採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

タカキビ大福

2012-06-29 | +お菓子(各国)

和菓子の本で、浸水させてフードプロセッサーで粉にしたもち米と白玉粉で作る大福を見かけ、ずっと気になっていました。
いちごの季節、いちご大福を作ろうかと思ったけれど、ぼんやりしていて果たせず。

そして最近、枇杷加工もなく、心にぽっかり穴があいているので、ちょこっと作ってみることにしました。
本ではもち米を使いますが、冷凍してあるお餅を使ってみます。
(もち米+水+加熱=お餅よね?)

あと、ふとひらめいて、スパイスなどを少々・・・。

■■タカキビ大福
(『雑穀とお米でつくる ナチュラル和菓子』(金塚晴子著 講談社)より)
■材料(本では10個分)
もち米140g+水120cc  (今回は 冷凍してあったタカキビ餅 230gくらい)
白玉粉 35g
水 70cc
キビ砂糖 15g (トレハロース15g+砂糖少々におきかえ)
片栗粉 適量
粒あん  250g  (今回はライマビーンこしあんとあずき餡を混ぜて使用。どちらも冷凍してあったもの)
シナモンパウダー (本にはないが、餅にちょっと混ぜた)
カルダモンパウダー (本にはないが、あんこにちょっと混ぜた)

■作り方
(1)冷凍してあったお餅が乾燥しているようであれば、水に漬けて一晩程度冷蔵庫に入れておく。
(2)あんこにカルダモン粉を混ぜ、同じ大きさに分けて丸めておく。
(3)深いお皿などにお餅を入れ、浸る程度の水を張る。これを電子レンジに少しずつかけ、
お餅が柔らかくなるが、煮崩れない程度まで加熱する。
(4)水を捨てて、別のガラスボウルにお餅を移す。
(5)白玉粉に少しずつ水を加えて滑らかにし、砂糖もまぜておく。
(6)柔らかくなったお餅と白玉粉液、シナモンをよく混ぜる。
(7)ラップをして、1分、2分、1分加熱する(その都度取り出して混ぜる)。
最後にラップを外して1分加熱し、コシのある餅状にする。
(今回は、やや加熱しすぎ、もしくは水分がやや多めだったのか、コシが弱めだった)
(8)片栗粉を多めに敷いたバットにお餅をあけ、中に片栗粉が入らないようにしながら、向こう側から手前に、二つ折りにし、なまこ状にする。
 このまましばらくおいてあら熱をとる。
(9)親指と人差し指でくびれを作りながら、お餅を等分する。
(10)手に片栗粉をたっぷりつけながら、お餅を円盤状にのばし、あんこを包む。


 

タカキビ大福

お餅を水に漬けてチンするところ。
実は周辺が乾燥して固くなっているにもかかわらず、(一晩水に漬けたりせずに)作業を開始してしまいました。 

タカキビ大福

これは白玉粉液を混ぜ、1分加熱した後の状態。最初は白濁しています。
問題は結構沢山ある、ダマダマ。
お餅が乾燥していたため、その部分はいくらチンしても柔らかくなりません!
きゃーん。

仕方がないので、このダマをつまみ出して(食べちゃって)、残りの部分で餅をつくりました。 

タカキビ大福

大量のダマがあったため、それを取り除いたらお餅が目減りし、あんこがひとつ、余りました。
最初は腰高な大福に成形したのですが、思うところあって扁平に押しつぶしました。

中央の大福は、つまみ出したダマの一部を、無理矢理大福にしたもの。
作ってすぐ、証拠隠滅。
歯ごたえのあるツブツブがあって、豆大福みたいでしたよ。
 

タカキビ大福

翌朝、ホットプレートで両面を焼いて、焼き大福にして食べました。
(このために大福を平たくしておいた)

和菓子の朝ごはんというのもなかなかいいものです。

 


シナモン・カルダモン風味の大福だった訳ですが、私は結構気に入りました。

あんこにカルダモン、というのは少量味見をしてみたら、すごく合うのです!
嬉しくなって、さらにパッパと振り入れちゃいました。
お汁粉を作るときも、カルダモン風味にしてしまおうかと思うくらい。
(もともとカルダモン大好き)

お餅とシナモンがあうというのは、生八つ橋でもう分かっていることです。
更に、今回使ったタカキビ餅は、独特の風味(ややえぐい感じ)があります。 
この軽いえぐみにシナモン風味が加わると、八つ橋より大人の味わいで、とってもグー。


「スパイス大福、どうお?」とダンナサマに聞いたところ、「皮のシナモンはいいけど、カルダモンがちょっと・・・・」 と。
ええー。そうかしらん。
調子にのってパッパと振りすぎたかな。
とはいえ、「結構美味しい」ということでした。
自分で作ると、甘さの調節が出来るところがいいですよね。

コメント (4)
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