畑のニンニク、全体的に不調です。
春の長雨で、軟腐病(?)でいくつも死んでしまいました。
その後、ようやく雨が止んで好天が続くようになってからは、今度は瞬く間にサビ病が蔓延。
遠目から見ると、全体に茶色いです。ぐすん。
本来ならばまだ青々としていて、たっぷり光合成して欲しいのに・・。
■参考情報
ニンニクさび病 (参考サイト(1) (2) (3))
ニンニクさび病菌(糸状菌(かび))が原因で発生する空気及び水媒伝染性の病害である。
さび病菌は絶対寄生菌で、生きた野菜の細胞に限って生活することができる
春の発生は主にニンニク上で越冬した夏胞子あるいは潜在菌糸から発病が始まる。 以後は収穫期までニンニク上で伝染が繰り返される。
ニンニク被害残さ上の夏胞子は夏季の気温条件下で生存できず、越夏できない。ニンニクの収穫期が近づくと生葉上に冬胞子も形成される。 冬胞子はニンニク被害残さ上で越夏・越冬するが、伝染源としての役割は小さい。
→ニンニクの茎葉を畑においておいても、伝染源の心配は少ないということ。
ニンニク収穫後はネギ等の上で菌が生育し、それが秋の植え付け後にニンニク上に再度感染する。
低温多湿、窒素過多の環境で多発しやすい。
今年は4月に雨が多くて寒くて、さび病発生にぴったりの環境だったのかも。
スギナ茶(スギナを干して、1リットルの水にひとつかみを入れて煮だしたもの)を葉面散布すると効果的との話も。
あと、酢(または木酢や竹酢など)を散布して葉のphを下げることで、発生をある程度防げるとか。
来年は早春にスギナをいっぱい摘んでスギナ茶を作り、さらにそこに酢をちょっと混ぜ、数日おき(←これが大変そう)に散布してみるかな・・?
しかし、同時に植えたジャンボニンニクは、何故かさび病が出ていないようなので、次のシーズンはジャンボだけにするつもりです。
さび病が出ても途中までは利用できた長ネギやワケギは惜しくもないですが、ニンニクはそうもいきませんね。
ジャンボニンニクと普通のニンニクは種が異なるそうですね。病気の罹り方も違うのかもしれません。
サビサビの状態ですが、根からだけでも栄養をとって太ってくれないかと、まだ畑においてあります・・。
病菌は(夏を超えては)畑に残留しないらしいので、それだけは助かります。