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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

日向夏鶴乃子

2020-08-11 | +お菓子・おやつ

ダンナサマは特に甘党ではないのですが、「心のお菓子」がひとつあります。
それが石村萬盛堂の銘菓「鶴乃子」

小さな子供の頃、お母さんが入院したことがあったそうなのですが、見舞い客がみなこれを持ってきてくれた思い出があるのだそうです。
お母さんがこれが好きだった訳ではなく、
「Kちゃん(←ダンナサマ)が鶴乃子が好きでねえ」という話が広まり、「ぼっちゃんは、これがお好きだそうで」
という感じで、みんなが持ってきてくれたみたい。
大きな卵型の箱を何箱も重ね、抱え込むようにしてひとりじめしていたようです。
で、お気に入りの看護婦さんには一個あげたり。

白くてまあるいたまごの形をしていて、さわるとふわふわ。
しかもたまごの形のふっくらまるい箱入り。
(より高級な、四角い箱入りの献上鶴乃子はイヤだったみたい!)
子供には、魅惑のお菓子ですよね。

もう甘党ではなくなった今でも、このお菓子は好きみたい。
とてもしあわせそうに食べるので、一緒に食べるこちらも幸せになります。


交通会館には、福岡のアンテナショップがあり、この鶴乃子が買えます。
マルシェ出店のあと、いそいそと買ってきました。

今回は、定番のほか、季節限定品もゲット。
「日向夏鶴乃子」です。

日向夏鶴乃子

季節限定品はみな「小ぶり」なのかな、小さなサイズの鶴乃子です。

日向夏鶴乃子

普通サイズは、二人で一個にしようかとも思ったりしますが、この小さい鶴乃子ならば迷わず一人一個。


日向夏鶴乃子

薄い黄色のマシュマロ。
すべすべです。つい触って楽しんでしまいます・・。

日向夏鶴乃子

中には鮮やかな黄色の餡が。

宮崎産日向夏使用だそうですが、ほんものの日向夏よりきりりと酸味を効かせてあります。
マシュマロ部分は、甘く、少しほろ苦い感じ(ほんとの日向夏に通じるものが)。
しっかりした甘酸っぱさが、この時期にぴったりのパンチの効いた味わいです。
お菓子としてよく考えられているなーと思います。
マシュマロ菓子は安いものも含めいろいろありますが、鶴乃子シリーズは、別格の上品さだなあと思います。


ところで、ほかにもフレーバーが?と調べてみると、チョコミントマシュマロやコーヒーマシュマロ、チョコマシュマロなど、各種マシュマロ商品も出していることが分かりました。

ホワイトデーの習慣をはじめたのは、この会社なのですって(1978年)。
ホワイトデーが近くなると、マシュマロを含め、いろいろなお菓子のキャンペーンがあるようです。

なんか、どれも美味しそう。
ホワイトデーは、バレンタインのチョコ商戦に比べると断然つまらない印象でしたが、このマシュマロ菓子は欲しいかも。
関東でも買えるところ、あるかしらん。

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黒七味柿の種

2020-04-22 | +お菓子・おやつ

在宅ワークのダンナサマは、不要不急のおやつがついはかどってしまうようです。
最近凝っているのはこちら。

亀田の柿の種「黒七味味」。

柿の種黒七味

京都の原了郭の黒七味を使っているそうです。
(黒七味といえば原了郭ですよね。ほかに黒七味を作っているメーカーがあるのかな)
2020年2月3日(月)から7月末までの期間限定なんですって。

普通の柿の種に比べ、お醤油味がやや弱めにしてあって、その分、爽やかなスパイシーな味がします。少し薄味に感じるので、さっぱり(沢山)頂けてしまいます。
キケン・・・。


先日はちょっとアレンジしてみました。
山椒マシマシ!

柿の種黒七味

頂き物の高知県産「しびれる翡翠山椒」をちょびっと追加。
(miyakoさん、ありがとうございます!)

