● ビザンツのダブルクロス

シリア出土の10c-13c頃のビザンツ帝国時代のダブルクロスと呼ばれるもの。



悲しいニュースから連想しての商品紹介も、嫌なもんだなー

と思っていた矢先お客さまご来店。

以前頂いてディスプレイしていた松ぼっくりを見てつぶやいた。

これって水に入れるとつぼむんですってね。　

へー、どれ。

コップに水を張り早速浮かべてみる。

　３０分後　

ほ、本当だー。

でも何でしぼむ？？？

調べてみると松ぼっくりの傘一枚一枚の中に種子が有って、晴れた風の強い日は遠く迄飛ぶ様に開き、雨の日は飛べないので閉じているらしい。

自然界の造形って本当に素晴らしい。

人間だけが、自分の力量以上の事を求めてしまい（当然その欲求全てを否定は出来ないけど）

時に勝手で悲しい生き物となっているようで。。。





かつてはこんなに美しいもの造り出せてたのに。

＊２月１杯はこのままの姿で（鉄の台を誂えようと思案中）店頭にてご紹介しています。

サイズは、一番大きいもので　長さ9×幅3.6cmです。ご参考までに。


全てご売約済みとなりました、ありがとうございました。

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営業時間　12:00-18:00頃（事前にご連絡頂ければ18:00以降でも可能な日も）

FUCHISO　(フウチソウ)

〒150-0001
渋谷区神宮前3丁目-7-4
和泉ビル201

T/F 03-5474-7107

E-mail : fuchiso☆tbr.t-com.ne.jp　(☆を＠に変えて下さい)

● 2013.1/28(月) - 2/11(月祝)の営業予定

うわ、今日の営業までお知らせしたつもりになっていました。

ギリギリのご案内になってしまいすみません。。


1/28(月)　OPEN

29(火)30(水)　CLOSE

31(木) - 2/2(土)　OPEN

3(日)　CLOSE→ 大江戸骨董市 出店（骨董市が中止の場合は店舗OPENします）大江戸骨董市HP ◎

4(月)5(火)　CLOSE

6(水)7(木)　OPEN

8(金)　CLOSE

9(土) - 11(月祝)　OPEN

取り急ぎ決めてる予定はここまで。



2012年の夏以降、何とはなしに北京に行こうって気持ちになれていない。

青い空を取り戻せるのはこの先いつになるのかしら。

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● 南方の土器

病み上がりの身体にもそろそろ飽きたので、お店の前に以前から気にかかっていた　東京アンティークサロン　へ寄り道。

自分のまだまだ知らない世界、格好良いアンティーク工芸品達がずらり。

皆さん良く集められてるなあ、という印象に残るセレクトの骨董市でした。

丁度上京されていた同業者さんにばったり出会ったので、一緒に会場を後にして駅迄の帰り道、最近行かれたという韓国事情についてお話をした。

久々に思い出した人が居る。

2007年に訪韓した時に、もう近く店は辞めると話していた、インドに行くかもと言っていたけれど。。今どうしてるのかな？

エンプティおじさん（勝手に陰ながら慕っているかつて同業者だった方）の事。

ちなみに、これがそのおじさまの書いたドローイング。どれでもあげるよとの言葉に嬉しく頂いて、ずっと仕舞ってあった絵。



で、そのドローイングに描かれた壷と同じ気配を持った土器のことを思ったのでご紹介を。





φ23 H22.5cm (口径内寸7.5cm) ￥28.000
→☆ おくればSALEにて価格見直しました。お問い合わせ願います。

時代・制作地不詳(おそらく南方)

