沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

沖縄県立芸術大学の卒業修了作品展

2020-02-12 | 沖縄のくらし
沖縄県立の芸術大学。大学生と大学院生が最後に作品を残す作品展が、県立博物館美術館で開催されていたので、立ち寄ってみました。
上の作品は高さ3メートルもある真鍮製。「境界と記憶」
栃木出身の作者は、鉱山の影響で、子供の頃土の中から真鍮などを探していた記憶があった。自分と周りとの境界を、真鍮を掘っていた自分の記憶で表現した。


これは、映画に出てきそうな。


これは凄いです。「青漣(せいれん)」風にさざめく布を、漆で表現しています。
粘土で型を作り、麻布を漆で7枚貼り合わせて造形した上で、加飾は螺鈿(らでん)技法で、80枚の白蝶貝を縦長に切って線状に貼り付けた。7kgもある壁掛けオブジェ。
曲線部では光の加減で様々な色合いに美しく輝く。驚きです。漆芸品を制作する貝ずり奉行所があった琉球王国時代には類似の作品は見当たらないようです。琉球王国を越えたね。


織物です。デザインを近づいてよく見るとスニーカーかな。


三線を漆で作っております。美しい。


これはなあに


これのすごいところは、クレイ。土で出来てます。空洞で金属の音がするけど。空洞にして焼かないと爆発してしまうそうです。

学生たちが世の中に問う、魅力的な作品群が無料で見れたのでした。感謝です。