柿の種黒七味

この翡翠山椒、翡翠とついているだけあって、とても綺麗な緑色。
(写真がうまく撮れてませんが)
ウナギについてくる山椒とはまた違う、鮮烈な辛みと風味があります。
(この小分けタイプは香りが飛ばないうちに使い切れていいです)

さらにスパイシーで辛さが楽しめました。


市販のお菓子、あったらつい食べてしまうので、あまり買わないようにしているのですが、これまでいくつかハマったものが。
・黒糖みるく
胡麻かりんとう
割れかりんとう(紅葉せんべい)(特に黒糖がかかってない方)
これらはどちらかというと私がハマっていましたが、今回はダンナサマも大変お気に入り。
7月までの間、食べ過ぎない程度に楽しみたいと思います。

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羽田空港のお菓子

2020-03-18 | +お菓子・おやつ

鳥取に行くには羽田空港を使うのですが、先日(3/6)は案の定というか、これまでにない閑散具合でした。
お店はみんな開いてはいますが、お客さんが少ないです。
そしてそのお客さんたちも、どうしても必要があって移動している人ばかり。
「お出かけだ~☆ わくわく☆」
という旅行客はあまり見当たりません。
なので空港内は沈鬱といってもいい雰囲気。
みんな、「早くここを立ち去りたい」と思っているような感じです。
お客さんもなくガランとした中でも店員さんはいて、なんだか気の毒でした。


私は、時間に余裕があったので、あちこちぶらぶらと見物。
美味しそうなお菓子を見かけたので、ひとまず写真だけ撮ってきました。

コーヒー最中

コーヒー風味のもなか「翼もなか」と、コーヒー風味のどら焼き「鼓かさね」。
コーヒー味のお菓子って好きなので、とっても気になりました。
両方食べてみたいけれど、ばら売りはなく、今回はあきらめました。

詰め合わせを買って、自分用に2個抜いて、残りをリフォームの職人さんへのお土産にするという手もあったかなあ。
でも、今回は自作のお菓子を手土産に持ってきてたしなあ・・・。
次は、買っちゃおうかな。

ライムギシリアルとホワイトチョコ

チョコレートのお菓子。
チョコがけの参考に、と思って。
シリアルにホワイトチョコレートをコーティングし、表面にもシリアルのかけらやアーモンドクランチをちりばめています。
表面のシリアルは、ひっついているだけなので湿りやすい可能性はありますが、カリカリ感が美味しそう。
ライムギシリアルというのも珍しいですよね。
ホワイトチョコとライムギというのが合うんだろうな。ビターチョコだとまた相性が違うかもしれません。

この前、自作のポン菓子チョコが固まらなかったのだけど、これみたいに、せんべい状にあらかじめ固まったポン菓子を使えばいいかも。

紅の夢アップルパイ

林檎と檸檬の焼き立てパイ。
使われているりんごが、果肉が赤いりんご、「紅の夢」!
画像の餡の部分に点々とあるピンクのパーツが紅の夢のようです。

これは、この場で焼き立てを売っているほか、パッケージされたお土産用もありました。
帰りに焼き立てを1個だけ買ってみました。
どうやら純粋なアップルパイではなく、りんごのかけらと、アーモンド生地?のミックスのようでした。
そのアーモンド生地の部分がとても強いレモンの皮の香り(酸味はなし)。
このくらい強い香りは好きなのですが、ちょっと甘すぎでした。
りんごには酸味があるものの、林檎以外のパーツの方が多くて、全体としては甘~い味。
アップルパイと思って食べると別物です。
もっと酸っぱくてりんご感たっぷりの方が好きかなあ。
パイ皮はサクサクで美味でした。


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バターもち

2020-03-10 | +お菓子・おやつ

バター餅というもの、ずいぶん前にデイリーポータルで読んだりして、気になっていました。
秋田の名物なのですって。(ハワイにも小麦粉の代わりに餅粉、そしてバター、お砂糖などで作る、ケーキのようなお餅のようなmochi  cakeというものがあるようですが、関連はなさそう)
物産展だったかで、稀にみかけたことも。
でも、お餅のようにカロリーが密集したものに、さらにバターを加えるなんて・・、と買うのがためらわれます。

先日、鳥取に、洗面所リフォームの用事で行ってきたのですが、肉体労働をするとおなかが減ること。
だいぶ体を動かしたからいいか、と立ち寄った産直でバター餅をかごに入れてしまいました。
店員さんに、「これってどんな味ですか?」と聞いてみても、4人もいるのに一人も食べたことなし。
ええ? そうなの。
(メーカーも、試食配って販促しなきゃー、もー)
味の見当がぜんぜんつかないまま、買ってみました。

