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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ベトナムMAROUのチョコレート

2019-07-17 | +お菓子・おやつ

ベトナムのチョコレートを頂きました。(Miyakoさん、ありがとうございます!)

Matouというブランドのものです。
ベトナム産のカカオを使って、大変クオリティが高いチョコレートを作っていると評判のメーカー。

 

Marou

じゃーん☆
6枚も。
色の違いは、カカオ含有量や豆の違い。
それにしてもパッケージが高級感があって綺麗ですよね。
いまどきの新しい商品は、見た目も、高級さにふさわしく素敵になっています。

 

Marou

全部で6種類。
左から、70%、70%、72%、74%、78%、76%。
(数字順に並べるはずが、最後の二つ、並べ間違えました!)


それぞれの説明を書いておきます。
(味のメモをとったのですがいま手元にないので、後程追記します)

 

Marou
Marou

ベトナム語、よく分からないので普通のアルファベットで書いてしまいます。

TIEN GIAN 70%
フルボディチョコレート。スパイス、フルーツ、蜂蜜の香り。メコンデルタのCho Gao地域のカカオ豆。
感想メモ:複雑な味。酸味あり。ベリーの気配。後味にいい香り。◎

DAK LAK 70%
素晴らしく複雑な風味。長く続くスパイシーな後味。Dal Lak地域の高地で育てられた最上級のカカオ豆。
感想メモ:スキッとした味。
 

Marou
Marou

DONG NAI 72%
Dong Nai上流地域にあるCat Tien国立公園に近い自社発酵施設にて、地域で育てられたカカオ豆を加工した。
かすかにスパイスの風味がある繊細でバランスのとれたチョコレート。
感想メモ:プルーンのような酸味

LAM DOMG 74%
MadaguiとBao Loc, Lam Dong地域の間にあるベトナム中央高地の丘陵森林地帯のカカオ豆。
ごく少量の加工量で作られた貴重で繊細なチョコレート。
感想メモ:酸味もあり、ほろ苦い。
 

Marou
Marou

BEN TRE 78%
強いがバランスのとれたチョコレート。
メコンデルタのBen Tre地域のカカオ豆。ここではカカオの木はココナツ果樹園に一緒に植えられている。
当社のチョコレートはベトナム産の最高級の材料を使ってホーチミン市で製造されている。
感想メモ:すっぱめ。

BA RIA 76%
大胆でフルーティなチョコレート。
Ba Ria地域の家族経営の農園から直接仕入れたカカオ豆。
当社のチョコレートはベトナム産の最高級の材料を使ってホーチミン市で製造されている。
感想メモ:華やいだ味。フローラルな香り。◎
 


感想が「すっぱめ」とか一言だけだったことからも分かるように、味わい分けるのは、かなり大変でした。
どれも美味しいチョコレートでしたが、気に入ったのは、◎をつけた、一番最初の紺色(70%)と、最後の赤(76%)でした。華やかな香りとか、フローラルな感じのものが好みなのかも。

従来はカカオ豆は熱帯地域で生産されるものの、チョコレート製造は西欧、という構造でした。
でも最近では、カカオ豆の生産国がチョコレート製造にも取り組んでいるようです。
経験が浅く、ノウハウはまだ足りないところもあるかもしれませんが(例えばインドネシアのチョコレートは、もう一歩、という感じ・・)、これからもがんばってほしいです。

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台湾2019.3:鳳梨酥4種

2019-04-22 | +お菓子・おやつ

市街地に飢えている私には、台南は、歩いていてとても楽しい街です。
ほぼあてどなく、ひたすら歩いています。
とはいえ、目的地(およびご褒美)があると嬉しいもの。

目的地は、美術館やデパート、カルフールだったり、お菓子屋さんだったり。
で、到着したら、とりあえずちょびっとお買いもの。
大抵どのお菓子屋さんにもあるのがパイナップルケーキ。
意外と味が違うので、食べ比べてみるのは結構面白いです。
今回は、都合4種類、買ってきました。(基本的にはばら売りで1、2個ずつ買っています)
 

鳳梨酥4種

左から、
丸いもの:台中の宮原眼科(日出食品というお菓子メーカーのお店)
四角くて色が濃いもの:台南の保興味(カルフールの近くの小さなお店)(717台南市仁德區中山路893號
四角くて一番おおぶり:義美食品(各種無添加食品をプロデュース、販売しているメーカー)のもの(701台南市東區裕農路670-1號
小さいもの:旧振南餅店(高雄が本店のお店)(701台南市東區林森路二段184號

