和菓子の本で、浸水させてフードプロセッサーで粉にしたもち米と白玉粉で作る大福を見かけ、ずっと気になっていました。
いちごの季節、いちご大福を作ろうかと思ったけれど、ぼんやりしていて果たせず。
そして最近、枇杷加工もなく、心にぽっかり穴があいているので、ちょこっと作ってみることにしました。
本ではもち米を使いますが、冷凍してあるお餅を使ってみます。
(もち米+水+加熱=お餅よね?)
あと、ふとひらめいて、スパイスなどを少々・・・。
■■タカキビ大福
(『雑穀とお米でつくる ナチュラル和菓子』(金塚晴子著 講談社)より)
■材料(本では10個分)
もち米140g+水120cc (今回は 冷凍してあったタカキビ餅 230gくらい)
白玉粉 35g
水 70cc
キビ砂糖 15g (トレハロース15g+砂糖少々におきかえ)
片栗粉 適量
粒あん 250g (今回はライマビーンこしあんとあずき餡を混ぜて使用。どちらも冷凍してあったもの)
シナモンパウダー (本にはないが、餅にちょっと混ぜた)
カルダモンパウダー (本にはないが、あんこにちょっと混ぜた)
■作り方
(1)冷凍してあったお餅が乾燥しているようであれば、水に漬けて一晩程度冷蔵庫に入れておく。
(2)あんこにカルダモン粉を混ぜ、同じ大きさに分けて丸めておく。
(3)深いお皿などにお餅を入れ、浸る程度の水を張る。これを電子レンジに少しずつかけ、
お餅が柔らかくなるが、煮崩れない程度まで加熱する。
(4)水を捨てて、別のガラスボウルにお餅を移す。
(5)白玉粉に少しずつ水を加えて滑らかにし、砂糖もまぜておく。
(6)柔らかくなったお餅と白玉粉液、シナモンをよく混ぜる。
(7)ラップをして、1分、2分、1分加熱する(その都度取り出して混ぜる)。
最後にラップを外して1分加熱し、コシのある餅状にする。
(今回は、やや加熱しすぎ、もしくは水分がやや多めだったのか、コシが弱めだった)
(8)片栗粉を多めに敷いたバットにお餅をあけ、中に片栗粉が入らないようにしながら、向こう側から手前に、二つ折りにし、なまこ状にする。
このまましばらくおいてあら熱をとる。
(9)親指と人差し指でくびれを作りながら、お餅を等分する。
(10)手に片栗粉をたっぷりつけながら、お餅を円盤状にのばし、あんこを包む。
シナモン・カルダモン風味の大福だった訳ですが、私は結構気に入りました。
あんこにカルダモン、というのは少量味見をしてみたら、すごく合うのです!
嬉しくなって、さらにパッパと振り入れちゃいました。
お汁粉を作るときも、カルダモン風味にしてしまおうかと思うくらい。
(もともとカルダモン大好き)
お餅とシナモンがあうというのは、生八つ橋でもう分かっていることです。
更に、今回使ったタカキビ餅は、独特の風味(ややえぐい感じ)があります。
この軽いえぐみにシナモン風味が加わると、八つ橋より大人の味わいで、とってもグー。
「スパイス大福、どうお?」とダンナサマに聞いたところ、「皮のシナモンはいいけど、カルダモンがちょっと・・・・」 と。
ええー。そうかしらん。
調子にのってパッパと振りすぎたかな。
とはいえ、「結構美味しい」ということでした。
自分で作ると、甘さの調節が出来るところがいいですよね。