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サブカルとサッカーの話題っぽい

【サッカー】J1リーグ第18節

2014-08-02 | サッカー・アルビレックス新潟

 vsセレッソ。ホームで対戦。
 1-0で勝利。→スタッツ
 サッカーができる気候ではなかったが価値ある走り勝ち。


守田*:7.0 度重なるビッグセーブでゴールを死守。無失点に貢献。
松原*:5.5 守備は一回まずい動きがあったがよく粘った。攻撃では効果的な動きがなかった。
舞行龍:6.5 前への意識が強くテンポよく縦パスを入れることに成功していた。
大井*:6.5 身体を張った守備で最後のところをやらせなかった。カバーの読みもよかった。

李明載:5.5 徐々によくなっているが今日は前にいた亜土夢に助けられた。
レオ*:6.0 欠かせない選手だが疲労からかキレがなく危ないミスが多かった。もっと楽をさせたい。
小林*:6.5 疲労困憊のレオに代わり中盤で攻撃の舵取りをした。パスが非常に上手い。
山本*:5.5 何度か良い攻撃はあったが時間経過とともに守備意識が低くなる。危ない。
田中亜:6.0 前半はミョンジェのカバーに忙殺されたが後半30分過ぎからの守備が凄まじい。
岡本*:5.5 スペースを突いて得点に繋がるクロスを上げたのは見事。しかし運動量が足りない。
田中達:6.0 前半に楔を受けてリズムを作っていたのはほぼ達也だった。

成岡*:7.0 自分のやるべきことを理解し裏を狙い続け決勝点。前線からの守備も○。
小泉*:6.0 守備面では問題ないが攻撃面が物足りない。
鈴木武:5.5 動きの鈍くなったピッチで一人躍動したがもっとチームを助けられたはず。

監督*:5.5 久しぶりの勝ち点はよかった。しかしヒデの交代は5~10分遅い。

主審*:5.5 今村氏。上々のジャッジだったがさすがに後半途中でスタミナが切れていた。


 ようやく! 勝ちました! よかった!\(^o^)/

 とにかく周囲の雑音がうるさすぎて不愉快だったので、これで少し大人しくなるかなーと思うと清々しい気分です。
 しかし今日は(も)暑かった。FC東京戦同様、サッカーをするには非常に厳しいコンディションでしたが、今回は走り勝つことができたので、アイデンティティを取り戻すことができましたね。二重の意味でよかったです。

 んでまあ、得点に絡んだんですけど、ヒデはあまりよくないです。
 というのも、裏を狙う動きが継続できないんですね。ヒデと達也が組んでいる場合(というか達也は誰と組んでも)、相手の最終ラインと中盤の間にスッと入り込んで楔を受ける役目を、ほぼすべて達也がこなしているので、さすがにそこからもう一度裏に出て行くのは難しいんですよ。
 じゃあ、どうすればいいかっていうと、まず第一にヒデが、達也が降りていったことで出来るスペースを上手く活用して、相手の最終ラインの裏を狙わないといけないわけです。そういう動きを繰り返すことで、相手の守備がスペースを与えてくれるようにもなるので、そこで初めてミドルシュートなどの武器が活かせるようになるんですけど、残念ながら今のヒデは自分で自分の得意技を繰り出すための下準備が出来ていないんですよね……。
 これと同様、両サイドの亜土夢と山本も裏を狙う意識が薄すぎました。そうするとどうなっちゃうかっていうと、相手の最終ラインと新潟の攻撃の選手が横一列に並んでしまい、最前線で渋滞してしまうんですよね。こうなるとDFのギャップを生み出すことができなくなるので、クロスもパスもシュートもなかなか成功しないわけです。
 どうも見ていると、亜土夢も山本も中に入ってプレイするんですが、ああいう形にするなら両SBはもっと高い位置に、もっと早いタイミングでボールを受けに出てこないと、攻撃が手詰まりになります。たしかに両SBが上がると裏を狙われて危ないですが、そのリスクっていうのは得点を取るためには絶対に必要なものですから、勇気を持って戦いを挑んでもらいたいです。
 とりあえず、前半には決定機もありましたが、あれはどちらかというと相手のミスからのショートカウンターだったので、自分たちでボールを回しながら能動的にギャップを作る、という部分はあまり成功していませんでした(もちろん何度か成功もしていましたが)。

 後半、得点が生まれたのは成岡が投入されてからの流れでしたが、成岡は常にチームに足りていないものを生み出そうとする選手なので、上に書いた「裏に抜ける動き」を執拗に繰り返していたんですよね。
 で、セレッソの最終ラインにギャップが生まれ、そこにヒデが走り込んで決定的なクロスを上げたわけですが、ああいうのをもっと増やしていかないといけません。
 ただ正直、後半に関しては勝ち越しこそしたものの流れがよくなくて、達也がいなくなったことで前線でボールを受けて基点を作れる選手がいなくなってしまったんですよね。
 これだけ暑いと、ボールがぽんぽん動くだけで消耗してしまうので、リードしてからはもっと自分たちのリズムでパスを回したかったんじゃないかな、と思います。それこそが今年アルビが目指しているサッカーですし、あの時間帯にポゼッションを高めることができなければ、わざわざ今年のサッカーをやっている意味がなくなってしまいます。
 後半は何度か成岡と小林の二人だけで時間を作ってチームを助けていましたけど、本来ああいうのはチーム全員が意識しないといけないことだったりします。ヒデ、亜土夢あたりのボールロストを見ていると、まだまだポゼッションを高めていく準備が足りないんだろうなーとしみじみ感じます。辛抱辛抱。

 個人的に、今日の試合で明確な不満があるとするなら、ヒデの交代のタイミングだけです。
 実は後半30分ちょい前くらいから完全にヒデの足が止まっていて、守田のフィードにも競れなくなっていたんですよね。そんな状態では前線からのチェイスなんてできるはずもなく、新潟が押し込まれっぱなしになる要因になってしまっていました。スタッツを見ると後半38分に交代しているんですけど、これは10分遅かったと思います。
 まあ、山本が足を攣っていたので先にそこをケアしなければなかったのは分かりますし、同時に二枚変えたりするのはリスクがあり、タフな試合だったので三枚目のカードはできるだけ引っ張りたかったのかもしれませんけど、あそこまでハッキリ動けなくなっている選手をピッチに残しておく意味はなかったでしょう。おそらく監督はヒデをフルで使いたかったんでしょうけど、肉体改造にも限界があるんじゃね?という感じでした。できねーもんはできねーと思います。
 同時に、交代で入った武蔵に対してはもっと厳しく要求したいところもあって、競り合いでファウル取られすぎですし、スペースを自分で作って出て行くっていう動きが少なかったんですよね。
 もうあの時間はアルビもセレッソもヘロヘロになっていたんですから、武蔵は自分が右のタッチラインから左のタッチラインまで一人で走りきるつもりで、もっともっと効果的な攻撃(ドリブル)回数を増やして欲しかったです。
 今日の武蔵で良い動きだったなーと思えたのは、右サイドから左のスペースに出て行って、亜土夢からのパスを受けようとした一回しかありませんでした。あれじゃ全然足りないです。

 なにはともあれ……勝って良かったです、はい。