外見だけでもこんなに違います。

保興味は、カルフールまで歩く遠いみちのりの途中で、ちょっと寄り道する場所が欲しくて、グーグルマップで探しだしたお店でした。
涼めるかなーと期待していましたが、店頭での小売りにはさほど力を入れていないようなごく小さなお店で、椅子どころかエアコンもなし。言葉が通じなくてすごくドギマギされてしまいましたが、なんとか4つほど買ってきました。
(ほんとは2個にしようかと思ったけれど、なんとなく申し訳なく・・・)

旧振南餅店は、パイナップルケーキを検索していたら出てきたお店。高雄が本店ですが、台南にもお店があるようなので、行ってみることにしました。到着してみると、支店だからかどうか、贈答用箱入りの販売のみで、ばら売りは基本的にはやっていません。
交渉してみたところ、カフェコーナーで、お茶+お菓子として出しているものならば買って持ち帰ることが出来るとのこと。
(カフェコーナーでは、お茶と一緒にいろいろなお菓子が試せて、観光客にはよさそうです。今回は時間がなかったので座りませんでしたが)


 

鳳梨酥4種

切って見ると、餡の色合いもさまざま。


 

鳳梨酥4種

宮原眼科(日出):餡はパイナップル100%タイプで甘酸っぱい味。明るい黄色で、比較的細かくすりつぶしてあります。甘酸っぱい味。
クッキー生地の焼きは薄め。
 
保興味:餡はパイナップル100%タイプで甘酸っぱい味。ずいぶん濃い色で、粗く刻んであって、パイナップルのかみごたえあり。クッキー生地にバターの香りがして、焼き色深めでとても香ばしい。試食のものはパサパサでイマイチかなあと思って買ったのですが、以外にも試食より美味。今回一番気に入りました。


 

鳳梨酥4種

義美食品:餡は冬瓜ミックスタイプ(酸味ほとんどなし)。とても滑らかで甘い味。
全体に、工場製かなあ、という印象。

旧振南餅店:小さい!!この小ささなのに値段は他と同じくらいで、高い~という印象。(普通サイズのものもあるようです)
餡は、冬瓜ミックスタイプ(酸味ほとんどなし)。クッキー生地は、ミルク風味強めで、粉乳を多めに使っているのかな、という印象。何しろ小さいところが一番印象深く(ディスアドバンテージ)、美味しさがそこそこでも、全体としての魅力はぐっと下がってしまいました・・・。機会があれば普通サイズのものを再度買ってみたいものです。

 


「全種類コンプリート!」とか、「その中で一番のものは!?」という方向性に凝りがちな私ですが、3,4種類程度をこうやって味わうのもいいものです。それぞれの個性を楽しむことが出来ます。
こういうのを「予選」にして、そのうち決勝戦をするのもいいな。むふ。

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2019.3台湾:8の字クッキー(8結蛋捲)

2019-04-15 | +お菓子・おやつ

台中の名物というお菓子屋さんに連れて行って頂きました。
六月初一 June 1st」というお店。
「台中 お土産」という通り一遍の日本語検索では出て来なかったところです。

台中で学生時代を過ごした女の子たちのご案内なので、地元愛があふれたお店のチョイスです☆ 嬉しい☆

台中六月初の8の字クッキー

こちらがそのお店。こぢんまり。

 

台中六月初の8の字クッキー

店名の看板にある、「8結蛋捲」(8の字クッキー)が商品です。(写真はお店HPよりお借りしました・・)
極薄のラングドシャ生地?のクッキーをシワをよせるような要領で、かわいく8の字に整形したもの。

ルマンドの芯になっているあの生地(名前が出て来ない)よりは、油脂(おそらく植物油)を多く含んで、リッチな感じのクッキーです。
チョコがけしてもいいなあ、と思うサクサク感。

台中六月初の8の字クッキー

商品は、この8の字クッキーのみ!
台湾のお店って、潔く商品を限定する場合が結構あります。
「うちの名物はコレですよ」と。
で、お店の規模は小さ目。あれもこれも手広くやるよりも、お店側も楽ではないかしら。

