
種取り用の完熟果、いずれレポートして下さいね!楽しみ☆
ユウガオ、以前ポメマルさんがお料理して下さったのを覚えていますよ~。
私もユウガオ気になりつつ、でも畑のコレがすごくでっかくなっている可能性もあるので買うのを控えました。
(帰ってみたら、大きさには変化なしだったので、やっぱ買ってもよかったかも?)
ユウガオは、少し干してから料理すると、また違う味わいではないかと思って試してみたかったのです。
まずはシチリアヘビウリのお料理、がんばります。
ひょうたん?と言ってしまいましたが違っいましたね。
日本でいうヘビウリは、ウリ科カラスウリ属だそうです。
Zucca lunga serpente di Siciliaはおそらくウリ科ユウガオ属だと思われます。なのでヒョウタンとかなり近いのではないでしょうか。
どちらも白い花ですが、ヘビウリの方は糸状の飾りがついて、カラスウリにそっくりのようですね。
ヘビウリも以前食べたことがありますが、結構美味しかったですよ。
http://blog.goo.ne.jp/fujika_0000/e/a799803dbb3e3d65402f467584a57432
ヘビ瓜の花とは違っていてシチリアが付いているので納得してましたが
(検索したら、すごく綺麗でびっくりしました)
ヘビウリ、地這いでも育てられるのかな。ぐにょぐにょになって、まさにヘビになりそうです。