春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

議会での意思表明の意味を見失っている?自民党代議士

2009年07月16日 11時40分52秒 | 思想信条
両院議員総会を開く事を求めて中川秀直氏等が呼びかけて、集めた署名の数が規定の128以上の133票になったそうである。
それで麻生下ろし派の鼻息が荒くなっているらしいけれど、
今度の自民党の凋落の原因は、麻生総理一人の責任としたいのだろうけれど、それでは余りに反省がなさ過ぎる。

ニュースの中で、小泉元総理が講演しているシーンが映されていたけれど、その中で小泉元総理は「・・・・もう何も有りません。有るのは鈍感力だけです。」と言っていた。

悪の親玉だっただけあって、小泉元総理は自分が何を遣ってきたか位の事は、分かっているようである。
現在その心が平気でないからこそ「自分に残っているのは鈍感力です。」
(その鈍感力で、自分は厚かましく今も生きて、大勢の前で偉そうに演説などぶっています。)
と言わなければ恥ずかしくて居たたまれなかったという事なのではないだろうか。

それに引き換え小泉売国元総理の子分達は、未だに自分たちが犯してきた数々の、
国と国民に対する裏切り行為を、悪かったとは微塵も思っていないということなのではないだろうか。
郵政民営化が売国的法案であると知っていながら、反対したら自民党公認をしてもらえないからと言って、賛成票を投じた無責任政治屋の集まりの、自民党代議士達なのに、その反省等した事はないのだろうか?
今自民党が国民から支持されなくなった責任は、
只、麻生総理一人に有ると信じ込んでいるのだとしたら、
自民党代議士連は、全員信じられない位の白痴か、鉄面皮しかいないと言う事になる。

そもそも麻生総理を選んだのは、彼ら自民党の代議士達で、
その無能無責任な政治によって、国民にどれだけ迷惑をかけたかについて、
いくらかでも反省していたならば、野党が提出するのを待っていないで、
もっと早くに麻生総理の不信任案を自分たちで出して、総理の座から追い出してくれるべきだったのである。
その位の事をするような責任感のある面々が、自民党に数人でもあったならば、
今日の自民党も、此処までの頽勢を憂れうる事には、ならなかったのではないだろうか。

そんな事は夢にも思うこともない面々が、
衆議院と言う国民の代表として国政を審議する大事な議会において、
野党の提出した麻生総理不信任案を、
与党の総意と思われる多数で否決しておきながら、
その議決が済んで日も置かないうちに、
直前に国民の代表として示した意志と真反対の事を目論み、
議員多数が呼応する等、国民無視も甚だしいと、
国民が怒るとは想像するも出来ないのだろうか?

彼等は国民の代表として、国と国民の為に政治をした事など、
いまだかつて一度もなかったので、
そんな事思いもよらないと言う事なのだろうか?

辞めたくない麻生総理を、無理やり辞任に追い込んで、
国民受けの良い(と彼等が思い違いしている)人物を新しい総裁にしたら、
自民党が挽回できると思っているとしたら、
それは読みが甘すぎるというものであろう。

国民は自民党代議士達の、反省心皆無の姿をはっきりと見せ付けられた気がして、
その心は益々離れていく事になるのではないだろうか?

自分達の、長年の無責任な政治姿勢の所為として、
これが「年貢の納め時」と諦めて、幾らかでも謙虚な姿勢を示すようだったら、
自民党も多少は挽回できるかもしれないのに・・・・・

中国企業 アルカイダの標的にされる?

2009年07月15日 11時23分05秒 | 海外情報

アルカイダ、中国への報復を指示
2009年07月15日 05:46更新
 中国新疆ウイグル自治区の暴動でイスラム教徒のウイグル族が多数死亡したことを受け、国際テロ組織アルカイダは組織員に、中国に対する報復を行うように指示した。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが14日、英国の危機管理コンサルタント「スターリング・アシント」の報告書を引用して報じた。

 報復を計画しているのはアルジェリアを拠点としているアルカイダ系の「イスラム・アラブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」。AQIMは3週間前、アルジェリアの軍部隊を攻撃し24人を殺すなど、大胆な攻撃で悪名が高いテロ組織である。今回伝えられた報告書はAQIMの指示文を読んだ人からの情報を基に作成されたものだ。