種類はいろいろあって、オリジナル、ゴマ、コーヒー、チョコレート、海苔塩味。
どれもサクサクで美味しいです。

試食して、どれも美味しいので大変悩んだ末、ゴマとコーヒーを買ってきました。


こわれにくいように、また湿気ないように密閉容器に入っています。
軽いのですが、かなりかさばるものでした。
気軽に2種類買ってしまったものの、帰りのスーツケースのパッキングが大変でした。
 

チョコがけしてもいいなあ、と思って買ったのですが、もうだいぶあたたかくなってきて、チョコという気分ではないです。
一気食いを防ぐため小分けしてシールしてあるのだけれど、全部このまま食べ終わってしまいそうだな・・・。

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201903台南台中:枇杷のど飴

2019-04-11 | +お菓子・おやつ

3月は、初めて台中にも行ってきました。
(いくつか行った名所については、また別記事にて)

日本時代からの古い市場にて、珍しいものを見かけました。

 

枇杷飴
枇杷飴

「枇杷菓」というのが商品名でしょうか。
黒くてつやつやして丸っこくて・・・・え?本当の枇杷のタネ!?

枇杷のタネを黒豆みたいに蜜煮にした商品があるようなので、それ系? 煮たあとに、干してあるとか??

試食用に切ってあるものを見ると、断面は一様な質感で、ねっとり半固体のペースト状。
なるほど、枇杷のタネに似せた形のキャンディのようです。
(枇杷菓で検索するとこの商品の画像が出てきました)

原材料は、枇杷、麦芽糖、椰子油、蜂蜜、薄荷、そして(この写真にはありませんが)川貝。
(枇杷が、果実なのか葉なのかタネなのかはよく分かりません)

川貝というのは生薬成分で、別名貝母(バイモ)とも。
アミガサユリの一種の球根を乾燥させたもので、咳止めなどに使われる生薬です。
ビワも喉にいいのでしたっけ。


試食してみたところ、いわゆる漢方薬臭さは全然なく、ミント感がすーっときもちのいい、ほどよい甘さの柔らかキャンディでした。
(日本の「改源のど飴」の方がだいぶ漢方薬っぽい味)
小さいのをひとつ、買ってしまいました。

花粉の時期、ダンナサマは大体一度は喉を痛めるので、その時に「えっへん。いいものあるよ」と出してあげようかと思っていましたが、退職してずいぶん規則正しいゆったりした生活になって、花粉の症状も、例年よりマシみたい。
出番が・・。 



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台湾2019.3:台南、廸士丹(デズモンド)ベーカリーの胡桃ケーキ

2019-04-05 | +お菓子・おやつ

台南はもう何度も訪れているので、最近は観光情報ではなく、その土地に住んでいる普通の方のブログとグーグルマップを参考に、散歩しています。

いま住んでいるところが、新興の郊外都市なので、名所旧跡よりも「お店」に飢えているので。

最近は「気まぐれ食いしん坊の台湾ごはん」をこっそり愛読させて頂いていました。
(目標だった1000店食べ歩きを達成されたということで、残念ながら2019年1月で更新終了してしまいました・・・)

ここで読んで、美味しそう・・と思っていたのが胡桃のケーキ
正しく書いておくと、
迪士丹麵包蛋糕坊 デズモンド(?読み方分かりませんどなたか教えて下さい)ベーカリーの 「核桃派」 です。
核桃はクルミで、派は、パイ、という意味でよく使われているようです。発音は「パァ」という感じに聞こえます。
(ちなみにタルトは「塔」。発音は「タァ」。お菓子などの型(モールド)は「模」「モォ」のようです。)

名前に派(パイ)とついていますが、円形のケーキを8等分したもので、濃い色の生地に、レーズンとクルミがぎっしり。
写真を見るととっても美味しそう☆ きっと私の好みです。

今回はダンナサマと別行動の日が2日ほどあったので、台南市美術館を見学したあと、てくてく歩いて行ってみました。

暑さがきびしい・・・。

ようやく到達してみると、見逃してしまいそうな小さなお店でした。 

迪士丹麵包蛋糕坊

開いているかも不安になる、地味目のたたずまい。

入ってみると、全体に、とてもオールドファッションなパン屋です。
日本だと、ベーカリーとか、ブーランジュリーという言葉が広まる前の「○○パン店」という感じ。
昭和な感じ、しかも、50年代か、それより前っぽいです。
(最近はあまり見ないようなお菓子やパンがありました)

