ポジャギの大半は、折り伏せ縫い と呼ばれるパッチワークですが
全羅道のポジャギはちょっと違っている。
現物で見比べると良くわかるのですが 巻き折り伏せ縫い とでも言えば良いのか
接ぎ合わせ部分を更に強度が出るよう紙縒って丸めてから接ぎ合わせています。
技術的にも大変な縫い方(折り伏せ縫いだけでももちろん大変ですが)
当時の用途は、婚礼の際の包みだったり、衣類等を収納する際のたとうのようなものなので
作り手は全く意図していなかったのだろうけれど
光が透けた時に線がよりくっきり出て美しいのです。
今回は2枚の全羅道と思しきポジャギに出会えました。(いまだかつてこれら合わせても3枚だけ)
画像では中々魅力が伝えにくいものですが
1枚づつご紹介します。
全羅道 ポジャギ ( **の周りの部分だけが、巻き折り伏せ縫い)
李朝後期
75×77cm
芋麻
* ご売約済みとなりました、有難うございます。(記載が遅くなりまして申し訳ございません。)
近年、北朝鮮や中国で縫われた新しい(紡績糸だったり化繊も見た)ポジャギが市場の大半を占めていて
芋麻特有のハリや、使い込まれた柔らかさの感じられる
儒教の教えゆえ生まれ得た、ポジャギに出会うことが年々、難しくなって来ています。
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