バターもち

バター餅はこちら。丸いですが、中には何も入っていません。薄黄色のお餅です。

バターもち

特筆すべきは柔らかさ。
指で押してみると、「ふよ」というお餅とは思えない感触。
マシュマロよりも柔らかいくらいの触り心地です。

バターもち

原材料は、もち米、砂糖、小麦粉、バター、卵黄、塩、炭酸、片栗粉。

小麦粉?
なぜお餅に小麦粉。どの段階で入れるんでしょう。

もち米の次に沢山使われているお砂糖が、この柔らかさを作っているのかな。


食べてみると、触った感じ同様、ふよふよの柔らかさ!
で、思ったより甘くないです。ほんのり、程度の甘さ。
和菓子の求肥は、かなり甘くて、お砂糖の味しかしないくらいですが、これはまた違います。
うっすら甘く、次に卵の味。
バターの味や香りは特にないです。
お餅の風味も弱く、卵っぽさが洋菓子の気配。
柔らかくてふよふよで、ちょっとねっとり感はあるものの、喉に詰まらせてしまうような餅の粘りはなし。

んー。何かに似ている。

あ!あれだ! スポンジケーキ生地の、焼く前!!
ケーキを作るとき、手にちょっとついたりしたものを舐めることがあるのですが、あれがこんな味です。
薄甘くて卵の風味で、少しねっとり。

メアリー・ポピンズに、「練り粉」という呼び名で出てくるのがこの(焼く前の)ケーキ生地。
ジェーンとマイケルは、ボウルや泡だて器に残った焼く前の記事を、奪い合うようにして舐めるのですって。
小麦粉を加熱しないで食べるんだ!と初めて読んだとき驚きました(今もちょっと不思議)。


バター餅の作り方を検索してみました。
こちらによると、いったん柔らかいお餅を作り、そこにお砂糖、バター、卵黄、粉(ここでは片栗粉)を入れて搗き交ぜるようです。
お餅が熱い状態なので、ケーキの練り粉と違って、粉にもそれなりに熱が入るのかなと想像しています。
砂糖とバターと卵黄、何がこの柔らかさとふんわり感を作るんだろうか。
油脂が餅の粘りを消してるのか、卵黄が何かを乳化させてるのかなあ。

この味は、なんか面白いです。
秋田でも、このお餅単品でおやつにするようですが、和菓子のパーツとして使っても面白そう。
これでイチゴと生クリームを包んで、イチゴクリーム大福を作ったら、まさにいちごショートの味になるんじゃなかろうか・・・。

自分で作りたい味、とまでは思わないけれど、テクスチャーが興味深いです。
たとえば、かんころ餅に、バターを入れたら柔らかめになるのかしらん・・。
(卵黄を入れると、日持ちがちょっと心配・・)




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バナナ新品種「キウィーナ」

2020-02-22 | +お菓子・おやつ

久しぶりにダンナサマとイオンに行き(照明器具選び)、ついでにスーパーマーケットに行ったら、見かけないバナナを発見。
買ってみました。

バナナといえば、以前食べてみて美味しかったのが「バナップル」。アップル風味というか、ほどよく甘酸っぱいバナナでした。

今回は、キウィ!

キウィーナバナナ
その名も「キウィーナ」。
まるでキウィのような爽やかな美味しさ、とのこと。
公式サイトはこちら

「甘熟王」バナナと同じ、スミフル(住友商事系の会社)の開発した品種だそうです。
今調べたところ、バナップルもこのスミフルの商品。
なるほどアップルに次いでキウイなのね、と思いましたが、バナップルの方はスミフルサイトから情報が消えていました(商品も最近見ないです)。
どうしちゃったのかしら・・・。
皮が黒くなりやすいので売れなかったとか??美味しかったんだけどな・・・

キウィーナバナナ

さて、キウィーナ。こんなかたちの小さめのバナナです。

キウィーナバナナ

さほど太くなく、先端はさらにしゅーんと細くなっている、特徴的な形状。
似たようなサイズの台湾の芭蕉(バーチャオ)は、もっと寸詰まりでぷっくり太かった気がします。バナップルもぷっくり系でした。

キウィーナバナナ

皮は比較的薄め。
果肉の断面を見ると、くりん、とした部分が小さめ(真ん中に寄ってる)。バナップルはこのくりん、というところが大き目でした。


食べてみると、なるほど酸味がしっかり!
比較的密で滑らかな果肉で、酸味もあるので味が濃く感じます。
普通のバナナは、味が薄めで果肉はぼわぼわした印象のときがありますが、つるりとなめらかで美味しい!
台湾の芭蕉(バーチャオ)や、ハワイのアップルバナナに似ている気がします。
値段はあまり安くはなかったですが、とっても美味しくて好みのバナナでした。
次、もしバナナを買うときは、これを選ぶかも。


