玉川上水 花マップ

玉川上水沿いの主な野草の生育地図を作ります

最近の動き

2019-02-25 08:10:26 | その他
2019.1.16
編集中の秋の号と冬の号が最終段階になりました。表紙と内容の例を紹介します。冬の号は少しスタイルが違います。


秋の号の表紙


見開きの左ページには解説を書きました。


右ページには歩いて記録した「花マップ」を乗せ、それにスケッチとエッセーを添えました。


冬の号の表紙


ジャノヒゲ とヒヨドリジョウゴ


カラスウリとツルウメモドキ

2018.12.10
小平市中央公民館で以下の4点について話し合いをしました。
1)冊子の進捗(松岡)
2)冊子の配布(松山)
3)シンポジウム関連
  広報、当日の役割など
4) 助成金(松山)
5)今後のこと(高槻)


2018.10.14
小平市中央公民館で以下の4点について話し合いをしました。
1)来年のシンポジウムの内容と役割分担
2)花マップ冊子の「秋の号」と「冬の号」の進捗報告
3)助成金の計画変更と、来年度の申請について
4)台風24号による倒木の緊急調査について



2018.10.2
台風24号はまれに見る強い風を吹かせたので、玉川上水の木も倒れました。そこで花マップでも実態を記録することにしました。


2018.8.10
 花マップ「秋の号」を作る過程で、「玉川上水のオリジナル秋の七草」を選びました。こちら

2018.8.10
 今年の4月から7月までの記録をまとめてみました。こちら

2018.6.24
 花マップの調査が始まり、3ヶ月近くが経ちました。新しく参加して不慣れだった人も徐々に慣れてきました。この辺りで一度集まって話し合いをすることにしました。昨年の会計報告、今年の計画、冊子「秋の花」の編集、調査の現状、質問、シンポジウムなどを相談しました。こちら



2018.5.28
 新しいメンバーが増えたので、活動が広がりましたが、初めてのことなので撮影、集計、報告などに不慣れな人もあり、取りまとめが遅れましたが、4月の結果が出ました。その一部を紹介しますが、この表の見方は次の通りです。



上には橋の番号、名前が上流から下流に並んでおり、これが99区画あります(ただし、この表は全体の3分の2くらいで下流は切れています)。その下に調査をしたという報告を受けて完了の確認をしたことがわかるようにしています。その下にあいうえお順で花の名前があり、4月の花は31種ですが、実際にはそれ以外でも記録報告があり、100種を超えています。つまり縦横それぞれ100の1万のセルがある膨大な表ができたわけです。これを見ながら頻度が高いものの名前に赤い色をつけ、高頻度ほど濃い赤にしています。タンポポやヒメオドリコソウのような明るい場所に生える外来種や畑地雑草が高頻度でした。

2018.4.5
4月5日、2回目のレクチャーをし、鷹野橋から上流のいこい橋まで歩きました。


2018.4.1
4月1日 春の花が咲き始めました。シンポジウムの時に「私も参加したい」と行ってくださった方があったので、実際の記録の仕方を体験してもらうために集まりました。鷹野橋から東へ2区画、鎌倉橋までを実習しながら歩くことにしました。「4月の花」で見つかったのはタチツボスミレ、ウグイスカグラ、クサボケ、シュンラン、アマナ、ヒメウズといったところでしょうか。思いがけなかったのはムサシアブミ。それと去年も確認してはいましたが、チゴユリがもう咲いていました。初めての人も撮影係、記録係などを引き受けて忙しげに、でも楽しげに作業をしていました。この後も4回ほど予定しています。


鎌倉橋で


新緑の平右衛門橋

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シンポジウム 花マップ作りの経緯

2019-02-24 12:28:26 | 記録
2019年2月24日のシンポジウムで話したことを記録しておきます。



 玉川上水と一言で言っても上流、中流、下流でかなり様子が違います。玉川上水の野草は、大きく言って林の野草と草原、茅場の野草に分れます。
 玉川上水を上空から見ると、灰色の中にごく細い緑の線のように見えます。


