玉川上水 花マップ

玉川上水沿いの主な野草の生育地図を作ります

4月中旬の花

2021-04-20 15:57:48 | 今月の花
アオキ(雄花) 21.4.12

アケビ 21.4.11

アズマネザサ. 21.4.15

アセビ 21.4.15

アマドコロ 21.4.13

アメリカフウロ21.4.12

イチリンソウ210412

イヌザクラ.2021-4-13

イヌコハコベ_21.4.15. 

ウマノアシガタ21.4.20

ウラシマソウ_21.4.15

ウラシマソウとニリンソウ 21.4.15

 
オオイヌノフグリ21.4.12/ 21.4.15

オオジシバリ_. 21.4.15.

オッタチカタバミ_ 21.4.15.

オトコヨウゾメ 21.4.13

オドリコソウ 21.4.13

 
オニグルミ雄花21.4.12/ 雌花 21.4.20

オニタビラコ21.4.12

オニノゲシ. 21.4.15. 

カキドオシ  21.4.15

カジイチゴ  21.4.15

カタバミ21.4.12

カマツカ21.4.17/ 21.4.20

カラスノエンドウ21.4.12

 
カラシビシャク 21.4.13/  21.4.15

カラタチ 21.4.15

キツネアザミ21.4.20

キュウリグサ 21.4.15

キランソウ 21.4.15

 
キンラン 21.4.13/ 21.4.12

キンラン 21.4.18/ 21.4.18

クサイチゴ 21.4.15

クサノオウ 21.4.15

クサボケ 21.4.15

クマイチゴ21.4.12

クワ210412

ケキツネノボタン_21.4.15.
 
コゴメウツギ21.4.12

コナラ雌花21.4.12

コハコベ21.4.12

コバンソウ_ 21.4.15. 

コヒルガオ_21.4.15. 

 
コマユミ  21.4.16

サルトリイバラ 21.4.15

 
サワフタギ21.4.12/ 21.4.20

サンショウ 21.4.12

ジシバリ21.4.17


シャガ 21.4.15

 
ジュウニヒトエ21.4.12/ 21.4.18

ショカツサイ21.4.12

シロツメクサ_21.4.15. 

ジロボウエンゴサク21.4.12

シロヤマブキ 21.4.15

スイバ. 21.4.15. 

スズメノエンドウ21.4.12

セイヨウタンポポ 21.4.15

セリバヒエンソウ21.4.12

タチイヌノフグリ. 21.4.15. 

タツナミソウ 21.4.15

チゴユリ 21.4.15/ 21.4.12

チゴユリ.2021-4-13.

ツボスミレ21.4.12

ツリバナ 21.4.15

ツルウメモドキ2.21.4.20

ツルマサキ 21.4.15

テキリスゲ21.4.12

トウダイグサ.2021-4-13.

トチノキ 21.4.20

ナガミヒナゲシ.2021-4-13

ナズナ_21.4.15. 

ナツグミ 21.4.15

ニリンソウ 21.4.15/ 21.4.16

ニワトコ 21.4.15

ノイバラ21.4.20

ノゲシ21.4.12

ノボロギク.2021-4-13

ノミノツヅリ_ 21.4.15. 

ハナイカダ21.4.12

ハナイバナとキュウリグサ21.4.12/ ハナイバナ.2021-4-13

ハハコグサ21.4.12

ハリエンジュ21.4.20

ハルジオン21.4.12

ヒゴクサ 雌花21.4.20/ 雄花 21.4.20

ヒメオドリコソウ21.4.12

ヒメコウゾ21.4.12

ヒルガオ. 21.4.15. 

ブタナ. 21.4.15. 

フタリシズカ210412/ 21.4.13

フラサバソウ21.4.12

ヘビイチゴ210412

 
ヘラオオバコ21.4.12/ 21.4.15

ホウチャクソウ 21.4.15/ 21.4.12

ホトケノザ.2021-4-13.