棚は大体が空でしたが(売り切れたのか、少量しか作っていないのかは不明)、お目当てのケーキ、ありました。

 

迪士丹麵包蛋糕坊
迪士丹麵包蛋糕坊

(店内の写真撮影をお願いするのも恥ずかしく、また持ち帰ったケーキも何故か断面写真のみ。なので上の写真は借り物です)
丸いケーキを8等分してあり、1カット確か35元。
レーズンもクルミもぎっしり入ってずっしりしているのに、とってもお得なお値段です。

食べてみると、甘さ控えめで、ナッツがこりこり。見かけ通り、とっても美味しい!
レーズン部分には、それほどお酒を感じません。ラム酒じゃなくて、紅茶とか水とかで戻しているのかしら。
生地部分は、レーズンにやや水分を持って行かれていますが、もちもちしっとりしています。
うっすら黒糖ぽい風味。
油脂はほとんど感じません。
香りから推理するに、バターは使っていないし、それ以外の油脂も、入っていたとしてもごく控えめのような感じ。

くさび形の形状で販売されていますが、この形のままガブリと齧るのではなく、パウンドケーキを切るときのように、均一な厚さにスライスしてから食べた方が美味しいような気がしました。



油脂があまりなくてもこんなに美味しいケーキが出来るんだなあ。
イギリスのウェールズ地方に、バラ・ブリスというレーズンたっぷり・油脂一切なしケーキがあるようなのですが、それに近いレシピかしら・・・?
(バラ・ブリスはブラックトリークル(黒糖蜜)を使うのだそう)

時々行くパン屋にある「黒パン」(パンという名前ですが、膨張剤を使った黒糖蒸しパンのような甘いケーキで、具なし)と近いような気もします。
どういう材料か聞いてみようかな。
(来週あたりにこのパン屋に行けたら、黒パンを買ってきて、ここに写真を追加します。)
今度作ってみるのもいいな・・・。 


■参考情報
迪士丹麵包蛋糕坊 フェイスブックページ

バラブリスレシピ例

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懐かしい感じのビスケット 中立薄塩乳香餅乾

2019-04-03 | +お菓子・おやつ

台南のカルフールで、厳選に厳選を重ねて、ちょこっとお買いものしてきました。
お買いものはほんのちょびっとだけれど、2時間くらいはいたかも。

昔懐かしい感じのビスケットを買ってみました。 

中立薄塩乳香餅乾

中立薄塩乳香餅乾というもの。
薄塩ミルクビスケット、とでも訳せましょうか。

 

中立薄塩乳香餅乾

こんな感じで、小分け包装どころかプラスチックトレイもなしで、ぎっしり袋に入っています。
(写真はカルフールサイトからの借り物です)
お値段なんと30元。
日本円で120円弱くらいというお手頃価格☆☆

 

中立薄塩乳香餅乾

「中立」というのはメーカーの名前。
ビスケット表面に、CHUNGLIと書いてあります。チュンリー、と読むのかな?

 

中立薄塩乳香餅乾

買ってみようと思った一番の理由は、原材料。
小麦粉、ラード、エバミルク(濃縮ミルク)、粉乳、砂糖、卵、膨張剤、塩。

油脂としてラードというのは、珍しいですよね?(そうでもない?)
おそらくこれは比較的昔からあるクッキーで、その頃の台湾では、ショートニングよりもラードの方が手に入り易かったのではないかな。

エバミルクというのも、最近のお菓子ではあまり原材料欄で見ない気がします。
台湾は暑い国で、酪農も盛んではないので、流通に便利なエバミルクが使いやすかったのではないかしら。


材料の2番目にラードがあって、こってり気味だったらどうしよう?と思いましたが、サクサクと軽い、美味しいビスケットでした。
ほんのり甘く、ミルクの香り。
表面のごく薄い塩が、いいアクセントになっています。
マリービスケットに近いですが、塩味があるので、ミレービスケットも思い起こさせます。
ミレービスケットよりも塩味も油もだいぶ少な目。
(ミレービスケットって、焼きあがったビスケットを(豆菓子を揚げた)油で揚げているのですって。どうりで表面に油がてりてりと・・)