小平上空から見た玉川上水。赤い点が会場の小平市福祉会館

これを羽村の取水堰からかつての「終点」である四谷の大木戸までの玉川上水を緑色で示しました。


玉川上水全域

花マップ作りのきっかけは3年前から始めた玉川上水の観察会で、たくさんの人と作業すると一人ではできないことができることを実感したからです。その例として花のタイプと昆虫のタイプを調べると、皿状の花にはハエなど「舐める」タイプの昆虫が多く訪問することがわかりました。



つまり、「様々な花に様々な昆虫が集まってくる」のではなく、花の形と昆虫の口の関係からある「法則」のようなものがあることがわかったのです。こういう調査は一人では大変ですが、たくさんの人がいれば一気にできます。


花の形と昆虫の口の関係

そこで玉川上水の30kmにあるほぼ100の橋を区分点として区画に分け、そこをメンバーで分担して毎月歩いて、「今月の花」を記録することにしました。私たちの歩いた距離は述べで800kmにもなりましたが、これは東京から来たは札幌近く、西は福岡に達するほどの距離です。

さて、玉川上水の野草を見ていると、玉川上水に何がおきたかが想像できるようになりました。江戸時代から戦前までは武蔵野の田園地帯によくある、雑木林と畑、それに茅場が広がる景観だったと思われます。当時はt玉川上水は水を確保するための運河でしたから、低木類は切りはらわれてススキ群落のような植生だったと思われます。



それが、戦後の経済復興の時代に東京の人口が急増し、都心から広がってきた市街地化が進んできました。



そして現在では市街地が広がって茅場はなくなり、雑木林も少なくなりました。玉川上水は林が発達しました。



 花マップの活動としては、マニュアルを作り、毎月「今月の花」を指定して、その記録を取ってもらいました。



 その時にお願いしたのは「なになに草がありました」という情報ではなく、必ず写真を撮影してもらったということです。人には思い込みがありますから、そうだと思っていたものが違うこともあります。それを避けるためには写真に写しておくことが一番です。その写真と分布状態のデータが私のところに送られてきて、それを集計して「花マップ」ができました。

 そうするうちに「これを冊子にして広く知ってもらいたい」ということになり、去年「夏号」ができました。今回はその続編として「秋号」と「冬号」ができました。
 この冊子を作るにあたって次のようなことを心がけました。見開きで2種の花を取り上げ、左ページには解説を書きました。冊子には図鑑的な意義があるので、野外で咲いている花の写真と一般的な特徴を記載したのは当然ですが、そこに必ず玉川上水でどうかということを書きました。また見分け方や特徴がわかるように拡大写真や部分の写真も添えました。そして、右のページには分布マップのほか、花のスケッチとエッセーを添えました。つまり、同類の冊子にはない、オリジナル情報満載のものにしました。もう一つ特記すべきことは、松岡さんという優れたデザイナーがレイアウトなどを考えてくださったことです。これにより、見やすく、楽しく、充実した冊子が出来上がりました。見開きの中央には螺旋のリングが印刷されるなどの工夫もあります。


3冊揃った花マップ冊子

 野草のスケッチはこの冊子のポイントの一つなので、私がスケッチをすることろを動画で紹介しました。


スケッチをするところ(当日は動画で紹介)

 冊子のオリジナリティの一つとして平安時代の奈良で選ばれた「秋の七草」ではなく、玉川上水のオリジナルな秋の七草を選びました。その結果、つる植物としてセンニンソウ、直立型の双子葉草本としてワレモコウとユウガギク、単子葉植物としてツルボとツユクサ、低木としてヤマハギ、イネ科としてススキと、多様で玉川上水らしい7種がバランスよく選ばれました。奈良のものとの共通種はハギとススキの2種でした。