数日間おいておきましたが、黒く変色せず、また皮にひび割れもできてきません。
(沖縄の島バナナや芭蕉はそうなりがち)
日本に売るには問題だったそのあたりについて、がんばって品種改良したのだと思います。


バナナは、スーパーの店先にはいろいろな銘柄がありますが、品種としてはジャイアント・キャベンディッシュが大多数のようです。あまりに単一品種化が進むと、病害虫が一気に蔓延するおそれもあり、リスクが高いとか。

こういう、変わり種バナナも、栽培が増えて、そしてお手頃価格になってくれるといいなあ、と思いました。
バナップルやラカタンも帰ってきておくれ~。


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ピエール・エルメコラボのドーナツ

2020-02-19 | +お菓子・おやつ

久々にイオンに行く用事があり、明日の朝ごはんでも、とミスタードーナツに寄ってみると、
なにやら企画が行われているようです。

ピエールエルメとミスタードーナツ

有名パティシエのピエール・エルメ氏とのコラボ作品が。
ショコラドーナツベースで4種類、ポンデリングで1種類、オールドファッションで1種類、計6種類のラインナップ。
特設サイトはこちら

折角だからいくつか買ってみることにしました。
(本命のココナツチョコレートがなかったので)

ピエールエルメ、ホンモノを食べたことがないし、ミスドもしょっちゅう食べる訳ではないので、何がどう違うのかよくわからない可能性大ですが・・・。

ピエールエルメとミスタードーナツ

左:キャレマンショコラ
「ふわり、とろり、かりかり」3種類の食感を組み合わせたピエール・エルメの人気作「キャレマン ショコラ」をチョコレートドーナツで表現。ガナッシュホイップ、ガナッシュクリーム、キャンディングアーモンドをサンドした、チョコ好きにはたまらない一品です。
チョコレートドーナツ生地から別途開発しているようです。
生地は美味しい気がする。なので、クリーム類はなくてもいいような?
やっぱりそんなにコストもかけられないでしょうし、本物のクリームという訳にはなかなかいかないと思います。
いろいろ付属しているせいで、全体に味がよくわからなかったです(ふだん複雑なものを食べていないせい)。
いつものココナツチョコレートと、これ、どちらかもらえるとしたら、ココナツチョコレートを選んでしまうかなあ。
ちなみにエルメのキャレマンショコラはこちら(735円)。

右:ポン・デ・イスパハン
ピエール・エルメの代名詞とも言える「イスパハン」のローズとライチ、フランボワーズの独創的なハーモニーをポン・デ・リングで表現。フランボワーズ風味のチョコとフランボワーズ顆粒でデコレーションした生地に、ローズ&ライチ風味のクリームをサンドしました。
香水みたいな、食品ぽくない香り(ローズ)が強く香ります。日本のお菓子にはないタイプ。
中近東菓子のような体験ができてこれは楽しい。
ピエール・エルメのイスパハンはこういうもので、マカロンに生ラズベリーとクリームらしいです(900円)。
エルメの食べログサイトにこのケーキほか、沢山の写真があります。
本物を食べたことがある人は、このドーナツについてどう思うのかしらん。

ピエールエルメとミスタードーナツ

サティーヌファッション
チーズケーキを出発点に生まれたピエール・エルメの代表的フレーバー「サティーヌ」をオールドファッションで表現。オールドファッション生地の上に、ムースのようなチーズクリーム、オレンジとパッションフルーツの効いた爽やかな味わいのジャムをトッピングしました。
エルメのサティーヌはこちら(詳しく感想を書いてくださっているブログ)
オールドファッションが、サックリしてタルト生地みたいな感じなので、チーズクリーム、ジャムが乗っていると、なるほど、ちょうどチーズケーキタルトっぽくはあります。個人的には、トッピングのジャムに、もうちょっと風味(香りや苦さや酸味)が欲しいところ。
でも、一番印象深かったのは、久々に食べたオールドファッション。
こんな感じだったっけ・・・。昔より生地がしっとりしているような?
外側サックリ、内側しっとりで、お菓子みたいな美味しいドーナツでした。昔はもっとぽそっと乾き気味だったような印象が。
(あと、昔に比べて細くなってるよね。)