マユミ 21.4.15

ミズキ 21.4.16/ 21.4.16

ミツバツチグリ 21.4.15

ムクノキ21.4.12

ムラサキケマン 21.4.15

ムサシアブミ21.4.12

ヤエムグラ21.4.12

ヤブニンジン.2021-4-13

ヤマブキ 21.4.15

ユウゲショウ.2021-4-13

ユズリハ雌花21.4.17/ 雄花 21.4.17

++++++ 果実 +++++++
アオキ(アオキミフクレフシ) 21.4.12



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4月上旬の花

2021-04-10 17:46:22 | 今月の花
アカバナユウゲショウ 21.4.2

アケビ 21.4.6

アズマネザサ 21.4.2

アマナ 21.4.1


アメリカフウロ 21.4.2

 イチリンソウ 21.4.3/ 21.4.8


イチリンソウ.2021-4-3./ 21.4.8

イヌザクラ 21.4.8

イロハモミジ 210407

ウグイスカグラ.2021-4-3


ウツギ 21.4.2


オニグルミ 21.4.1

オニタビラコ.2021-4-4

オニノゲシ. 21.4.2.

オランダミミナグサ. 21.4.1.

カキドオシ 21.4.2.


カジイチゴ 21.4.8

カタバミ.2021-4-4

カラスノエンドウ.2021-4-3

カントウタンポポ 2021,4,6 


キジムシロ 21.4.8

キュウリグサ. 21.4.2

キランソウ. 21.4.1

キンラン  21.4.6

クコ.2021-4-3

クサイチゴ.2021-4-3

クサボケ_. 21.4.2.

クヌギ. 21.4.1.

クマシデ. 21.4.1.

ケキツネノボタン. 21.4.2.

コウゾリナ. 21.4.1.

シャガ 2021,4,6 

ジュウニヒトエ 210407

シュンラン 210407 

ショカツサイ 2021,4,6 

シロツメクサ. 21.4.2.

ショカッサイ.2021-4-4

シロヤマブキ 21.4.6

スズメノエンドウ. 21.4.2.

スズメノカタビラ 21.4.6

タチイヌノフグリ. 21.4.1.

タチシオデ  210407 

チガヤ.2021-4-3


チゴユリ 21.4.6

ナズナ. 21.4.2.

ナツグミ.2021-4-4

ニリンソウ.2021-4-3

ニリンソウ 21.4.1

ニワトコ.2021-4-3.

ノゲシ. 21.4.2.

ノボロギク. 21.4.1

ハナイバナ. 21.4.1.

ハルジオン.2021-4-3

ヒメウズ.2021-4-3

ヒメカンスゲ. 21.4.1.

ヒメコウゾ.2021-4-3/ 21.4.6

ブタナ. 21.4.2.

フデリンドウ_21.4.2.

フラサバソウ. 21.4.1.


ホウチャクソウ.2021-4-3

ヘラオオバコ. 21.4.1.

ホタルカズラ_ 21.4.2. 

ホトケノザ. 21.4.2. 


マルバスミレ. 21.4.1.

ミツバツチグリ.2021-4-3.

ムサシアブミ_21.4.2


ムラサキケマン.2021-4-4

モチノキ 21.4.8/ 21.4.8

ヤエムグラ. 21.4.2.

ヤマグワ 21.4.6

ヤマブキ 21.4.6

ユズリハ 2021,4,6

+++++++++果実+++++++

ヤツデ 21.4.8






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11月の花・果実

2018-11-01 17:33:16 | 今月の花




+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


イイギリ
高い木で、玉川上水沿いにはあまりありませんが、結実期は目立ちます。


エノキ
玉川上水にはよくあり、大木もあります。実をつけている木は多くはないし、色が地味なので見落としがちです。黒っぽい褐色のものが多いですが、中にはくすんだオレンジ色のものもあります。食べると甘みがあります。