 アルカイダが今回初めて中国をテロ目標として提示した。同報告書は、AQIMが中国への報復を宣言した初のアルカイダ系組織であるが、他組織も中国への報復に参加すると予測した。

 アルカイダと新疆ウイグル自治区のイスラム勢力は連係しておらず、アルカイダも中国内で報復攻撃を計画しているようには見えない。そのため、報復となるのは中東と北アフリカで働く中国企業と中国人労働者と分析した。特に、イエメンに拠点を置いているアルカイダ系の武装グループが親中国派のサーレハ大統領に打撃を加えるため、イエメンで働いている中国企業を攻撃目標とする可能性があると警告した。

 なお、インドネシアのイスラム組織らも13日、中国内のイスラム教徒を支援するため、ジハード(聖戦)を行うようにと呼びかけた。


中国新疆ウイグル自治区の暴動の時イスラム教徒が多数殺されたということで、
国際テロ組織アルカイダが、北アフリカで働く中国人と中国企業をを標的に、攻撃するよう組織員に支持したと言う。

新疆のウイグル人との連携はないそうなので、
中国企業を攻撃する事で、中国企業のある北アフリカの国・・・・現在アルカイダと敵対している国に、打撃を与えるのが主な目的と考えられるらしい。

中国にしたら国内問題と思っていたのが、イスラム諸国で抗議デモが起こって当惑しているというところだろうけれど・・・・・

世界中の資源をあさり始めていると言われている中国だから、その分これから様々な問題を抱える事になるのかもしれない。
中国も西欧列強が此れまでやって来た、強引な手法を真似て悪辣な覇権国家になっていくのだろうか?
それとも君子の国の名に恥じない、此れまで西欧列強に蹂躙されていた国々の期待に答えて、
アメリカとは一味違う解決策を取ってくれるのだろうか?
戦前の日本も一時は、アジア人開放の希望の星と,
西欧に圧迫されていたアジアの国々から期待されていた時もあったのだった。
結局失望されてしまったのだったが・・・・・

自民党 多事多難の一日

2009年07月14日 17時22分50秒 | 国内情報
今日も暑い一日だった。
東京のほうも暑かったようで、関東甲信地方は今日梅雨明けとなった。
滋賀県も今日は良く晴れて暑い一日だったけれど、明後日から又雨になる予想で、
関西の梅雨明けは、関東より後になるようである。

内閣不信任決議案、与党の反対多数で否決=衆院本会議
2009年 07月 14日 15:01 [東京 14日 ロイター] 
衆院は14日午後に本会議を開催し、民主、共産、社民、国民新の野党4党が提出した麻生内閣の不信任決議案を自民・公明の与党の反対多数で否決した。投票総数472のうち賛成139票、反対333票だった。


参議院の方の問責決議案は可決した。
首相問責決議案:参院で可決 福田康夫首相に次ぎ2例目
その上、自民党の選対委員長が突然辞任
古賀選対委員長“脱走”辞任か…東国原騒動を陳謝
尾辻秀久参院議員会長も辞意表明

 
民主党等野党の、究極の麻生下ろし封じと言えようか。
自民党議員にしたら、此処で麻生総理の不信任案を出されたら、
本音では麻生総理を否認したいところではあっても、
否決しなかったら、すぐに解散総選挙を受け入れなければならないし、
国民の手前、否決した直後に麻生下ろしをするわけにはいかないから、
此れで麻生総理で解散するしかなくなる。
8月30日までには日数が有るので、又どんなどんでん返しが有るか分からないとニュース解説者は言っていたが・・・・・

此処に来て選挙対策委員長が、突然辞任を言い出して、自民党は今大混乱なのではないだろうか。
小泉総理の、「自民党をぶっ壊します。」と言う約束だけは、
どうやら果たされそうになっている。
小泉さんはご満足かな?

遂に解散の日程が決まる?

