秋の七草は奈良の都で選ばれたものですが、その7種類を見るとまちがいなくススキ群落の植物です。今でも春日山の森は鬱蒼とした常緑広葉樹林で、秋の七草はこういう森林には生えません。つまり森林を伐採して刈り取りを繰り返す場所に生える野草です。その意味では野草ではあるが、人の管理下に生える植物だと言えます。
具体的にはハギ、キキョウ、ハフジバカマ、クズ、ススキ、ナデシコ、オミナエシですが、フジバカマは大陸からの外来種とされ、分布も関東以西です。これを除くと6種ですが、そのすべてが玉川上水に生育することが確認されています。ただし、オミナエシ、キキョウ、カワラナデシコはごく局所的にあるだけなので、野生なのか、花好きの人が良かれと思って移植したのか判断がつきません。
いずれにしても、東京の住宅地に囲まれ、交通量の多い道路に沿って流れる玉川上水に秋の七草があることは奇跡的なことだと思います。
ただし、私たちは有名な秋の七草やきれいな花があるという理由だけで玉川上水を守ろうというのではありません。それらを含め、さまざまな草花が命をつなぐ場所としての玉川上水に価値があると考えています。
具体的にはハギ、キキョウ、ハフジバカマ、クズ、ススキ、ナデシコ、オミナエシですが、フジバカマは大陸からの外来種とされ、分布も関東以西です。これを除くと6種ですが、そのすべてが玉川上水に生育することが確認されています。ただし、オミナエシ、キキョウ、カワラナデシコはごく局所的にあるだけなので、野生なのか、花好きの人が良かれと思って移植したのか判断がつきません。
いずれにしても、東京の住宅地に囲まれ、交通量の多い道路に沿って流れる玉川上水に秋の七草があることは奇跡的なことだと思います。
ただし、私たちは有名な秋の七草やきれいな花があるという理由だけで玉川上水を守ろうというのではありません。それらを含め、さまざまな草花が命をつなぐ場所としての玉川上水に価値があると考えています。