シンプルで美味しいビスケット、この先も長く作られていきますように。

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お米のヨーグルト

2019-02-27 | +お菓子・おやつ

滋賀の近江今津にて。

昼からの宴会が終わり、酔っぱらった男性陣は、会場となった旅館のお向かいの佃煮屋さんへ。
琵琶湖の魚介の佃煮や鮒寿司を、酔った勢いであれこれ買い込んでいます。

私は、片隅の冷蔵庫にて、面白いものを発見。

お米のヨーグルトですって!
しかも、鮒ずしの乳酸菌を使っているそうなのです。
値段はいくらだったか忘れましたが(私も酔ってた)、一個買ってみました。

お米のヨーグルトRISE

Rise リセ というヨーグルト。
ゆず味とレモン味があり、今回はゆず味を買ってみました。

 

お米のヨーグルトRISE

とろり~ん。
そして、この写真で分かるでしょうか、うっすら半透明な質感です。
食べてみました。
とろ~っとしつつ、わずかに米粉の粒子感があります。
そして、ムム、ちょっと糊っぽいような? 口の中に膜が張るような印象が少しあります。
でも、慣れると気にならないです。

味としては、しっかり酸味の効いたゆず味。
ゆず果汁を多めに使っているのかな、とっても好みです。

原材料を見てみると・・・ 

お米のヨーグルトRISE

原材料は、米、ゆず果皮、上白糖、鮒ずし由来の乳酸菌。

なんと、ゆず果汁はなし。
ということは、この美味しい酸っぱさは、鮒ずし、じゃなかった、乳酸菌由来のもの。
ほほーう。
確かに鮒ずしって酸味がありますよね。
鮒ずしが発酵するあの要領で、重湯的なものが、酸っぱくなってヨーグルトに・・・。
 

お店の人のお話では、鮒ずしの特にお米の部分は、お腹を壊したときや、花粉症にも軽減効果があるとか。
乳酸菌パワー・・・。
このRiseを開発した会社の社長さんは、ご自分が大病されたこともあって、健康効果や材料などにとてもこだわって作っているようです。
(でも、なかなか広く売れるものでもない模様。
 流通および販売店での保管温度を通常のヨーグルトより低くする必要があり、苦戦しているようです)

楽天でも買えるようです。
これから花粉の季節。(既にじゅびじゅびになってきてます)
1個250円とやや高価ですが、花粉の時期だけでも、取り寄せて毎日食べてみようかしら・・・。味が好みだし、おなかの調子にもいいかもしれないし・・・。

(鮒寿司も買ったのだけど、毎日食べるのは「勿体ないからダメ」とダンナサマに言われそうなので・・)



■参考情報
製造会社八坂によるサイト アレルノン食品

米粉ヨーグルトRiseの開発について(PDF)

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八つ橋どらやき

2019-02-26 | +お菓子・おやつ

先日、イトウさんに「鴨と日本酒の会」に誘って頂いて、近江今津(滋賀県)方面に行ってきました。
(山科で一泊)

帰り、ほんのり酔っぱらって京都から新幹線に乗ったのですが、酔っぱらうと財布のひもがゆるみます。
ふと買ってしまったのがこちら。

 

八つ橋どら焼き

八つ橋どら焼き。
確かプレーンと抹茶がありましたが、今回は抹茶を。

どら焼きの丸いシルエットから、生八つ橋の正方形がはみ出して、インパクトのある外見です。
「そうか、この手があったか」という感じ。

 

八つ橋どら焼き

切ってみました。
どら焼きの皮とあんこの間に生八つ橋が1枚。
ふむふむ。そうだよね。

食べてみると、美味しいことは美味しいのですが、どら焼きのパワーが強いです。
ひらりん、とした薄い八つ橋は、小麦粉の圧倒的なうま味に圧倒されている感じ。
あんこの量も多いので、食べた印象は9割がたどら焼きかなあ。

餅(求肥)が薄べったいというのもあるかも。
よくあるパターンは、あんこの中にやや大き目の塊の求肥ですよね。
陣太鼓とか。
かたまりの求肥は、もちもち感があって、存在感がしっかり出てきます。

 

八つ橋どら焼き

でも、見た目は、八つ橋がまんま挟まっていて、インパクトがありました。
四隅からぴろりん、と八つ橋がはみ出ている様子が、とっても可愛い☆
アイデア商品ですよね。

 