2009年07月13日 18時05分38秒 | 国内情報

選挙:衆院選 来月30日投票 麻生首相「早期解散」断念--与党大勢に妥協
 麻生太郎首相が13日、衆院選の日程を7月21日にも解散-8月30日投票と決めたのは、内閣支持率の低迷する中、可能な限りの先送りを求める与党内の大勢と、「麻生降ろし」に対抗するため早期の解散に踏み切りたい自身の事情との妥協点を探った結果だ。

 首相は12日投票の東京都議選直後に解散し、8月上旬投票とする日程を模索していたが、都議選で自民党が惨敗し「このまま衆院選に突入すれば自民党の大敗は免れない」との見方が党内に広がった。都議選から衆院選までの期間を長く取りたい公明党はもともと8月下旬以降の投票を求めており、与党内の反発を覚悟で早期解散に踏み切れば、かえって首相退陣論に火がつきかねない状況だった。

 ただ、国会会期末(7月28日)ギリギリまで解散を先送りすれば、党内の反麻生グループに「麻生降ろし」の猶予を与えることになる。衆院選は解散から40日以内に投票しなければならないため、8月30日に投票日を設定したうえで最大限早められる解散日が7月21日だ。

 しかし、主要地方選で連敗の続く自民党にとって8月30日の投票までに態勢を立て直せる見通しがたっているわけではない。自民党の派閥領袖の一人は「時期で慌てることはない。ただ、時間があり、党内のごたごたが心配だ」と警戒。中堅・若手には「都議選に惨敗した直後に解散日程を決断するなんて、自民党を解体させる気か」と麻生首相への不満がくすぶり、次期衆院選に向け党内が一枚岩になれるかはなお不透明だ。早期の衆院解散に警戒感を強めていた公明党は「以前から8・30を主張していたので、結果的に良かった」(幹部)と安堵(あんど)感が漂った。【中田卓二】


今度こそ本当に解散総選挙は実行されるのだろうか?
安倍総理辞任以降、何度今度こそ解散総選挙かと、ぬか喜びさせられた事だろう!
しかし此処まできたら、もう解散でも任期満了でも期間的には大した違いはないところまで来ている。
落ちるかもしれない自民党の議員さん達にしたら、
一ヶ月でも長く職に留まっていたら、一ヶ月分の歳費だけは確実に手に入るので、
総選挙をぎりぎりまで、引き伸ばしておきたかったのだろうけれど、
麻生下ろしの風におびえた麻生総理は、
自分が下ろされる位なら、即時解散で押し切ることにしたようである。
(西川社長続投問題の時には、あれ程優柔不断でなかなか踏ん切りをつけれなかった人であるが、
自分のため必要とあれば、すぐに決心の出来る人のようである。)

麻生太郎という人は、大義の為と誓い合った年来の同志でも、自分の都合の為なら、
少々は迷っても、ついには裏切りを決断してしまう人であるが、
今解散したら自党にとって非常に不利であると分っていても、
その為に自分が不利な事に見舞われるとなったら、
自分の利益を最優先させる人であるということが、今回の事でも露呈される事となった。

「酒飲みは奴豆腐にさも似たり 初め四角で後はぐじゃぐじゃ」という狂歌を聞いたことがあるが、
「小泉の残せし悪を正さんと、初め威勢よく、後はへろへろ」というのがこの1年の麻生総理の行動パターンであったような気がする。

ご自分の遣りたい事(G8出席)だけは、きっちりと遣りとげたから、思い残す事は無いとばかりに、
今回は、誰がどんなに困ろうと、知った事かと有無を言わせぬ、
総理の特権事項の断行である。
それというのも、おちおちしていたら麻生下ろしの風に、吹き飛ばされる恐れがあるからであって、
自党に有利か不利かなどは、判断基準の中には全然入っていない。

自分にとっての都合、すべての判断の基準は此処に有る。
自民党員も恐ろしい人を、総理総裁に選んだものである。
尤も、そうでない人は自民党には、雨夜の星で、ほとんど無かったのかもしれないけれど・・・・・

そういう麻生総理のお陰で、解散総選挙は一ヶ月余りだけ、
もっと粘りたい自民党議員を押さえ、幾らか時期を早めてくれたということだろうか。

物には限度というものがあるのでは?

