FUCHISO(フウチソウ)

諸国の古い工芸/染織品をご紹介する小さなお店です。 東京都渋谷区神宮前3-7-4 2階/TEL 03-5474-7107

● 春の嵐

2014-03-30 | 日々


青山通りと表参道の一角に、貫禄の有る団地群が有る。


小学校高学年の時、団地暮らしを経験したためか

少しの郷愁と共に、緩やかに閉ざされた独特の気配を感じ取る。


地べたから生える四季折々の植物達を眺めるのが楽しみで、通勤時に団地の脇道を選ぶ。



もう随分老木に見えるこの桜は、あと何年花を咲かせられるのか。

桜が先か、それとも、、なんて気持ちになる事も人だから無くは無い。





折角咲きはじめた桜、今日の春の嵐で

散っていなければ良いな。


早くも、今年の4分の1が終わる。








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● フランス / 木彫像残欠

2014-03-29 | 古いもの





両手を広げるマリア像の

慈愛の 手 

を思わせる















19c フランス 木彫像残欠



最大部 幅 3.5 長さ16.5cm

◎ ご売約済みとなりました、有り難うございます。



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● オランダ / 19c初頭 淑女のたしなみ

2014-03-27 | 古いもの




19c初頭

オランダ版

淑女のたしなみ






牛の乳搾り

掃除

糸紡ぎ

花の水やり

アイロン掛け

楽器を奏でる

編み物

子守り

洗濯

料理

水汲み



淑女への道のりは、遠い。




木版・活版


*お陰様でご売約済みとなりました、ありがとうございます。




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● 2014.4/1 (火) - 15 (火) の営業予定

2014-03-26 | 営業日のご案内
2014.4/1 (火) - 15 (火) の営業予定をお知らせします





4/1 (火) 2 (水) OPEN



3 (木) 4 (金) CLOSE



5 (土) - 8 (火) OPEN



9 (水) 10 (木)  CLOSE



11(金) 12 (土)  OPEN



13 (日) 14 (月)  CLOSE *4/13(日)は 大江戸骨董市 に出店の為、店舗は休業致します(雨天中止の際は実店舗営業)
             東京国際フォーラム地上広場にてam9:00-pm4:00の開催となります。


15 (火) OPEN





きっと咲き始めちゃったら それはそれであっという間。

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FUCHISO

〒150-0001 渋谷区神宮前3-7-4和泉ビル201 

電話 03-5474-7107


● OPEN 12:00-18:00頃 古物市場・仕入れ等の都合により 不定休 での営業とさせて頂いております。
             営業予定は当ブログにてご確認頂けます。

● お問い合わせメールアドレス ( ☆ を @ に変えて送信して下さい ) fuchiso☆tbr.t-com.ne.jp 


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● フランス / キリスト降架

2014-03-23 | 古いもの



過去に見て来た

どれとも違う


「 キリスト降架 」












静寂に包まれた孤独な 祈り を想う




フランス

20c初頭

木・アルミ?

W10.8 H26.8 D1.8cm

*お陰様でご売約済みとなりました。ありがとうございます。

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● 梅は咲いたか

2014-03-22 | 日々
桜はまだかいな






明日も通常営業致します

フウチソウ


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● フランス / キュノワール 平皿

2014-03-21 | 古いもの
キュノワール

キュ(おしり)ノワール(黒)と呼ばれる様式の焼物

オーブン皿等にも使われたり直火にかける為に、底を茶褐色の濃い色で焼いて有るのだとか。

その為、表の白釉にも貫入に古色が付き良い表情に育った物が多いのです。 

今迄にも正統派ヨーロッパ形?は出会う機会有ったのだけれど ↓( ご売約済み )




今回は、幾何学文の和的要素を持つ キュ ノワール に出会いました。












一部染め付けに滲み(指の跡?)有り

出番多そうな予感。



19c中頃

φ23×H3cm



★ ご売約済みとなりました、ありがとうございます。





*営業予定3月末迄、追記しました。
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● フランス / 海鼠釉の茶碗