カマツカ
あまり多くはないですが、ところどころにあります。果実を食べるとリンゴに通じる味がします。


カラスウリ
大きい果実なのであれば目立ちます。ちょっとした藪などにあります。


クサギ
ガクが紅色で果実が青なので、よく目立ちます。明るいところによくあります。


コブシ
木についているときは淡い紅色ですが、落ちると黒みがかっていて、穴の中から朱色の種子が顔をのぞかせます。


コマユミ
玉川上水にはいたるところにあります。ベレー帽をかぶった顔と見えなくもありません。


ゴンズイ
玉川上水にはよくあります。赤い果皮と黒い種子の対比が目立ちます。


サワフタギ
珍しく青い果実です。とても美しい。玉川上水にはあまりありません。


サンショウ
玉川上水にはあちこちにありますが、果実をつけているものはあまり多くありません。「小粒でもピリリと辛い」とはこのことで、確かに鋭いからさがあります。


ジャノヒゲ
葉の中にかくれるようにあるので、葉をかきわけないとわからないくらいです。つやのある実に綺麗


スイカズラ
玉川上水にはよくあります。柵などによくからまっています。


ツリバナ
長い果柄でぶら下がる果実は、5つに裂け、その先に赤い種子がついています。


シロダモ
玉川上水のところどころにあります。結実したものはあまりありませんが、あればよく目立ちます。


シロヤマブキ
たまにみかけます。黒いので目につきにくいですが、鳥の目には目立つそうです。


ツリバナ
花の時期には気づかなかった印象ですが、秋になると果実が目立ちます。果皮の先端に赤い種子が目立ちます。


ツルウメモドキ
さほど多くありませんが、果皮の黄色と仮種皮の赤のコントラストが目立ちます(生花によく使われる)。


トウネズミモチ

ネズミモチ(左)とトウネズミモチ(右)の果実


ネズミモチ(左)とトウネズミモチ(右)の種子


ノイバラ
玉川上水では明るい場所(橋のあるところなど)によくあります。枝には鋭いトゲがあります。


ヘクソカズラ
花もそうですが、「よく見るとなかなかきれい」なのは果実も同じです。黄褐色の果実はつやつやと光ります。中にある種子は変わっていて中央がくぼんでいます。




マユミ
玉川上水にはよくあります。果実はピンク、その中にある種子は赤です。


ムラサキシキブ
玉川上水に最も多い低木のひとつ。多肉果の中では小さいほうです。
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10月の花、果実

2018-09-28 09:26:13 | 今月の花

これまでのように新しく追加する花は少なく、「9月のものが残っている」ものが多いです。果実もあげました。






アキカラマツ




草丈は1mを越す高い草ですが、ひとつひとつの花は小さめです。薄い黄色で上品な雰囲気です。葉がやや複雑な形をしており、オダマキとかヒメウズなどにも通じるものがあり、キンポウゲ科に共通なものがあります。

アキノノゲシ


大きい草で、花はタンポポなどと似ていますが、黄色が薄いのが特長です。

イヌタデ




空き地などによくある雑草的な花ですが、玉川上水には意外に少ないです。小さな花が穂になってつきます。

ガマズミ


鮮やかな赤い果実が面的にたくさんつきます。玉川上水では明るいところに時々あります。

クサギ


明るい場所によくある。赤いガクに青い果実がつくのでよく目立つ。


ゲンノショウコ


ちょっとむずびつきにくいですが、フウロソウの仲間です。花はほとんど白のものから濃いめの紅色まで変異があります。 花に目が行きがちですが、葉も深い切れ込みがあり、きれいです。

コセンダングサ


空き地などに生える外来種。玉川上水には多い。アメリカセンダングサに似るが総苞片が短い。

コブシ


玉川上水のところどころにあり、木にあるときは気づかないが、地面に落ちていて気づくことが多い。「いも」のような集合果は初めは赤いが、落ちることは焦げ茶色になり、中から仮種皮に覆われた種子が覗くように出てくる。

