vsブラジル。
0-3で負け。
負けそのものより、何の収穫もなかったことが悔やまれる試合。
川島＊:5.5 失点はノーチャンス。数度のビッグセーブこそあったが三失点では。
内田＊:6.0 チーム全体の出来が悪い中で及第点のプレイ。攻撃機会が少なかったのが残念。
吉田＊:5.0 最初の失点で完全に萎縮。ラインを高く保つことができず最後は集中もキレた。
今野＊:5.5 決して出来はよくなかったが味方のフォローに忙殺されたのは可哀想。
長友＊:4.5 まずコンディションを戻さないと話にならない。今は持ち味が全て消えた状態。
長谷部:5.0 攻守にわたり物足りなさが目立つ。メンタルの強さだけで保ってる。
遠藤＊:4.5 長友と並びあまりに運動量が少ない。疲労からかミスも目立ち味方の足を引っ張る。
清武＊:5.0 互角以上の相手にはプレイの軽さばかりが目に付く。もう二回りくらい成長しないと。
香川＊:5.5 キレはブラジル相手にも通用するがミドルサードでボールを持っても全く怖くない。
岡崎＊:5.0 いつもの「格上と試合をしたときの岡崎」という感じ。ドイツでも殻は破れなかったか。
本田＊:5.5 前半6.0後半5.0の内容。ブラジル選手と互角に渡り合える選手が他にいない……。
前田＊:5.5 チームが機能不全に陥ってボールがこなかった。
細貝＊:5.5 無難なプレイに終始したがこの細貝が使われるほど今の遠藤は酷いということ。
乾＊＊:-.- 出場時間短く採点なし。
監督＊:4.5 中田ヒデの「この大会で何をするのか確認しないとダメ」というコメントが全て。
主審＊:6.5 ワールドクラスのレフェリー。
いやー、選手は悔しいでしょうね。出会い頭のワンパンチがクリーンヒットしてしまい、それにビビって自分たちのプレイがまっっっっっっっっっっっったくできなかったわけですから。
たぶん普通にボロ負けするより、こういう試合のほうがキツイはずです。ちゅうか、最初に書いたように、こういう試合って何の糧にもならないのでマジで無意味な90分だったと思います。
なんつうか、こういう試合は参考記録にしかならないんですよね。日本が本来のサッカーをしていたとしても、10回試合をしたら7～8回勝つのがブラジルという国でしょうし、その場合は0-3よりもっと酷いスコアになっていたかもしれません。
が、それでも、一年後のワールドカップのためには、結果はどうあれブラジルとの試合は内容的に実のあるモノにしなければなりませんでした。その機会を棒に振ったスタメンの11人（と監督）は猛省すべきでしょう。
ひとつだけ収穫があったとすれば、今のチームでコンディションが悪いメンバーが誰なのか完全に浮き彫りになったということだけですね。具体的には、オーストラリア戦でもイマイチなパフォーマンスだった長友、遠藤の二人です。
この二人、アジアレベルではなんとか誤魔化せていて、「他の選手より少し悪い」程度で済んでいましたが、相手のレベルが上がるともう周囲のフォローが及ばないので打つ手がなくなってしまいます。
代わりを探すというのは現実的な話ではないですが、長友はとりあえず怪我を完治させてください。筋力が落ちているせいなのか、フィジカル面での優位性がなくなっているので、単に足下が下手なサイドバックになっちゃってます。
遠藤は……やっぱりJ2のガンバに残るべきではなかったんじゃないかなあ。試合には出続けているはずなのに、試合感がなくなっているようにすら思えます。どんな相手のときもボールを前に運べるのが強味なのに、あれだけミスパスを連発してしまうとチームがリズムを作れませんよね。
さて、次の試合はどうなることやら。