2009年07月12日 12時01分28秒 | 思想信条
7月7日の田中宇さんの「アフリカの統合」と言う記事の中に次の文言が有ったのが、気になっていた。
(引用)
欧米は、アフリカを分割し、独裁ぐらいしか政府を維持する方法がないような国家の枠組みをアフリカ各地に作った上で、独裁をやめろとか、民主化しろとか言っている。分割状態は経済的にもアフリカの発展を阻害し、恒久的に欧米からの援助が必要な援助中毒に陥らされている。欧米がやっているのは善悪観を操作する巧妙な国際知能犯罪であるが、国際情勢を知らない日本人は簡単に騙されている。騙されていることが、日本が先進国の仲間入りさせてもらえる条件とも言える。 (引用終わり)

国際情勢を知らない日本人は簡単に騙されている。騙されていることが、日本が先進国の仲間入りさせてもらえる条件とも言える。 とある.
これを見て思ったのは、私などのような馬鹿な日本人は別として、日本人の中のエリート、賢い日本人達は本当に騙されてきていたのだろうか?と言う疑問であった。
騙されている振りをして、欧米があくどい事をして作り上げ維持し続けている世界の経済体制の中にちゃっかり組み込まれる事によって、経済的に利益を上げる事が出来る事を利用して来たのが、戦後の日本の国の経営方針だったのではないだろうか?

マスコミに載らない海外記事の7月11日の記事
「二都物語:テヘランとテグシガルパ」にも書いておられるが、アメリカはイランが選挙で不正をやって、それに怒ってデモをしている国民を武力で弾圧し、誰が発砲したかの詳細は分からないまま、デモ参加者の中に死者まで出したと、アメリカ国内で連日大々的にイランの現政権が如何に非民主的であるかを証明するべく、大々的に報道しているそうである。
その一方南米のホンジュラスで、軍部が現職のセラヤ大統領を自宅から拉致して国外に追放した事や、
そのセラヤ大統領が、飛行機で帰国する事になって、空港に大統領の支持者1500人が出迎えようと待ち受けているところに、ホンジュラスの軍が発砲し、少なくとも一人の青年が撃ち殺されたと言う事実があるのに、アメリカのマスコミではほとんど報道されていないそうである。

イランの場合は選挙の不正の疑い
それも、あくまでも疑いに過ぎないし、殺されたデモ傍観者を殺したのが誰であったかもはっきりしているわけではなく、あくまでも推測に過ぎないのに対して、
ホンジュラスの場合は、国軍が現職大統領を拉致した上、帰国を阻む為に軍隊を空港に出して、出迎えの国民を、軍の銃で撃ち殺したのを大勢の人が見ていて、確実に有った事が確認できる事なのである。

それなのに不確かな事でも、イランの事は連日一面トップで大々的に、民主主義の敵として報道し、
明らかに民主主義を踏みにじっているホンジュラス軍の悪事については、セラヤ大統領がアメリカにとって面白からぬ政策を実行していた人物であるが故に、
民主的に選ばれた大統領を、軍が暴力で排除しても見てみぬ振りをして、ほとんど騒がないと言う「ダブルスタンダード」を、同時進行形でやっているのである。

こういう事情を、日本のエライ人達もみんな知っていながら、そ知らぬふりをしていたのではないだろうか。
そしてイランのデモ隊がどうのこうのの報道だけを、大々的にさせていたのだった。(今は中国の新疆ウイグル自治区の暴動の報道に熱心であるようだけど・・・・・)

日本には憲法9条が有り、どんな戦争にも出かけるわけには行かないと言う大義名分を掲げている事ができるから、悪い事には手を染めないでいることが出来た。
しかし、欧米がアフリカや南米で続けてきた、人を人とも思わないと言う表現がぴったりの、
民主主義とは対極をなすような方法を使って甘い汁を吸い続けてきている欧米列強に、
ぴったりと寄り添って、日本は世界の一等国のような地位を手に入れたのであった。
(憲法9条を楯に、かまととを決め込む日本の政治家のやり方にアメリカが、そのツケを返せと迫ってきているのが、昨今のアメリカからの年次改革要望書などなのかもしれない。)


幕末に日本では、尊王攘夷派と開国派とで、国中が大もめにもめていたそうであるが、
その頃から西欧列強の悪辣な事は、日本でも識者の間では知れ渡っていた事だそうである。
その西欧列強と仲良くなど出来ないという純潔派と、
例え西欧列強が悪辣であっても日本が生きていく為には、レンコン食ってでも何とか生き延びるべきであると言う、現実派との戦いだったのではないだろうか?