コマユミ


玉川上水には多い。枝に翼が出るのをニシキギという。マユミの中まで、果実は「ガク」のように見える部分で、果実のように見えるのは仮種皮を持つ種子。

ゴンズイ


玉川上水には多い。赤い果皮に黒い艶のある種子があり、目立つ。葉も艶のある複葉で特徴的。

シラヤマギク


数ある野菊の中ではひときわ背が高く(2mにもなる)、葉が幅の広い三角形になるので、区別しやすいものです。場所によってはたくさん生えている。

ススキ


いわずと知れた秋の七草の中でも、中秋の名月のときに飾るスペシャルな存在。かつての玉川上水にはいたるところにあって家の屋根を葺くほどだったそうです。今は上の木を伐って明るくなったところにしかないので、花マップ調査で現状を記録したいと思っています。

タカトウダイ




 草丈が1.5mくらいになる大型の野草ですが、小さい花がつきます。色も緑色で目立ちませんが、よく目をこらすと、オレンジ色の不思議な形をした花で、中央に雌しべが飛び出すようについています。トウダイは燈台で、海の灯台ではなく、室内でろうそくを立てた台。

タラノキ


初夏に「タラの芽」をつんで食べるので、そのときに注目されますが、花は秋。茎のトゲトゲがすごいです。

ツリバナ


花は小さく地味なので、見落としている可能性があります。果実はよく目立ち、5裂した果皮の先端に朱色の種子がつきます。果実は長い柄で「釣る」ようについています。

ツユクサ


7月くらいから咲いています。独特のはっきりした青い花弁に黄色い雄しべがよく似合います。

ヌスビトハギ






林の縁などにみかける豆科で、小さな花がまばらな穂を作ります。果実は半円形をふたつくっつけたみたいで、この形が盗人の足跡みたいだというのですが、どうだか。ある人は地下足袋のつま先部分の痕ではないかといいました。写真の果実の大きいほうはフジカンゾウ。

ノコンギク




ユウガギクと似ていますが、葉が独特の浅い切れ込みがあり、区別がつきます・ただし、花の色は玉川上水ではどちらもほとんど白または白に近い淡紫色です。

ノブドウ


花は目立ちませんが、果実の段階になると、水色や紫などいろいろな色のものが、キャンディーのようについていて楽しい感じです。

ヒヨドリジョウゴ




ナスの仲間です。半ばつるのようにほかの植物によりかかるように生えています。葉はちょっとアサガオみたいな切れ込みがあります。花はジャガイモの花のミニミニみたいです。秋に印象的な赤い果実をつけます。

ホトトギス


花に点々とつく紫色が印象的で、これがホトトギスの胸の模様に似ていることからの名前。

マユミ


 玉川上水にはいたるところにあり、開花結実しないものが多いですが、果実の季節になると果皮のピンクと種子の赤のとりあわせでよく目立ちます。

ミズキ


 枝がテーブル状に出て、それが何段にもなるので、遠目にもすぐわかる。玉川上水にも多い。秋に黒い果実をつけるが、それを支える柄が赤いので、全体によく目立つ。ジューシーな果実の中には大きい種子が1個入っている。趣旨は独特の形をし、深い溝がある。タヌキの糞にもよく出てくる。

ムラサキシキブ


 玉川上水にはいたるところにあり、花もピンクの花弁に黄色い雄しべが目立ち、秋には紫色の果実が丸い塊となってみのる。果実が色づくころには葉が脱色したように薄黄色に黄葉する。

ヤクシソウ


タンポポを小さくしたような花がつきます。葉のつけねが張り出して茎を抱くのが特長的。

ヤブカラシ




玉川上水にはよくあるつる植物。茎の先にくるくるとした螺旋状のひげがあって、つかまるものを探しています。花序が大きく広がるので目立ちますが、花は小さく、開花しているのは少しだけということが多いようです。

ユウガギク




野菊は区別がむずかしいのですが、これは枝が広がってつくこと、葉の鋸歯が深く切れ込むので区別がつきます。

ヨウシュヤマゴボウ


玉川上水にもよく見られる。秋に長い紅色の穂に黒い果実をたくさんつける。多汁質で潰すと手が真っ赤に染まる。中に黒くつやのある種子が入っている。

ワレモコウ




ワレモコウという名前の響きは一度聞いたら忘れないが、由来はよくわからないらしい。名前だけでなく花も「これが花?」と思えるほど個性的だし、葉も特徴的なので、花がなくてもすぐにわかる。これがバラ科に属すということも意外感がある。花弁のないごく小さな4枚の萼片でできた皿状の花が集まって赤紫色のつぶつぶとして茎の先端にポチポチとつく。玉川上水では明るい場所に生える。