アレンジバージョンを食べてみて思ったのは、ドーナツは、基本的にはそのままで完成されているんだなあ、ということ。
特に何か足さなくても、いつもの味で、いつものおいしさです。
私の一番はココナッツチョコレートで、次は、今は作ってないみたいですが、フレンチクルーラーのココア生地のもの。
ダンナサマは、発酵生地にお砂糖がまぶしてあるシュガーレイズドが一番。
あと、ポンデ、も、毎回買うもののひとつですが、昔よりほっそりしてしまって・・。

ミスタードーナツへの希望は、企画商品も楽しくてうれしいですが、これ以上細くはしないでほしい、というところでしょうか。
比表面積が変わると、味もなんだか変わる気がします。


一方でケーキですが、(私がいうのもなんですが)存分に味わうには、場数が必要な気がします。
ピエール・エルメでなくても、自分のまちの小さなケーキ屋さんでも、昔よりもずっと美味しく、そして複雑になっています。
なので、たまに1個食べるくらいでは、要素も味わい分けられないし、作り手の意図もわからない。
お友達としょっちゅうケーキ屋さん巡りをしているような人は、いろいろ知識も増えて楽しいだろうなあ、と思います。

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大阪ヴィヴォンのクリスマスクッキー

2020-02-05 | +お菓子・おやつ

クリスマスの頃、お友達からスペシャルなクッキーをいただきました。
だいぶ遅れてしまいましたが、ご紹介したいと思います。
(緋子さん、ありがとうございました!!)

とても立派な箱なのです。

アンジュのクリスマスクッキー
アンジュのクリスマスクッキー

立派な桐箱を開けてみると・・・。

 

アンジュのクリスマスクッキー

アートのようなクッキーが沢山!
ひとつひとつ、形やアイシングが違うのですよ。
 

アンジュのクリスマスクッキー

こんなものも☆
や~ん、可愛い☆

私よりもかわいいものが好きなダンナサマの目がキラキラしています。
食べてしまうのがもったいないですが、でも味見。

通常のクッキーより薄手で、触感がとてもいいです。
上質な、甘さ控えめのクッキーなので、アイシングのお砂糖と一緒に食べるとちょうどいいお味。
丁寧に作られているお菓子の味です。

軽い味わいなので2枚くらい食べたくなるところですが、大事大事に、一枚ずつ頂きました。
年末はなんだか慌ただしいですが、お茶をいれてゆっくり頂きたくなる、宝石のようなお菓子です。


こちらは、大阪の高石市にあるヴィヴォンというお店のスペシャルクッキーだそうです。
(参考:ヴィヴォンの食べログサイト
緋子さんも、はじめはいただきもので知ったお菓子とのこと。
ギフト用の予約販売がメインのお店だそうですが、クリスマスクッキーだと、なんと、9月頃に注文しなくてはいけないのですって。

やや年配の女性のパティシエさんが一人でやっていらっしゃるお店のようです。
オンリーワンの商品なので、全国からの予約が絶えないでしょうね・・。





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沖縄の「亀の甲せんべい」「小亀」

2020-01-06 | +お菓子・おやつ

2020年になりました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
年末年始は実家に行って、スモークサーモン作りと、料理など。
けっこう料理していたと思うのだけれど、自宅に戻って、ふだんの食事の支度をしようとすると、
「あれー、ごはんの支度って何すればいいんだっけ」という状態。
助手としてパーツの作業をするのと、献立の決定からしなければいけない自宅では、なんかだいぶ勝手が違うのでした・・・。
3日に帰宅して3日経ちますが、まだ勘は戻らぬまま・・。
今晩の支度も憂鬱・・・。もらって帰ったお正月料理もそろそろ底をついて、どうしましょう・・・。

======

さて、記事は短めのところから。先月のネタです。
12月後半は、ダンナサマがほぼずっといなくて(長期出張、帰宅直後から風邪でダウン、そのあとは風邪もなおりきらないうちに忘年会三昧)、クリスマスもひとり。
スーパーもほとんど行かず冷蔵庫のものの消費に努めていました。
商業施設に一切近寄らず、地上波TVでなくてYoutubeばかり見ていると、宇宙飛行士よりも季節イベントに疎くなる気がします。
(たまたま、Mozart Groupというポーランドのお笑いコント系弦楽四重奏団を発見して、はまりまくり! 特にパントマイムとの共演のグラモフォン(蓄音機)がお気に入りです。
あまりにはまって、全く分からないのに、ポーランド語のインタビュー動画まで見てしまう始末・・。)


