小春日和でした、
今日みたいな、柔らかい光をポジャギの撮影にしばらく待っていました。

ポジャギの大半は、折り伏せ縫い と呼ばれるパッチワークですが
全羅道のポジャギはちょっと違っている。
画像多めでご紹介します。











現物で見比べると良くわかるのですが 巻き折り伏せ縫い とでも言えば良いのか
接ぎ合わせ部分を更に強度が出るよう紙縒って丸めてから接ぎ合わせています。
技術的にも大変な縫い方(折り伏せ縫いだけでももちろん大変ですが)
当時の用途は、婚礼の際の包みだったり、衣類等を収納する際のたとうのようなものなので
作り手は全く意図していなかったのだろうけれども、
(本来の意図は、ほつれやすい麻の特性上、強度を増すために折り伏せ縫いされたもの。)
光が透けた時に線がよりくっきり出て美しいです。
今回のタイプは全てが手縫いです。
晒し具合や織の密度の違うモシが5-6種も組み合わされ
繊細なニュアンスとトーンが美しいポジャギです。
ここからは室内光での撮影(現物に一番イメージの近い色となります)




ここからは自然光(経年ゆえの染みなども少々ございます)





● 小春日和 / 全羅道 ポジャギ(チョガッポ)
李朝時代中期
芋麻(モシ)
巻き折り伏せ縫い
W86×L80cm (周囲の紐は木綿 約90cm)
(完全な正方形では有りません、サイズは最大寸を測っています。悪しからず。)
* ご売約済みとなりました、ありがとうございました。

☆ 11/30(木)店休日、12/1(金)2(土)営業日、3(日)大江戸骨董市出店の為店休日 となります。
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FUCHISO (フウチソウ)
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