最近凝っているイラン料理の本で、ヒヨコマメの粉のクッキーをみつけました。
ちょうど冷蔵庫にはインド食材店で買ったヒヨコマメの粉(ベサン粉 besan、グラムフラワーGram flour)が。
南仏の塩味パンケーキ「ソッカ」でも作ろうかと思っていたけれど、(お片づけモードも盛り上がっていることだし)ひとまず使い切ってしまおうかな。
■■ヒヨコマメの粉クッキー
■材料(カップはアメリカサイズなので250ccだと思います)
澄ましバターもしくはキャノーラ油 1カップ
粉砂糖 1.5カップ
カルダモンパウダー 小さじ4
塩 小さじ1/4
ローズウォーター 大匙1
ローストしたヒヨコマメの粉 3.5~4.5カップ (3度ふるう)
■作り方
(1)ヒヨコマメの粉は、オーブンの低温で香ばしい香りがするまで時々かきまぜながらローストし、さましておく。
生のひよこまめの粉は、生大豆のような変な味。そしてローストしたひよこ豆の粉は、まさに黄な粉のような味です。一部を黄な粉におきかえて作ってもよさそうです。
(2)オイル、砂糖、カルダモン、塩、ローズウォーターをボウルに入れ、2分ほど、クリーミーになるまで混ぜる。
ここに3.5カップのヒヨコマメの粉を加え、べとつかなくなるまで、菜箸で1分ほど混ぜる。
ここで、べとつきすぎるようなら必要に応じて粉を足す。
(あまり粉が多すぎると非常に脆くなり、型抜きが不可能なので要注意。)
(3)ベーキングマットの上に軽く打ち粉をし、しっとりするまで生地をこねる。
(私はボウルの中でこねました)
(4)ビニール袋の中に生地を入れ、1.8cmの厚さに伸ばす。このとき、うっすら油脂が浮く程度のしっとりさがよいと思う。
1~24時間冷蔵庫でやすませる。
澄ましバターを使った場合は、冷やすととても固くなり割れやすくなるため、型抜き直前にしばらく常温に戻す。
(5)クッキー型で型抜きし、シートを敷いた天板に並べる。やや膨らむので間隔をあける。
このクッキー作りで一番手間取ったのがこの型抜きでした。
とてももろい生地なので、複雑な型での型抜きは難しいです。
プラスチック板(使用済みのクレジットカード等)で型から取り外すための補助板を作ると多少楽になります。
ナッツを刺して(押しつけて)飾りをつける。
油脂が足りない場合は何か指すとばらけてしまいそうになるので、かざりはあきらめる。
抜き終わった余り生地は、再び固めて伸ばし、型抜きする。
このとき一番生地で油脂が足りないようだったら溶かしバターを少量加えて練り直す。
逆の場合は粉を足してもよいと思う。
小麦粉のクッキー生地と違って、何度こね直しても特に問題ない生地だと思います。
(6)クッキーの大きさにより様子を見ながら、150度で25~30分程度焼く。
焼きあがったらベーキングシートごと金網に移す。もしくは、大変こわれやすいので天板のまま冷ます。
味ですが、ポルボローネといわれる、小麦粉を焼いてから作ったクッキーに似ています。
口にいれるとほろほろっと崩れる系。
でもポルボローネよりも更に唾液を吸い取られる感じ。お茶がないと窒息死してしまいそう・・。
粉砂糖を全体にまぶしすとよかったのかな・・・・。
今回のレシピは粉類として100%ヒヨコマメ粉を使っており、これまで見てきた西洋菓子の本では見たことがないものでした。
でも、かなり似たお菓子がインドに!
ベサン・ラドゥーbesan ladoo/besan ke ladooというものです。
こちらは、ギー(澄ましバター)100gを熱してやや粗挽きのヒヨコマメ粉(生)250gを香ばしくなるまで炒り、そこに粉と同量の砂糖、カルダモン粉を入れてすぐに火を止めてまぜあわせ、適度に冷めたら手で直径4cm程度のボール状に丸めるというもの。
味は今回のクッキーとほとんど同じではないかしら。
イランとインド、実はかなり近いのかも?
■参考情報
インドのお菓子 ベサン・ラドゥーのレシピ(動画がすぐはじまります) 下の方に材料とレシピが。
栗の甘露煮、美味しいですね。小さな栗まで丁寧に剥いてあるので感心しながら頂いています。栗は大好きなので、食べてしまうのが惜しいくらいです。
取り憑かれたように作るものの、自分ではあまり食べなかったりします・・・。
(なので味に自信がありません・・)
今度は干し柿(苦手なんでしたっけ)、そして干し芋の季節です。
まずは芋掘りなんですけど・・・。えらいことあるので、ちょっと憂鬱です。