玉川上水のオリジナル秋の七草

 なお、冊子作りについては当日、資料として「玉川上水花マップを作る - 冊子に込めた想い -」という文章を配布しました。

 冊子には書きませんでしたが、もう一つ特記すべきことは、昨年の10月1日の未明に関東地方を襲った台風24号による風倒木被害のことです。私はその情報を知った時に「これは花マップのメンバーですべきことだ」と思いました。それで、メンバーに馴染みの区画を歩いてもらい、倒木の実態を記録してもらいました。


風倒木の様子


風倒木の内訳(上)と玉川上水の各区画における倒木密度(/100m)

 これにより、倒木はサクラに偏っていたこと、北向きが多かったこと、玉川上水の東側に偏っていたことなどが明らかになりました。これは、日頃その場所をよく歩いている花マップメンバーがいてはじめてできたことです。(詳細はこちら

 最後に玉川上水の未来について触れました。今の玉川上水は杉並の浅間橋よりも下流で暗渠になります。その場に立つと、西側の緑と東側の高速道路が対照的です。



 それは戦後の日本社会を象徴しているように見えます。1964年の東京オリンピックの時代、東京を「改造」することに誰も疑問を感じていませんでした。しかしその時代にあっても玉川上水をこれ以上破壊してはならないという英断をし、実行した人がいたということの意味をよく考える必要があります。玉川上水は放っておいても残されるものではありません。現に道路がつけられて破壊されているところがあります。私たちは玉川上水を良い形で次の世代に引き継がなければならないと思います。
 そういう考えに至ったのは、私が長年生き物のを眺めていたからということもありますが、レイチェル・カーソンの次の言葉が心の深い部分にあったこともあります。



 ささやかな冊子ですが、これが広く読まれて玉川上水の魅力、価値を知ってもらえば嬉しいことです。

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第2回シンポジウム 2019.2/24

2019-02-24 08:09:24 | 記録
2019年2月24日に第2回花マップ・シンポジウムを実施しました。

この時の録画がアップされました。 こちら

11時に集まり準備をしました。みなさん自分の役割をテキパキと進めてくださいました。


受付をする花マップのメンバー

参加者は100人ほどで、会場が広かったのでちょうどいいくらいでした。
 リーさんが司会の予定でしたが、都合がつかず、水口さんの司会で始まりました。


司会の水口さん

最初は関野先生で、グレートジャーニーでの体験の中から、少数民族は競争しないで平和にいきているのを見て人生観が変わったこと、彼らの持ち物は全て自分が手に入れたものだということなどから、現代日本の競争的で大量消費、大量の無駄への疑問を提示する話がありました。後半は長いあいだ見てきた玉川上水が高槻と一緒に歩き、観察した時から全く違うものに見えた、それは名も無い生き物の懸命な生き方、彼らがリンク(つながり)の中でいきているということを知ったことにあるというお話でした。
 

講演する関野吉晴先生



 そのあと高槻が花マップ活動の背景や経緯、今後について話しました。
こちら
 私は関野先生と同じ世代ですが、全く違う人生を辿りました。にも関わらず、人間中心の価値観、特に現代日本の、他人を蹴落とすような競争的な人間関係、自然を食い物にするような生き方、物質的「豊かさ」だけを求め、浪費的な生活をしていることなどに対する批判的精神、弱いもの、小さいものへの優しさやいたわりをもっと大切にしたい思う気持ちなどについて、驚くほどたくさんのことを共有していると感じます。


講演する高槻

 一休みをしてもらったあと、ビギナーとしての安河内さん、ベテランとしての小口さん、新メンバーとしての住田さんから短いメッセージをもらいました。



 その後、会場から発言を受けました。冊子の質が高いことへの賞賛、台風による倒木の調査への関心などの発言がありました。



 こうしてシンポジウムは無事終わりました。会場外のロビーで松岡さんが冊子を作るまでの手順などを展示する「玉川上水花マップができるまで」というコーナーを作ってくれたので、多くの人が関心を寄せていました。