仕事おさめの日の夕方、久しぶりにちょっとにぎやかさが恋しくなってきました。
クリスマスも終わったし、さほど浮ついてはいないはず。
ダンナサマもいないし、寄り道してしまおう。

で、ふとんカバー用ファスナーを買いにイオンへ。
片隅で、小規模な沖縄物産店がやっており、沖縄ってあんまり買うものないのよねー、と思いつついちおう眺めていると見慣れないお菓子を発見。
おせんべいです。
沖縄には何度か行ったことがあり、こういうもの、見かけたら絶対買うと思うのだけれど、これまで買ったことありませんでした。

沖縄の亀の甲せんべいと子亀

「亀の甲せんべい」というものと、「小亀」。
まず小亀を買って、その場で味見、気に入ったので亀の甲せんべいも買ってきました。
(両方あった方がブログ記事的にもいいかな、と)

 

沖縄の亀の甲せんべいと子亀

こちらは小亀ですが、こんな形をしています。
歌舞伎揚げみたいに丸いおせんべいがドーム状になっているのですが、へりが花びらのように6つ程度に分かれて、しかもぱかっと開いています。
この様子がなるほど、カメの甲羅みたいですよね。


 

沖縄の亀の甲せんべいと子亀

沖縄県うるま市玉木製菓の商品。
小亀の材料は、小麦粉、植物油、デンプン、食塩、膨張剤、調味料。
お米ではなく、小麦粉のおせんべいなのです。

 

沖縄の亀の甲せんべいと子亀

亀の甲せんべいのほうは、小亀とほぼ同じ材料で、更に最後に甘味料と書いてあります。
(甘い、というほどの味はありませんでした)

このおせんべい、食感が独特です。
お米やもち米のおせんべいは、カリカリと強めの音が噛むたびに続くと思うのですが、こちらは、もっと「柔らかい」感じ。
勿論(しなっと柔らかな沁みせんべいとは違って)水分はなくて、おせんべいらしい乾いた状態なのですが、カリッ、ではなく、パスッ、というような食感なのです。


沖縄の亀の甲せんべいと子亀


パスパスした食感が伝わるかと断面を撮ってみましたが、うーむ、これでは分からないかな。
気泡が細かい、ということは分かるでしょうか。

何に似ているだろう。
小麦でパリパリしたもの・・・
フランスパンの表面は結構パリパリで、これとは違います。
ラスクだと、サクサクしている感じで、それとも違うかなー。

強いていえば、麩菓子と南部せんべいの間くらいの感じ。
麩菓子よりはもっと噛みごたえがあり、南部せんべいよりも細かく発泡していて軽いです。 

あ、そうだ、味は違いますが、ポリコーン(ジャイアントコーンのポップコーン)とか、メレンゲ菓子に食感が似てるかも。
ポリリリリ、という感じの、固い泡みたいな食感なのです。


不思議な食感で、そしてほどよい塩味で、後を引くおいしさでした。
(私はおせんべいは、醤油味よりは塩味派) 


亀の甲せんべいと小亀の違いですが、亀の甲せんべいのほうが格段にサイズが大きく、ややぶあついです。
必ず割って食べるような感じ。
(順番に食べ進んでしまったので、比較写真撮り忘れました。無念。)
で、厚くてボリュームがある分、味が薄く感じるかも、と思いましたが、その分味を濃いめにつけてあるようでした。
小亀は、ひとつのサイズが丁度いいサイズで、塩味も丁度。
どちらか選ぶならば、私は小亀に一票です。

どちらもおいしいおせんべいなので、見かけたら一度お試しください。(銀座のわしたショップに置いてあるそうです)
イオンでは確か一袋300円程度の値段でした。


■参考情報
玉木製菓 (南風原町観光サイトによる情報)

玉木製菓のお菓子いろいろ(楽天市場)
亀せんべいシリーズには、甘辛しょうゆ味の「味亀」や、小亀のしょうゆ味、梅味などもあるようです

かめせん (著書もある畑主税さんのブログ「和菓子魂!」での紹介)
せんべい(小麦粉)ジャンルでの紹介です。なるほど、他にも沢山小麦粉のおせんべいってあるのですね。

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和菓子「爾比久良(にいくら)」

2019-12-11 | +お菓子・おやつ

お友達のカノンさんから、貴重な和菓子を頂いたのでご紹介します。

その名も「爾比久良(にいくら)」。
これまで雑誌などでも全く見たことのないお菓子でした。

先日カノンさんのブログで紹介されていて、これはいつか、と思って製造元大吾のお店の住所(練馬区大泉学園)をグーグルマップに登録したところでした。
それがこのたび我が家へ☆
(カノンさん、ありがとうございます!)

