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先日、こんな風にニンニクを玉を上にして吊しました。 ・葉っぱがまっすぐ伸びるので三つ編みし易い ・コロつき洋服ハンガーなので風雨の時の移動が容易 ・ぷっくり太ったかわいいニンニクを見て、ほくほくできる。乾き具合のチェックも容易 ・ヒモでくくるのと違い、乾燥が済んだものからとり外すのが簡単
カンペキ! 我ながらグッドアイデア!とすこぶる満足していたのです。
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ところが。
ふと干してあるニンニクを見ると、盤茎におがくずのようなものが。 小さな丸い穴が開いているのが分かるでしょうか。
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こちらには2箇所も。 (左上の穴から虫の一部が見えています)
これは、ニンニクにつく害虫(ネギコガ)。
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ニンニクの葉に卵が生み付けられ、幼虫はふ化直後葉身内に食入し、葉の内部の柔組織を食害しながら発育していきます。 最後にはニンニク外部に出て、このようなメッシュ状のサナギを作ります。
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この虫は、食べながら上に進む性質があるようです。 昨年はこういう風に吊したので、ヒモを伝って物干し竿まで登って行き、竿の表面(特に裏側)でサナギになっていました(結構大量に)。 (ニンニク鱗片本体には特に被害はなし)
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今年は、虫がぱくぱく食べ進んでいる最中にニンニクを上下逆さまにしてしまいました。 そこで虫たちは方向転換し、再度上(盤茎側)をめざして登ってきたものと思われます。
盤茎に小さな穴があく位だったら問題はないのですが・・・
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これ! 方向音痴のヤツはどこにでもいるようで、盤茎ではなく、鱗片のエリアを喰い進んで脱出しやがりました。 鱗片や鱗片の皮をかじられると、傷みやすくなったりする可能性もあり、大問題です。
何とかしなきゃ! 玉を上にする作戦は、要再考です。
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今年に関しては手遅れかもしれませんが、来年のこともあるので、玉を下にして干す方法を考えてみました。
それがこちら。
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2本の棒に金網を渡し、そこに玉を載せます。
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上はこんな感じ。 ある程度すき間を保って葉っぱが並ぶようにしてはどうだろうか。
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なお、今回は既にほぼカサカサに乾いているので、このように葉っぱがピンと直立していますが、収穫直後だと、生の葉っぱはぐにゃぐにゃと折れ曲がる可能性もあります。 何らかの固定方法を考える必要があるかも。
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来年はどうやって干すか、悩みます。
(1)今回の修正案のように、最初から玉を下にし、葉は洗濯ばさみなどで固定する? →葉がある程度ぐにゃぐにゃするのは致し方なさそう。
(2)2日ほど玉を上にして吊し、葉がある程度乾いたら、玉を下に置き直す? → 置き直しは結構面倒だなあ・・(今年もやったし、来年はもうちょっと手際よくいくかなあ) →しょっちゅう上下が変化して、虫が更に迷走して、鱗片を傷つけたらどうしよう。
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