「玉川上水花マップができるまで」のコーナー

 また高槻がスケッチをポストカードにして紹介したので、そちらにも人が集まっていました。



野草のスケッチ・ポストカードのコーナーとそこに添えたパネル

 こうして今年の大きなイベントを一つ終えました。充実感がありました。




花マップメンバー シンポジウムを終えて。写真が収まりきらないので、2つに分けました。また撮影された小嶋さんはお一人切り取りました。ご了解ください。

* 写真は豊口さん、加藤さんによるものです。ありがとうございました。

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アンケートの結果
 アンケートは有効票が67票ありました。
 このシンポジウムをどうして知りましたかについては「知人に聞いた」が最多で、それ以外はぐっと少なくなりました。次回の参考にしたいと思います。



 シンポジウムと冊子はどうでしたか?という質問ではありがたいことに「とてもよかった」が圧倒的多数でした。




 感想では、話がわかりやすかったという声が多くありました。関野先生のお話をもっとじっくり聞きたい、時間が短かった、あっという間に終わったという感想もありました。また花マップ活動の科学的姿勢が素晴らしい、得られた結果が貴重であるという声も多く聞かれました。一例ですが「ただ観察していても保護にはならない」という辛口のものもありました。そのほか「花好きの道楽に終わらせたくない」、「見ようと思わないと見えない」、「地球は人間だけのためにあるのではありません」などの言葉が印象的だったという声もありました。また、こういうシンポジウムをまた開いてほしい、小平以外でも開催してほしという声もありました。

 以下には感想の中から4つだけ選ばせてもらいました。

関野先生、高槻先生
 すばらしいお話をありがとうございました。グレートジャーニーの偉大な関野先生が玉川上水で新しい視点を発見されたこと、高槻先生が自撮りでお示しくださったスケッチのプロセス、「オリジナル玉川上水の秋の七草」も楽しいお話でした。それに台風後の倒木調査もすばらしいです。論文を読ませてください。玉川上水の未来像をお話くださったことに感動しました。
世田谷区在住 女性


 関野先生のグレートジャーニーと玉川上水の意外なつながりに納得しました。高槻先生の花マップができるまでのお話にわくわくしました。植物を楽しむだけでなく、社会の変化と生物の関わりを考えていくと、人の歴史と世の中のことがわかってくるのですね。
東久留米市在住 女性


 高槻先生の「花好きの道楽に終わらせない」というお言葉がとても印象に残りました。市民の手で専門家とともに信頼度の高い調査が行われている実例にこれからの可能性が感じられました。参加されている市民の方々の意識も、植物単体にとどまらず、系として捉える視点が醸成されている様子が伝わってきて、先生方と市民の方の連携のあり方にもとても興味を引かれました。
西東京市在住 女性


 今日はとても貴重なお話をありがとうございました。多くのボランティアの友達で毎月毎月欠かさず調査をされてきたチームワークにとても感動しました。また花マップは本屋で売っている図鑑にはない、メンバーのエッセーや高槻先生の描いている可愛くてきれいな絵がとても魅力的でした。これから季節ごとに花マップを見ながら玉川上水を散歩したいなあと思いました。
世田谷区在住 女性


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アーカイブ

以下は事前の案内です。

2019年2月24日(日)14時より(13:30開場)
場所 小平市福祉会館
資料代 300円

趣意:私たちが昨年作った「玉川上水花マップ夏の号」はたいへん好評で、残部がなくなったため増刷しました。好評であった理由は、第一に玉川上水にこんなに豊富な野草があるのかという驚きと喜びにあると思います。またこの冊子は図鑑情報の引き写しではなく、野草の分布マップをはじめとして、スケッチ、エッセーなどオリジナルな情報があるからで、そのことが評価につながったと思います。
 このシンポジウムが開催される時には「秋の号」と「冬の号」ができている予定です。これらも「夏の号」と同様、オリジナル情報に溢れています。
 特筆すべきことは花マップ活動を始めた2017年に比べてメンバーがぐっと増えたことです。私たちが歩いた距離はおよそ800キロメートル、東京から広島までの距離に相当します。どんなに技術が発達しても、自分たちの足で歩いて、自分たちの目で見なければできない記録が取れたことは、喜びでもあり、誇らしいことでもあります。
 このシンポジウムではそうした活動のことや、調べてわかったことを紹介し、より多くの人に玉川上水の魅力と価値を知ってもらいたいと思います。