 

和菓子爾比久良にいくら

ひと箱に、2個入り。
このひと箱、かなりずっしりしています。
中にはかなり大きな直方体の塊がふたつ。6cm×6cm×4cmくらいあります。
包み紙は角ばっているけれど中身は丸いのかな?とつついてみましたが、角までみっちり中身が詰まっています。


 

和菓子爾比久良にいくら和菓子爾比久良にいくら

しおりによると、聞きなれない「爾比久良(にいくら)」というのは武蔵風土記に記載されている、古い地名とのことです。
工場のある埼玉県新座(にいざ)市あたり。
そうか、新座=にいくら か!

昭和天皇訪米の際の手土産として選ばれたものだとか。
こちらのサイトを見ると、戦後、昭和天皇が訪米したのは昭和50年の1回のみ。このときかなあ。
おつきの人、いったい何キロのお菓子を運んだのでしょう。
工場の人たちも、献上とあって、製造にますます精が出たことでしょうね・・・。

余計なお世話ですが、賞味期限がそんなに長くないお菓子なので、期限内に配れたのかちょっと心配(勿論計算済みで大丈夫なものを選んだはずだけれど)。
(あと、これ以外の時の、皇族や要人の海外訪問の際に何が選ばれたのか、とても興味があります。公開されていないのかしらん)

 

和菓子爾比久良にいくら

さて、包みを開けてみると、ぴっしり四角いお菓子が。何とも潔い形。
羊羹とも、おまんじゅうともまた違う重量感があります(比重が均一なかんじ)。
黄身羽二重時雨餡主体のお菓子だそうです。


しおりによると、対角線で切って4等分するといいようですので切ってみます。
ナイフが入る、みっしりとした質感が、なんとも言えず快感。
すっぱり綺麗に切れます。 

 

和菓子爾比久良にいくら

対角で切った断面はこんな感じ。
クリーム色の中にこしあん、そして栗がまるごとひとつ!
(栗の固さが、餡にほぼ近いというのもミソですよね。もし栗が固かったら切る際にぼろっと崩れてしまいます)

更に半分に切って頂いてみました。
バッテンにカットすると、直角二等辺三角形になって、尖った角からかじりやすいです。
(もう一個は試しに十字に切ってみましたが、キューブの形状だと、おおきな口でかじる必要があります。
しおり通りにバッテンに4分割、またはさらに切って8分割が食べやすい気がしました。)

4つに切っても、手で持つとなんともいえないずっしり感があります。
らくがんなどとは違って、パサパサ・ポソポソせず、しっとりとした食感。
そして、かたまりをかじったつもりなのに 口のなかでホロリとほどけて消えて、夢のよう。
なんと上品な黄身餡・・・!
もともと黄身餡は大好きなフレーバーなのですが(ひよこまんじゅうとか桃山とか)更に栗まで入っているなんて~☆きゃ~。
栗甘露煮も甘すぎなくてとても美味しいです。
至福のお味でした。

通常の黄身時雨は、白あんと、白あんの10%の卵黄を混ぜて加熱してから裏漉し、更に白あんの1%弱のもち粉と上新粉を混ぜ、丸めたこしあんを包んで蒸して作ります。そうすると、丸くて表面がひび割れた黄身時雨の出来上がり。(参考サイト
これは、出来上がりがひび割れないように、型に入れたまま蒸すのかな?
型から綺麗に出すのはどうやっているんだろう・・。
作り方は、謎です。

大ぶりでゆたかな気持ちになり、なおかつ上品で品格があるお菓子なので、進物にもふさわしいなあと思いました。
お店には、各種サイズの化粧箱があるようです。

ネットショップはないようですが、有名デパートに曜日限定で入荷するほか、電話注文で地方発送もやっているようです。
保存は冷蔵または冷凍も可。


 