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8月の花

2018-08-01 09:58:15 | 今月の花





アキカラマツ

人の背丈ほどにもなる大型の草本で、少し青みがかった感じのする緑色の葉をもちます。葉は複葉で、同じキンポウゲ科のニリンソウ、ヒメウズ、オダマキなどと似た2度りがある。クリーム色の小さな花を多数つけ、花びらはすぐに落ちるので、雄しべだけのように見えます

アメリカオニアザミ

玉川上水のアザミとしてはノハラアザミが代表的ですが、ところどころにちょっと異様な印象を与えるこのアメリカオニアザミがあります。外来種で、花の下の壺のような部分(総苞という)が大きく膨らみ、葉に鋭い棘があるので、他のアザミと間違えることはありません。名前は「アメリカ」ですが、ヨーロッパ原産のようです。

イヌゴマ

高さ30cmくらいのシソ科の草本で、薄いピンクの花が重なったように咲きます。

イヌタデ

タデにはいろいろあり、区別のむずかしいものもあります。これはいかにもタデという感じで、空き地などにもあるから、子供の頃から目にしているはずです。ミズヒキもタデの仲間ですが、かなりようすが違います。

オミナエシ

これは山の草原に咲くことの多い花で、玉川上水にあるのを知って驚きました。あまり多くはありません。背が高くすらりとした印象で、ほかに間違えるような花はありません。

カラスウリ

林縁などに生えるツル植物。花は夜に咲き、一晩で終わってしまうので、昼間に見るとしぼんでいます。花は縁の部分が細かく切れ込み、ヒゲのように広がります。秋に大きな朱色の実がなると目立ちます。

カリガネソウ

植物体を折ったり、葉をちぎったりすると、とてもいやな匂いがします。どこか動物タンパク質のような匂いです。それでシカは食べないので、わたしが調べていた宮城県の金華山には多いのですが、ほかのところではあまり見たことがありません。それが玉川上水にあったのでおどろきました。爽やかな薄紫の立派な花で雄しべが花の上を弧を描いて伸びており、訪問した蜂の背中に花粉をつけます。

キツネノカミソリ

6枚の「花びら」は後ろ側の3枚は萼片。同じ色なのですっきりした感じがするが、それだけでなく、花の時期にはがないので、すっきり感がいっそう強調される。玉川上水でもところどころで見かける。

キンミズヒキ

名前はミズヒキですが、ミズヒキはタデ科、こちらはバラ科です。花補が細長いのを「引く」と表現したのかと思います。花はとりたててどうということはありませんが、果実が独特で、棘があって動物の体について運ばれます。

クサギ

「今月の花」は基本的に草本類が多いのですが、これは木本です。名前のとおり、枝を折るとクレオソートのような匂いがしますが、これをいやな匂いと感じる人と、けっこういい匂いだという人がいます。花は花筒の部分が長いので、ハエなどはこないで、蜂やアゲハチョウなどが来ているのをみかけます。

クズ

わたし葉これが秋の七草のひとつに選ばれたのが不思議な気がしています。花だけをみればそこそこきれいといえなくもありませんが、葉が大きく、ものすごい勢いで伸びてほかの木を飲み込むように繁茂します。欧米に入り込んで大迷惑をかけています。日本でもスギ林の手入れが悪いと覆ってしまい、林の中は真っ暗になり、スギもヒョロヒョロになっています。花はファンタグレープそっくりの匂いがします。

シラヤマギク

大型の「野菊」で、玉川上水には多いです。ノギクは区別がむずかしいものが多いのですが、これは葉もハート型で特徴的です。

センニンソウ

テッセン、あるいはクレマチスという園芸植物がありますが、それと同じ属です。純白で十字、とても清楚な印象です。玉川上水では柵によくからまっています。葉っぱも独特の洗練したものを感じます。私は勝手に玉川上水の秋の七草としてはクズをおろして、こちらを推挙したいと思っています。花が終わるとちょっと鳥の羽毛のようなもののついた果実をつけ、それが仙人の髭みたいだという命名だと思います。