どらやきといえば、熊本の産直で買って食べた、菓舗木村屋の天草どら焼きが美味しかったなあ。
小さ目の小麦粉生地に、ぶ厚くあんこが挟まっていて、横からあんこが丸見え。
小豆つぶあんタイプを買ったのですが、ボリューミーなあんこなのに、しつこくなくて、とっても美味。
昼ごはんを食べ損ね、夕食までの虫やしないに1個買ったのですが、ダンナサマと奪い合い状態で写真どころじゃなく・・。
1人一個でも、余裕で食べられました。
(夕食がすごい御馳走なので、結局は食べなくてよかったのかもしれないけど)

あの旅行で食べた印象深いお菓子のひとつでした。
お持ち帰り用もいくつか買えばよかったな~。

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和のメレンゲ菓子「月世界」

2019-02-14 | +お菓子・おやつ

不思議食感のなお菓子を頂く機会があったので、ご紹介します。
有名かもしれませんが。 

富山の和菓子「月世界」

富山のお菓子で、「月世界」というもの。
羊羹のような細長い箱に入っているのは・・・

 

富山の和菓子「月世界」

ぴっしり美しい、正方形の包み。
これが、重さがないくらいに軽いのです。

 

富山の和菓子「月世界」

よくみると、うさぎの模様が。
奥ゆかしく、白地に白のうさぎ。

 

富山の和菓子「月世界」

中はふたつに分かれています。
色は、真っ白という印象でしたが、この写真で見るとクリーム色ですね。
「暁の空の淡い月影と美しい表情から」、月世界という名前がつけられたのだそうです。
 

富山の和菓子「月世界」

とてもとても軽く、でもしっかり固い形状。
歯ごたえは、パキっと固め。
「メレンゲみたいだし多分甘いんだろうなあ・・・」予想しつつ口にしたのですが、それほど甘くないです。

衝撃的なのが口どけ。
口に入れた瞬間から、するるっと消えていくのです。
カシっと固い歯ごたえと、空気のような口どけの対比が新体験。
余韻に、卵白のやさしい味が広がります。

『小さなお茶会』でかるめ焼きのことを「お月様の味」と表現していましたが、この「月世界」こそ、月光の味といってもいいのではないかしら。

 

富山の和菓子「月世界」

原材料は、砂糖、卵、寒天。
馴染みのある材料ですが、食べた瞬間、こんな新体験が味わえるなんて、すごいです。

おせんべいやクッキーのように、日常的に食べるようなお菓子ではないかもしれませんが、もし1個食べてみられる機会があったら、一度は味見をおすすめしたい、とってもスペシャルなお菓子でした。


それにしても、どうやって作るんだろう。
和菓子の淡雪羹(卵白を寒天で固めたような生菓子)が原型かなあと思いますが、低温乾燥焼き?
いや、フリーズドライかな。
キューブ状のインスタントお味噌汁のあの軽さと似ている気がします。
 

富山の和菓子「月世界」

箱の説明によると、明治の半ばに創製されたのだそうです。
明治半ばって、フリーズドライ製法はあったのかしら(ないよね?)。
このお菓子にも、インスタントラーメン開発史みたいな苦労話があったのでしょうか・・・・。

 


このほか、やはり富山には卵白を使った面白い和菓子があります。
不破福寿堂の鹿の子餅といって、白くてキューブ状で、お餅とマシュマロの中間のような、ふにふに、もちもちとした食感。
こちらも初めて食べたときは、「えええっ、こ、これはなに?」と衝撃でした。
いつか記事にしたいと思います。



====

ところで、記事とは関係ありませんが、プレゼント企画。
内容・発送時期は未定ですが、ココナツかんころ餅は入る可能性大です。ほかにも何か手作りのものを。
3,4名くらいかな。
マルシェに来て下さった方、コメントをよく下さる方を優先にします。
到着後、メール(もしくはコメント欄)にて写真や感想を下さると頂けると嬉しいです。
(連絡がないと結構凹みます・・・)
大変恐縮ですが、送料着払いにさせて下さいませ。
応募が少なかったらどうしよう。


===
応募ありがとうございました。
あおきさん(どの記事でコメント頂いたのでしたっけ?)、JJJさん、minaさん、レモンさん、松太郎ママさん、みなさん当選にしたいと思います。

すみませんがメールアドレスをコメント欄に書いて下さい(松太郎ママさんもお願いします。実は携帯をかえまして前に頂いたアドレスが探しにくくなってしまって・・)。
なるべくすぐに見えなくします。

