今日(11月12日)は曇りという天気予報だったので予想はしていましたが、涼しいを通り越して寒い1日でした。参加者は少ないと思っていましたが、そうでもなく7人の参加がありました。
玉川上水駅に集まり、左岸を歩くことにしました。

玉川上水駅から下流
今回は普通の観察をしながら、今進めている「巨樹調べ」をしました。
玉川上水の水面まで降りられる場所はほとんどないのですが、小平監視所のすぐ下に下まで降りられる場所があり、その降り口に「復水」の石碑があります。鈴木都知事の時代に、空堀になっていた上水に水を戻す計画が持ち上がり、実行されたことを説明しました。当時は市民運動に勢いがあったし、行政もそれを聞く空気がありました。

清流復活の説明をする
下に降りると緑の豊かさがよくわかりました。写真は豊口さんが撮影したので彼が写っていません。

「巨樹」はありませんでしたが、直径50cm以上の木は結構ありました。
直径50 cm以上の木があったらその周囲を測定し、柵内で測定できない場合はT字型の道具でおよその直径を推定しました。


樹木を測定する
野草は少なかったのですが、ヤクシソウとツルグミなどが咲いていました。

ヤクシソウ

ツルグミ
花は少なくなったとはいえ、イネ科がいくつかありました。特に目立ったのはノガリヤスです。関口さんがイネ科好きなようなので、ノガリヤス、トボシガラ、アシボソ、チカラシバ、カゼクサ、エノコログサなどの説明をしました。

ノガリヤス

トボシガラ
誰かが「きれいですよね」
というので
「いや、そういう人は少ないです。花といえばやっぱりカラフルなものがいいというのが普通です。や、私はイネ科がとても好きだし、きれいだとも思うんですよ。でも少数派です」
と言ったら皆さん笑っていました。
花が減った分、果実が増えてきました。

アオツヅラフジ

サルトリイバラ

スイカズラ

センニンソウ

ナンテン

ノイバラ

ノブドウ

ムラサキシキブ

モチノキ
ヒョウタンボクの仲間の果実がありましたが、図鑑を見てもどうもわかりません。わかる人がいたら教えてください。

Lonicera の1種
小一時間ほど樹木を測定すると西中島橋まできたので、そこで南側に周り、上流に向かいました。
この辺りは樹林の幅が広く、やぶもあるので、鳥が多い印象があります。そんな話をしていたら豊口さんが
「あれがコゲラの声です」
というのでみんなで耳をすましました。そうしていたらアオゲラの少しとぼけたような声が聞こえ、続けてケーケーと鳴きました。その姿を豊口さんが見つけて教えてくれました。私たちが見ている間中、ずっと賑やかに鳴いていました。
結局、樹木は86本もありましたが、直径1mを超えるものはありませんでした。コナラが多く、イヌシデもケヤキも少ないのがこの区画の特徴でした。
多くの写真は豊口さんの撮影によるものです。ありがとうございました。
観察会の予定のお知らせサイトは、変わりましたか?
参加させていただきたいです。
お知らせください。
何も変わっていません。
https://blog.goo.ne.jp/flomap/e/d9655a54fbe138021b881f0d2b82aaf2