ツリガネニンジン



名前のツリガネの通り、花は教会の釣鐘のような形をしています。ニンジンというのは地下茎が発達するからですが、ニンジンのような赤い色ではありません。葉が輪生するのも特徴的です。玉川上水では草刈りをしますが、これは刈り残しています。

ノカンゾウ

大きさも形もユリの仲間ですが、白い花であるかオレンジであるかで印象がずいぶん違うものです。次のヤブカンゾウと同じような場所に生え、よく似ているので、花がないと区別ができません。玉川上水には広く見られ、夏の玉川上水を代表する花と言えます。

ヤブカンゾウ

ノカンゾウとくらべて花が波打っています。カンゾウというのは萱草で、豆科の甘草とは違うものです。葉の段階ではノカンゾウと区別がつきません。

ツルボ

明るいところならどこにでもあり、玉川上水にもよくあります。あまりぱっとしない印象ですが、近づいてよく見ると、淡いピンクも、ひとつひとつの花の形もたいへんきれいです。

ノブドウ

ヤブカラシがあるところと同じような環境に生えています。花は目立たないのですが、果実は青や紫や黄緑が混じって楽しげな雰囲気です。ヤブカラシとの区別点は葉の切れ込みが浅いことで、3枚に分かれていますが、ヤブカラシのように小さい葉が離れ離れになることはありません。玉川上水には同じブドウ科のエビヅルがあり、一見、似ていますが、葉を裏返すとエビヅルはビロードのように毛が密生しているので区別できます。

ハエドクソウ

7月の花でとりあげました。

ヒヨドリジョウゴ





ナス科の植物で、秋に実る果実をみると、同じナス科のミニトマトをもっとミニにしたという感じです。葉は付け根が突き出て、ちょっとアサガオの葉に似ています。花もナス科らしく、例えばトマトやジャガイモなどと共通な感じがあります。花や果実を支える柄がモービルのように二股に別れます。

ヘクソカズラ

空き地に生える雑草というところです。茎をちぎると臭いので、ちょっとひどい名前をつけられましたが、花に近づいてみるとなかなかきれいです。花の中央がえんじ色のような濃い赤です。

ミズヒキ

7月から咲いています。やや暗いところに咲いて花が小さく色が濃い紅色なのでちょっと目立ちません。ところが面白いことにこの花を下から見ると白いのです。だから穂をひっくり返すと紅白が見えます。これが例の贈り物ののし紙に使う「水引」のもとです。タデの仲間ですが、ちょっと異質な感じで、葉も幅広です。穂もふつうのタデなら花が密生しますが、ミズヒキはまばらです。

ヤブカラシ

林の縁などに生えるつる植物で、面的に広がる花序に小さな花がたくさんつくので、蝶や甲虫などがよく来ています。葉が切れ込んでいるのが特徴です。

ヤブミョウガ

単子葉植物だから葉の脈は平行です。茎から八方に広がるので「輪生」といいます。白い花が印象的です。

ヤマハギ



玉川上水に多いハギで、「秋の七草」の一つです。人の背丈ほどになる低木です。

ユウガギク

ノギクは区別がむずかしく、これもそのひとつです。玉川上水にはほかにもありそうなので、今シーズンは勉強しなおしたいものです。これは直立する茎にまっすぐな枝がのび、下のものほど長いので、戦隊でそろうような印象があります。植物体全体からすると花が小さい印象です。シラヤマギクに比べるとずっと楚々とした印象で、たしかに「優雅」です。

ヨウシュヤマゴボウ

人の背丈をはるかに超える大型の外来草本です。茎が毒々しいような赤で目立ちます。花は以外とさわやかな感じで雌しべが緑色です。熟すと赤紫の多汁質の果実になり、子供のころインクだといって遊びました。それにしても朝鮮はアジアなのに洋種とはこれいかに?



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