2014-03-20 | 古いもの
冷たい雨が降りしきる一日

今月23日迄で会期終了する日本民藝館の 「 茶 と 美 」 展を見に。

到着早々、玄関先のモクレンに目を奪われる。




茶 にまつわる品々からは

当時の民の創造力と

柳宗悦さんの想像力が今も発せられていて

見る側にもその先の余地 を与えてくれている様に感じた次第です。




それで、すぐ影響されるフウチソウの

今日ご紹介する品は 茶碗



先日フランスで出会った近年(20c中頃)の作家物

釉薬の表情がそれぞれに見所、2客有り。

φ10.5 ×H7.5 cm


* ご売約済みとなりました、ありがとうございます。













アスファルトの水たまりに映り込む青空の様な釉薬のいろ。




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● 秋野ちひろ in the room  at ギャラリーSU

2014-03-18 | 日々
今日が春一番だそう、一昨日は気が急いたみたいで勘違いでした。


さて、今日はギャラリーSUさん(麻布台)で開催中の秋野ちひろさんの個展に伺いました。




毎回、その時の秋野さんのマイブームが強く投影される作品達からは

一つ一つに込めたストーリー性を強く感じ

それら作品の傍らに、フウチソウから選ばれて行った古道具達が、そーっとでもしっかりと寄り添っていました。




場所が変わり、光が変わるとものの見え方迄違うのがイリュージョンみたいだ

と思ったりもして、他所で自分の店の品を見ると言う事は、不思議な感覚に。

楽しんで展示に使って頂けてた感じが、私的には嬉しかった。




会期は今週土曜日 22迄となります。



おまけ:ギャラリーSUさんに行くときいつもその存在を確かめる東京タワーにも春霞。




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秋野ちひろ in the room



今展のイメージは、「in the room」。
藍色の靴、赤い布、白い皿、緑色の瓶が並んでいる部屋。
そのなかで金色に輝く、真鍮で形づくられたもの。
秋野さんの想像力の羽ばたく先を、ぜひご高覧下さい。
*今回は、外苑前のアンティーク店「FUCHISO」にご協力頂き、
秋野さんが選んだ古物と作品を組み合わせて展示・販売いたします。


2014年3月8日(土)-22日(土)
12:00-19:00 月休
作家在廊日:3月8日(土)・9日(日)

Gallery SU
〒106-0041
東京都港区麻布台3-3-23 和朗フラット4号館6号室
Tel.03-6277-6714/Fax.03-6277-6716
アクセス→http://www.gallery-su.jp/
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● 黒 と 赤 の 市 松 ■□■□■ の 布 / アフリカ

2014-03-15 | 古いもの
黒×生成り

赤×黄 

の市松の布2種が今、店の玄関周りを彩ってくれている。





見る側の概念を固定し過ぎない市松文は魅力を感じるので、つい集まって来てしまう。


今日は黒×生成りの布。アフリカより。

耳をネズミかなにかにかじられた跡が有る 布。





アフリカでは、ラフィア(椰子の繊維)で織られた染織品やタパ(樹皮布)が

その地ならではの原始布として魅力を感じます。

日本の市松文は1枚の布を染め分けて表現する事が多い印象なのですが、

所変わると、アフリカでは2色の染め分けた白と黒をわざわざ接ぎ合わせるパッチワークで市松文を表現しているものが多い。

材質と染の技法から来る自然ななりゆきとはいえ、頭が下がる。










素材や色使いから一見プリミティブで大らかな布も、作り手の細やかな願いを感じる。

遠くから見ても、近くで見ても魅力有る布。





アフリカ・コンゴ・マフェル

20c中頃

W50 L205cm

材質:ラフィアヤシ

115cm,205cmはご売約済みとなりました、有り難うございます。

*他に、L163cm が有ります。




明日は赤×黄・チベットの市松を。


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● ベルギー / 曲げ輪っぱ

2014-03-14 | 古いもの




朴訥とした という表現が物にも使えるのなら、それがしっくり来るような曲げ輪っぱ。









春の行楽のお供に。



W19.5 D10 H6.5 cm

ベルギー

19c末

◎お陰様で、ご売約済みとなりました。有難うございます。
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● ベルギー/ゴッホの椅子のオットマン

