vs金沢。アウェイで対戦。
3-2で勝利。→試合データ
2点リードも追いつかれる苦しい展開。河田の怪我が心配……
アレム:7.0 あのPKストップがなければ負けていた試合。失点はノーチャンス。
原**:6.0 数は少ないが良いクロスを上げていた。前半のような展開の中でどういうふうに前と絡むか見てみたい。
富澤*:5.5 後半開始時にふわっと試合に入りそのままの流れでPK献上はダメ。ボランチの出来が振るわず苦労した。
宋株熏:5.5 押し込まれっぱなしになる流れをどうにかしようとしていたがポジション的にそれは難しい。
安田*:6.0 同上。今日の最終ラインの選手は基本的に前の尻ぬぐいをしていた印象。
磯村*:5.0 マサルと縦関係を作れず前のスペースも後ろのスペースも使われ放題。あれは試合中に改善しないと。
加藤*:5.0 相手のプレッシャーがきついのはわかるがもう少しでもゲームコントロールできないと厳しい。
小川*:5.0 前半は周囲と良い距離感を作れず苦戦。彼の問題なのかチームの問題なのか……
渡邉*:6.5 値千金の決勝弾。ロングボールを蹴る展開でも懸命にボールに絡もうとしていた。ポジショニングの課題もある。
河田*:7.0 得意なプレイしかしていない&それが通用するという状況で得点を挙げる。怪我が軽傷であればいいが。
タレス:7.0 J2では反則級のフィジカル。それだけに周囲が頼りきりになってしまうのがコワイ。
田中*:6.5 ロングボールの多い展開でも足を止めずじわじわとボールを呼び込む回数を増やしたのは流石。
高木*:5.5 球際の競り合いなど「ここで勝ってくれれば」というシーンでことごとく勝てない。もっとできるはず。
矢野*:6.5 あの時間帯に出てくると無敵。達也と絡んで決勝点を生み出す大仕事をこなした。
監督*:6.5 割り切った戦い方を受け容れて勝ち点を積み上げた。課題も非常に多いので腕の見せ所はここから。
主審*:6.0 飯田氏。両サイドの副審が怪しかった。
連勝━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!!
お世辞にも良い内容だったとは言い難いですが、とにかく勝てました。
河田の怪我など不安なことも多い試合でしたけど、今は勝てたことを喜びましょう。
……でも中二日でまた試合があるのは過酷すぎる……(ノ∀`)
さて、この試合を一言で表すのであれば「割り切り」ということになるでしょうか。
マサくんはワリとわかりやすくコメントしてましたけど、(現段階で)できないことをある程度切り捨て、できることで勝ち点を稼ぐ方向に舵取りしたようです。
長いシーズンを見通すと難しい決断だったと思いますが、ここで上位から振り落とされてしまうと昇格できなくなってしまいますからね。良い判断かと。
アルビが具体的に何をしたかというと、河田、ターレスの二人は、J2レベルだとフィジカルもテクニックも上位なので、とりあえず最初に二人に向かってロングボールを入れて収めてもらうと。
で、相手を自陣の深いところまで押し込んだ状態であれば、セカンドボールも拾いやすくなり、スペースを有効に使った攻撃もしやすくなると。
そんなコンセプトのもと、前半はとにかく河田とターレス目がけてボールを蹴り、しかもそれが決まりまくってました。
ただ、長いボールを蹴ることによる弊害として、SH(小川、渡邉)のポジショニングがかなり曖昧になっていました。
特に小川は、ボールサイドで原や磯村と動きが被ってしまうことが多く、結果として危ない(本来は作ってはいけない)スペースがいくつもできてしまっていました。
またボールに絡んでいこうにも、自分の頭の上をボールが行ったり来たりするので、どうにもならない状態で、スタミナだけを消費してしまってましたねえ。
ホントは磯村やマサルが、マイボールになったときもうちょっと効果的に小川や渡邉を使えるとよかったんですが。
今日はとにかく縦、縦、河田、ターレス、という狙いでボールを蹴るので、リードこそ奪えたものの何とも評価しにくいサッカーになってしまったと思います。
一番問題なのは、河田が負傷で交代したあとも、同じ狙いでサッカーをやってしまったことですね。
交代で入った達也は、周囲と連動し、良い距離感を保ち、ゴールに迫っていくのが持ち味の選手です。というか、それをやらせたらアルビではピカイチです。
しかしその反面、本人も言っていることですが、裏に長いボールを蹴られても、それに追いついてチャンスを作るというのはできない選手です。
ですから、本来であれば、河田から達也に交代した時点で、それまでやっていたロングボール主体のサッカーというのを控えなければいけませんでした。
……でもマサルも磯村も同じことし続けたんだよなあ_(┐「ε:)_
今年のアルビのわかりやすいバロメーターとして、二人のセンターハーフが横関係のままだと攻撃でも守備でも上手く行かないことが多いです。
良いときは常にセンターハーフ同士が縦の関係を作り、〝深さ〟を生み出しています。
今日の試合は、安易な河田&ターレス狙いが成功しすぎたことによって、終盤に追いつかれるまでずっと縦関係を作ることができていませんでした。
マサルと磯村の前(FWとの間)にスペースが生まれ、後ろ(CBとの間)にもスペースが生まれ、セカンドボールを全く拾えずに金沢の攻撃を受け続けることになってしまいました。
あれだけ押し込まれると、どのような形でも失点してしまうのは必然です。
今年チャレンジしているサッカーのことを考えても、あそこはピッチ内である程度修正してもらいたかったですね……
修正が効いたかな、と感じたのは、本当に最後の10分に満たない時間だけです。
最終的に新太の決勝点に繋がったのは、貴章の高さと、それに連動して動いた達也の巧さでしたが、あの時間帯だけは狙いをもってボールを出し入れできていたと思いました。
磯村とマサルも、あのときになってようやく縦関係を作りはじめていました。もっと早くやってくれれば追いつかれることもなかったと思うんですけどねー_(┐「ε:)_
まあ、何はともあれ今季初の連勝です。
河田の怪我が重そうなのでキツイことになってしまいましたが、それでも昇格を勝ち取るためには勝ち続けていくしかありません。
まずはこの連戦の最後、ホームでしっかり勝って欲しいと思いますということで一つ。