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3月の花

2019-02-20 17:35:15 | 春の花




<アイウエオ順>

アセビ


ツツジの仲間で、スズランのようなつぼ形の白い花をたくさん咲かせる。感じでは馬酔木と書くが、これは植物体が有毒であり、家畜が食べるとフラフラになるため。

ウグイスカグラ


林の下に生える低木。他の花が咲く前からいち早く咲く。

オオイヌノフグリ


空き地によく生える。花の時期も長い。爽やかな水色で、近づいてみると実に綺麗な花。

キュウリグサ


花がとても小さいので、見過ごしてしまうほどだが、よく見ると実に可愛い。ワスレナグサやルリソウなどの仲間なので、そのミニミニ版のよう。水色の花びらの中央は黄色い。路傍や空き地に生える。

コブシ

まだ木々の緑が少ない時にもう咲きます。モクレンの仲間で、高い木なので下を歩きながら歩いていると見落としがちです。時々上も眺めましょう。

シュンラン


この写真のものは割合花が目立つが、普通は葉に隠れるように一つの花が作だけで、色も緑色なので目立たない。玉川上水には葉が似ているヤブランが多いので、見過ごすことが多い。

ショカツサイ(オオアラセイトウ)


アブラナの仲間で花びらは4枚。明るい場所にまとまって生えているのを見ることがある。外来種で都会の緑地にも生え、お御茶ノ水駅のあたりにも大群落を作っている。


注意:ミチタネツケバナもあり区別が難しいので、タネツケバナは参考までに記録ということにします。

ナズナ




「ぺんぺん草」と呼ばれる。それは茎を揺するとハート形の果実がぶつかり合ってペンペンと音がするから。路傍や畑に生える。

ハコベ


5枚の花びらはよく見ると和鋏のように2裂する。ハコベには他にも似たものがある。

ハハコグサ


空き地や路傍に生える。全体にビロードのような毛が生える。

ヒサカキ


常緑低木で、花は目立たない。この花は腐った肉のような匂いがし、それでハエを惹きつける。

ヒトリシズカ


あまり多くはない。よく発達した林の下に生える。

ヒメオドリコソウ


畑や路傍に生える。ホトケノザと一緒に生えていることが多い。花が咲く上のほう葉は紫色を帯びる。

ホトケノザ


畑や路傍に生える。ヒメオドリコソウと一緒に生えていることが多い。

ミミガタテンナンショウ


マムシグサの仲間で、一番早く花を咲かせる。花は仏炎苞と呼ばれる筒のような構造が中にある雄しべあるいは雌しべを包んでいる。ミズバショウの白い部分と同じもの。「ミミ」というのは花の側面が大きく左右に張り出すのを表現したもの。

ムラサキケマン

普通は4月になって体が、時々3月のうちから咲くものもある。林の縁などに生える。きれいな花だが植物体には毒がある。エンゴサクの仲間で、玉川上水では少ないもののジロボウエンゴサクがある。




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冊子 秋号、冬号

2019-02-01 22:45:05 | 冊子
2月になりました。1月末に、準備していた花マップの冊子、秋号と冬号が印刷され、送られてきました。これで、夏号に続けて3冊が揃いました。



 この冊子には高い科学性と、ささやかな芸術性があり、オリジナリティに満ちています。私たちが歩いた距離は延べで800 km、東京から北には札幌近く、西には福岡まで達する距離です。

 秋の号は左ページに花の解説があります。


 右ページには玉川上水での分布と、エッセー、イラストがあります。


 冬の号にはマップはないのですが、各ページに野外での果実の状態、下の方に果実と種子の写真を配し、大きさがわかるように5mmの格子を添えています。



 3冊を並べて、できるまでの大変だったことを思い出し、深い満足感がを感じています。

 この冊子についてエッセーを書きました。こちら
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