2014-03-13 | 古いもの



ゴッホの椅子 はもっともっと粗野 だから全然違うと言われたらそれ迄

でも、見つけた時に

あ、あの座面と同じだ と思ったもので。




蒲で編まれた座面

ゴッホの椅子はどこだっけ 調べたらスペイン、いかにもらしい。

16-17cに流行したジャコビアン様式にも見られる、ボールターン状に挽かれた脚と組ませたあたり



この椅子が生まれる以前のヨーロッパ各地の様式を取り入れて作られたと見え

結果、行き過ぎず洗練された形となり

座面が程よい飴色に育っているのも好ましい。

多分、この小ささだからこそ惹かれた。


いや、スツール位なら担いで帰ったかも

無い事言っても仕方ないけれど。

きっとハイバックチェアかロッキングチェアが共存したはず。

オットマンが有ると言う事は。





19c末~20c初頭にベルギーにて作られたものだそう。

ローチェアとしても。

W33 D22.5 H17.5cm

*ゴッホ好きな方にご売約済みとなりました、有り難うございます。



**本日は荒天の為、17時にて閉店させて頂きます。。皆様もどうぞお気を付けて。







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● 南仏/輪線文スリップウェア

2014-03-12 | 古いもの
装飾の品が続いたので、実用の品から

南仏で19c初頭に作られた、スリップウェア皿。







ナイフとフォークでガジガジになった輪線文が景色となり

何度もオーブンをくぐって裏は焦げ付き

それは

暮らしの中で物がちゃんと生きて来た証。



φ21.5×3cm

◎ お陰様でご売約済みとなりました、有り難うございます。




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● アイロン掛けが終わったら

2014-03-09 | 日々
昨日辺りから、少し春の気配がやって来た。

アイロン掛け日和だ。



時差ボケと荷解き~諸々のバタバタで(イイワケ)

確定申告なる毎年恒例の悩ましい儀式を済ませていなくて

本当はそっちをやらなきゃなのに

こんなに良いお天気だと、つい日だまりの有る部屋でできる事...  とか思ってしまう。






アイロン掛けしてると、その布の癖や仕入れる時には気が付かなかった隅々まで見えてきて

たいがいはもっと感嘆したり、時には後悔してみたり。

でも、欠かせない事の一つになっている。





アフリカのラフィア布の 絞りも、刺繍も、草ビロードも

沢山とはやはり行きませんが、リクエスト頂いていたタイプ含めこんな感じで探し集めて参りました。

後日、追ってご案内させて頂きますので、いましばらく~。



確定申告が終わったら

毎年この時期はこれが口癖?になっている。

本当はやらなきゃいけないことから気をそらしている。



アイロン掛けが終わったら。。。











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● フランス / 継ぎ接ぎの靴の木型

2014-03-08 | 古いもの

形を起こす元となる

靴とか帽子の型は

用のイマジネーションをかき立てられたりするのと

型が働いて来た形跡やそのフォルムの美しさにどうにも惹かれてしまい、

今迄にも何回か懲りずに紹介して来ましたが

先日フランスで、こんな靴の型に出会いました。




オーダーした人が育つ度、木型も育ってる...












もったいない精神 の強い職人だったからなのか

それとも

2代目さんが新しい材料を調達出来なかったのか


この木型と靴職人だけが知っている。






慎ましさも切なさも感じる。


フランス19c末~近年

17cmから24.5cm

木・紙・革

3つセット

ご売約済みとなりました、ありがとうございます。
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