過去に扱った事の有るものからの連想でしかないのですが、インドネシアのロンボク島にも良く似た土の、フォルムの美しい土器が有ったっけ。

解っているのは、これが土器と言う事だけ。

ただ、弥生ほどポッテリ感も無くて、野焼きだろうけれど焼成温度は割と高そう＝薄作りな所がシャープな美しさ。



色んな記憶が過去のものとなり、何かのきっかけが無いともう思い出せない出来事が時間の経過と共に増えていく。

こうしている今も既に過去になる。

来月で又一つ、私もFUCHISOも歳をとるんだなあ。本当にお陰さまです。

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● 単なる普通の

インフルでは無かった様です。

医者に「単なる普通の風邪ですね」と言われ、一安心。

その言葉が欲しかった。

てな訳で、今日から無事お店開けてます。



ご心配おかけしました～。

FUCHISO

● あらら。

昨日から、体調悪しでして。。

今日は早仕舞いさせて頂きます、

一つしか有りませんしね、身体。

この感じだと多分明日も、お休みにします。

土日はお店開けられると良いのですが～。

インフルじゃ無い事を願い。



かたじけない

FUCHISO

● 2013.1/20(日) 大江戸骨董市

本日も大江戸骨董市にFUCHISOは出店、無事終えることが出来ました。

お寒い中を、ありがとうございました。

ぺこり。



雪、中々融けませんなあ。。

＊1/21-23は毎月恒例の静岡の古物市場＆休息日の為、お店はお休み頂きます。再びぺこり。

直近の店舗の営業予定は、カテゴリー「営業日のご案内」より、ご確認頂けます。

● 日本の漆 日本民芸館にて

一昨日。駒場の　日本民芸館　にて開催中の特別展　「日本の漆」を見に行って来ました。

伺ったのが平日だったからか、人もまばらで静か。窓から見える残雪も◎

以前に松本民芸館で丸山太郎さんの卵殻貼りの工芸品を見て以来心を惹かれ

漆工芸の中では下手な技法との事ですが、そのデザイン性の自由さと丸山氏のモダンな感性に。

今回は浄法寺や南部の漆工芸がメインの為、卵殻貼り自体の数は多く有りませんでしたが。

見応え有るものこの度も沢山で、充実した一時を。ありがとうございます。

３／２４迄

● マリ共和国版 宝珠

丁度このごろ良くないニュースで良く耳にする、アフリカ マリ共和国・２０c初頭頃・鉄製鍛造

婚礼の儀式用祭具のご紹介を。

イスラム教徒が多くを占めるマリなのに、なんで宝珠が？（宝珠じゃあないだろうけど）

ここからは個人的解釈です

ツイストとストレートは、異なる２人が一緒になる「結婚」を表して、

小さな丸い輪っかが、「子孫繁栄」を意味して作られたのでは！

とするなら、デザインとしてすんなり心に入って来る。

宝珠形（マリ-1・2）以外に楕円形（マリ-3）のものも有る

単純に鉄を鍛えていく行程で端の処理をし易い形が宝珠なのかも。（つまんでぎゅっとかしめて終わり！って感じに）

結果として、同じような形（宝珠）が宗教観の違う国でいずれも吉祥の形として生み出された所が、私としては勝手に面白い。

マリのトゥアレグ族しかり、民族のアイデンティティにまつわる問題、想像も付かない位根深いけれど、、別な方法で折衷案は生まれ得ないのでしょうか？

平々凡々と日本に生まれ育った私が出来る事と言ったら、宝珠に平穏に共存出来る日がいつか来るよう願かけすること位。。。

1-3各々￥8.500　３はご売約済み、有り難うございます。

マリ-1　± タテ14.5 ヨコ10 cm
　




マリ-2　± タテ16 ヨコ9.7 cm
　




マリ-3　± タテ15.8 ヨコ10.8 cm これは宝珠ではなく楕円。
　

おー、ここん家は子沢山。年賀状に「今６人目がお腹に～～」と有ったKちゃん家みたいだ。

テグスで吊ると動きが生まれて、影までも楽しい。

＊明日・明後日は古物市場等の為休業させて頂きます。

19(土)はお店にて通常営業　20(日)は　大江戸骨董市　に出店します（店舗休業）

不定休の為、営業予定は当blogにてご案内させて頂いております。

カテゴリー『営業日のご案内』より直近の営業予定をご確認頂けます。ご予定立てられる際にでもご覧頂ければ幸いです。
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● 2013.1/15(火) - 1/27(日)の営業予定