====
みなさんメールアドレスありがとうございました。

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天草・熊本旅行:世界遺産 崎津集落の杉ようかん

2018-12-20 | +お菓子・おやつ

天草の下田温泉で一泊した翌朝は、天草の下島を更に南下します。
最近世界遺産になったという崎津集落に行ってみることにしました。

(集落の様子はまた別途)

ぶらぶらしていると、可愛らしいお菓子が目につきました。 

天草崎津の杉ようかん

「杉ようかん」というもの。

白い米粉のお餅に、ピンクで着色してあり、緑の杉の葉が添えてあります。

 

天草崎津の杉ようかん

買ったお店で、コーヒー1杯とこの杉ようかんを二人ではんぶんこしました。
ご主人がこのお菓子の由来を教えて下さいました。(↑集落内に看板もありました)
徳川家斉公の将軍即位の祝賀で琉球王の使節が江戸に向かったのですが、途中で嵐にあって、この崎津に漂着したのだそうです。
その際に崎津住民が救助を手伝ったお礼として、このお菓子の作り方を伝授したとのこと。

最近は作るお店もなくなっていたのですが、数年前、県の地域おこしか何かの事業(?)で、この地域特有のものはないか、という調査があり、杉ようかんが再発見されました。
昔は、かなり大き目で、杉の葉をぎっしりしきつめて、何層にも重ねたものだったそうです。
何日かにわたって食べるもので、結構固くなってしまったりもしたとか。
幸い、作り方を知っているお年寄りがまだいらっしゃいました。

商品開発にあたっては、現代風にアレンジ。
観光客が試しに買いやすい小さ目サイズにし、お値段もおさえ(確か1パック200円)、杉の葉は、剥がしやすい程度の分量に。
で、このような形になりました。

 

天草崎津の杉ようかん

ようかんとはいうものの、米粉のお餅のようなもの。中に2筋に餡が入っています。
(杉の香りはよく分かりませんでした)
ぺとぺとと手にくっつきますが、とても柔らかくモチモチして、おいしいお餅でした。


琉球由来・・・。
オリジナルはこちら、ムーチーです。
 

沖縄のムーチー

(写真はWikipedia「ムーチー」より)

米粉(餅米粉)を練ったものをサンニン(月桃)の葉っぱで包んで、蒸してある餅菓子です。
大好きなお菓子で、以前沖縄に行ったときに沢山買って帰ったりもしました。
お餅に、月桃のいい香りがしっかり移っているのです。
(この香りが苦手という人もいるようですが)


杉ようかんは、このムーチーに、なんとなく通じるものはありますが、だいぶ違うかも。
まず包む葉っぱが、平たくて包みやすいものではなく、チクチクして、包むのには不向きじゃないかと思える、杉の葉。
琉球の人は、実際作ってみせたのだろうか、それとも作り方を教えただけ・・?
レシピを書いて渡す(又は口頭で説明する)だけでは、この地に根付くまでには至らなかったと思うので、実際作ってみせた(救助のお礼に御馳走した)と思うんですよね。

とすると、琉球のパティシエは平たくて月桃的なものを探したはず。でも、代用になるものがうまくみつからなかったのかなあ。
香りがよくて、苦さなどが移らずに害にならない木の葉は、スギしかなかったのだろうか。
(それにしてもチクチクで、お餅に食い込んだら剥がすのは大変そうなんだけれど・・・)

日本全国でいうと、お餅を包む葉っぱとしては、ミョウガ、サンキライ(サルトリイバラ)、紫蘇、笹、などがあります。
ミョウガ(や生姜)は結構月桃に近くない? 200年前の崎津で、ミョウガの葉が採用されなかったのはなんでだろうなあ・・・。

あんこが挟んであるところも違います。
沖縄のムーチーは、小豆餡は入っておらず、餅自体に黒糖や紫芋で風味をつけてあります。
沖縄は暑いし、小豆餡は傷みやすいので、ムーチーに使う習慣はない、ということだと思います。
とすると、琉球パティシエは、きっと、餡なしで作ったんじゃないかなあ。
琉球の人から教わったあと、時代を経る間に、「やっぱあんこがあった方がおいしいよね?」と崎津で変化していったのかもしれません。

 



■参考情報
沖縄の餅各種(杉ようかんに似たものはないです)

コメント (2)
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