和菓子爾比久良にいくら

原材料は、砂糖、白いんげん、卵黄、栗、小豆、水あめ、食塩、ビタミンC、クチナシ色素。


この爾比久良には黒糖バージョンもあるようです。そちらは、中の栗は渋皮煮。
それもまた美味しそう。



今度、黄身時雨、作ってみようかなあ・・。 
My栗ペーストがあるのだけれど、栗と卵黄を混ぜた栗黄身餡ってどうだろうか。味的に。
合わないことはない・・よね? 今度試しに・・。



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フォックスナッツのポン菓子

2019-11-07 | +お菓子・おやつ

インド食材店で、大好きなのついていないポン菓子をみつけたので買ってみました。
インドにもポン菓子ってあるんだ~。 

フォックスナッツ

こんな感じの、大粒のポン菓子です。
 

フォックスナッツ

ぷっくりまるっこい形状。
ごくごくうっすらほろ苦いような独特の風味があります。
美味しいので沢山食べられる味です。
食感は、パリパリではなくて、ちょっとしにょっとした感じ。(どこかで多少湿気た?)
 

フォックスナッツ

原材料は?と見てみると、フォックスナッツfoxnut。あちらの言葉ではMakhanaというようです。
フォックスナッツって?
余り聞かない名前だけれど。

調べてみると、オニバスですって。
オニバス・・・。思っても見ない植物でした。
もっとこう、穀類っていうか、地上系の植物かと。

オニバスは、スイレン科オニバス属オニバス。
(子供がのっかる絵で有名なオオオニバスは、スイレン科オオオニバス属オオオニバス。)

オニバスは、葉っぱや茎など全体にトゲトゲが沢山あり、どちらかというと凶悪な様相の植物です。
種子は、真っ黒で固くて丸く、直径1㎝くらい。固い殻の中に白いデンプン質が包まれています。
この種子を芡実(けつじつ)ともいい、漢方薬に使われたりします。

おお、芡実!
聞いたことあります。
漢方スープの中に入ってました! 

フォックスナッツ

この写真は2009年に四神湯の中身を解体してみたときのもの。
左下の断面が真ん丸で、表面が茶色のものが芡実です(殻から出してある状態)。

そうか、これかあ・・・。
漢方食材としては、いろいろなものと混ぜて使うものですが、これ単体でポン菓子にしてしまうのか・・・。

foxnutsで検索したら、インドの動画が出てきました。
言葉も分からないし長い動画だし、どうしようかな、と思ったものの、一応見てみたら、なかなかこれがびっくり。
このポン菓子、米ポン同様、例の圧力をかけて作る機械(穀類膨張機)を使って作るものだと思ったら、違うのです。

なんと、天然ポン菓子(ポップコーンとほぼ同じ原理)。

先ほど黒くて固い殻につつまれている、と書きましたが、その殻ごとじっくり、つきっきりでかきまぜながら乾煎りしていきます。
そして十分加熱したところ、即座に数粒ずつ、木の台に放り木槌で叩いて殻を割り、その減圧で瞬間的にポン菓子になる、という訳です。
(動画19:00頃)

ポップコーンは、加熱して圧力が上がった中身が、自力で殻を割ってはじけますが、フォックスナッツの場合は人間が割る作業を。
こんな方法があったとは。



 

上記動画は伝統的な方法ですが、現代では勿論、各段階で機械化されているのではないかと思います。
(加熱~ポンの機械はたとえばこちら

栽培や収穫も、意外と大変そうです。
・苗床(浅い池)に種まき
・苗が育ったら栽培場所(池)に植え付け。その池では魚を飼ったりアヒルを泳がせたりして、肥料供給、害虫駆除をはかる。
・花は水上で咲く。果実は、日本の蓮の実とは違う形状で、ツボミみたいなかたちでトゲットゲ。
 中には100個くらいの種子が入っているが、水中に沈んでそこではじける
・種子の収穫は、腰まで水に漬かって、池の底をさらうようにしてザルに入れていく
・そこそこ泥がついた状態で、足で踏んで種子を磨く。
・水で綺麗にゆすいで乾燥。
・種子を、メッシュの違うザルで選別。おそらく粒の小さなヒネ豆ははじけないので、よけるのではないかと思います。
 一部は植え付ける種子用に。

日本ではマイナーな食材ですが、インドでは比較的歴史があってメジャーなのでしょうか。
栽培や加工すべてにわたって意外と手間がかかり、手順がとても洗練されているなあ、と感じました。

今回は、ぽりぽりとこのままおやつに食べてしまいました。
インド料理ではどう使うのか、また調べていきたいと思います。

コメント
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