1/15(火) 16(水)　OPEN

17(木)18(金)　CLOSE

19(土)　OPEN

20(日) 大江戸骨董市　出店（店舗休業・骨董市が中止の場合は店舗OPENします）大江戸骨董市HP ◎

21(月) - 23(水)　CLOSE

24(木) - 27(日)　OPEN



お客さんに頂いた　雲竜梅　が咲き出した。この美しさを形や絵にして伝えたいと先人達が思ったのも、うなずける。

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● 2013初雪

東京にもついにこの日が。

一人で喜んでいるうちに、どか雪はどんどん積もり、お客さんも来ませんかね。

こんな日はお家にこもるのが幸せでしょう。

店に来る途中の団地で、こんな景色が見れたから、良しとしますか。



雪の結晶をルーペで見てみたくて挑戦するのですが、おたおたしている間に溶けてしまう。。

ずっと溜め込んでいるあれやこれの仕事にも、ついに手をつけ始めないとということか。

そんなこんなですが、一応、今の所お店は開けてます。

そんな初雪の日。



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● 蕎麦まんじゅう

小春日和の今日、柏文様の菓子皿が入りました。

まだまだ柏餅の季節には程遠いので、店に来る途中買って来た蕎麦まんじゅうを食べ食べ春を思う。

いっただきま～



した♪



直径14 高さ1,5cm　ご売約済み　ありがとうございました。

雅な文様ですね。

漆ものは本当に写真で色が出難いのですが、深い緑と鈍色の色漆で文様が描かれています。

明治～大正位のものかと思われます。

今日も１日ありがとうございました。

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● 轆轤挽きのストゥーパ

２０c初頭～中頃の木製 ！ 灯火器

ネパールの轆轤（ロクロ）工芸です

最大φ15×H29.5cm



上部にオイルを蓄えておく箇所も有り、もちろん木に燃え移らぬ様に金属制の覆いが灯芯の根元に巻かれていたはず。

ロクロならではの、エッジの独楽文が魅力かと思います。







ネパールらしく、仏塔（ストゥーパ）の容姿を取り込んだのでしょうね。ここにも宿ってますね、きっと。

先日の独楽しかり、見るからに芯が１本通っている、ろくろ工芸のものに憧れ、惹かれる傾向に有るようで。

なかでもこんな様な類いの華美な彩色のない朴訥な物。

あくまでも想像ですが、動力が電気じゃない時代もしくは環境だからこそ、人の手や心の揺らぎが映し出されているよう。

→☆ おくればSALEにて価格見直しました。お問い合わせ願います。


余談ですが、日本のロクロ工芸で思い浮かぶもの＝こけし　だったら、古手の「きなきな」と呼ばれる無彩色のをいつか扱ってみたいものです。

あと、毎度古物市場で、そろばんを見る度にひっそり思ってしまう、ロクロ挽きそろばん玉のネックレス　◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇　

これはすぐにでも実現出来そうでしていない。

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● 江戸後期 喧嘩独楽

そろそろ年賀状じゃなくて、寒中お見舞いなのね。早いのう。

でも、縁起物ならまだいいでしょ。

ごく一部で 民芸おじさん と呼ばれてるらしい、同業者さんから買わせてもらった

江戸後期頃の独楽（コマ）







ふちにぐるり鉄を巻いて有る所を見ると、喧嘩独楽だったのかしらね、傷だらけ。

でも、さすがは民芸おじさん。良い味の物お持ちです。

にしても、高かったなあー。

ま、縁起もんですしね。

独楽→その姿の通り「お金が回る」
まっすぐに通った芯（しん）→「意志を貫く」

φ9 ×H5.5 cm

￥15.000

もしかして、これこそFUCHISOに飾って縁担ぎした方が良いもの？？？

＊ 1/9・10は休業させて頂きます。1/11(金)-14(月祝)はOPENします
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● 水墨画

雲竜梅　という梅の枝を１本頂いたので

夜見ると黒々と見える位深い緑色のオランダのジンボトルに活けてみる

見ていて飽きない枝ぶりは

水墨画の様です



植物も、古道具も一瞬で空間の空気を変える位の大きなエネルギーを持っている。

＊昨日は寒中に大江戸骨董市へお越し頂き、まことにありがとうございました

明日も通常営業致します。

● FUJIYAMA ？

今年の初夢、ななんと富士山！初めてだ～　はたしてどんな１年に出来ますことやら。

さて、古い手工芸の中から富士山みたいなイメージのもの、年末にもブログでご紹介しましたが

もう一つ居ましたので。

これ



ね。雪化粧ならぬ藍化粧。

19c末-20c初頭頃　アフリカ　カメルーン　（民族名は不明）

W23 × H18cm

材質　表 木綿・裏 椰子の繊維（ラフィアよりもっと粗いパームの様な繊維）

＊ お陰様でご売約済みとなりました、ありがとうございます。

売り手いわく、デイリーユースだと言っていただけに、民芸として評価の高い王族の帽子達に比べると

技法やフォルムに驚くような感性の強いアイデンティティーは見られない、

ただ、この帽子が静かにに発している作り手と使い手の愛着のようなものを強く感じる。それも含めてきれいだなあと思う。

他の角度と詳細も。(富士山も見る場所からの角度で全く違う生き物ですよね)













平置き　　　FUJIYAMA　に見立てるも良し


壁掛け　　　目線の高さに有っても魅力が引き立つと思う。


●　明日は大江戸骨董市へ出店します（荒天等で中止の場合は店舗にて通常営業します　主催者HPにて開催情報はご確認頂けます　○　 ）

お出掛けの方は暖かくしていらして下さい。
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