そして政権をとったら、尊皇攘夷を唱えていた維新の志士達が、一気に開国を容認し、西欧列強に媚びる為、鹿鳴館でダンスまでするようになったのである。

私達も今の世界経済がどういう風に動いているかを薄々は感じていながらも、それによってもたらされた便利な生活を捨てる事の出来る者は、ほとんど無いだろう。
今更電気もガスも無い山の中で、木の根を食べて生きてはいけない。

国を運営する人達も、そんな感じからずるずると対米従属を続けてきて、気が付いたら此処まで来てしまっていたと言う事なのかも知れない。

しかし物には限度と言うものが有るのではなかろうか?
生物を食べなければ生きられないから、魚を取ったり牛や豚や鶏を飼い、殺して食べているのを、牛や魚が可哀そうと言って非難したら、お前はどうやって生きてきたのだと言われるかもしれないけれど、
牛を飼うにしても豚を飼うにしても、生きているうちくらいは生きる喜びを少しは感じる事の出来る飼い方をするという配慮くらいあってもよいのにと思うような、豚や鶏の飼い方にまで、現在の効率主義は行ってしまっている。

他の国から巻き上げるにしても、民族皆殺しにしてでも欲しい物を手に入れると言う感じの戦争を、無制限に容認していては、
戦争が勝利で終わったとしても、次には戦勝国の国民といえども、
庶民が同じ無慈悲な効率主義で、苦しめられる事になるのではないだろうか?

物には限度がある!という姿勢を忘れてはいけないと思う。
私達がバタリー式鶏小屋や、メキシコに有るという巨大な豚小屋のような、
非人道的な扱いに落とされないためには、弱い者に対する思いやりを忘れてはいけないのではないだろうか。

追記
レンコン喰うと言うのは、九州地方の方言だったようです。
【蓮根食う】気を利かせる。知って知らんふりすること。蓮根の穴(=先が見通せる)に掛けた言い回し。博多だけじゃのーて、九州各地でも使われよー方言ですたいね(へっぱくBLOGさんより

ハグロトンボ

2009年07月11日 17時26分12秒 | 日常徒然
今日は11日なので例によって立木観音にお参りした。
通り道の木陰の草の上で、真っ黒なトンボが羽を休めているのが見えた。
私の若い頃にはあまり見た記憶が無いのだけれど、数年前ごろから夏になると黒いトンボが多数でいるのをたびたび見かけるようになったのだが、
羽が真っ黒く、ちょっと蝶々の燐粉を含んでいるのではないかと思わせるよう肌合いの羽のトンボであった。

やっぱりインターネットは便利だ。
黒いトンボで検索して、色々調べたらハグロトンボというトンボにたどり着いた。
別に新種と言うわけでもなさそうで、たまたま私が出会った事がなかっただけであったらしい。
数年前始めて見た時は、秋の終わりごろで赤とんぼの季節だったのに、赤とんぼが見えないで黒い羽のトンボが一杯群れていたので、赤とんぼが黒トンボにやられてしまったのかな等と心配したものだった。

もしかしたら気温が以前より高くなった為,棲む虫の種類が変わってきていると言う事なのだろうか?
そう言えば先日テレビのコメンテーターが「近畿地方でも、ベランダでゴーヤが育てられるようになっていると言う事は、もう亜熱帯並の気温になっていると言う事なのかもしれませんね。」と言っていたが、
棲む動植物も自然に入れ替わってくる事にならざるを得ないのだろう。

温暖化対策に手が打てないとしたら、私達も新しい気温にあった生活習慣に変えていくしかないのかもしれない。

信楽川の河川敷の自生林

2009年07月10日 16時18分51秒 | 日常徒然
今日は時折は止みながらしとしとと降り続く、梅雨らしい雨の一日であった。
丁度雨が止んでいた2時過ぎに、近所のスーパーマーケットに、買い物に行く事ができた。
この季節、晴れていたら焼け付くように強い陽射になるところだから、今日は曇っていて、かえって助かるくらいであった。

 信楽川沿いの道を通っていたら、河沿いの藪の中から鶯の鳴き声が聞こえてきた。
鶯は8月下旬位まで、泣き声が聞かれるとウィキペディアには書いてあったけれど、私は毎年8月上旬に聞くのが最後だったような気がしていて、
今年は後何回鶯の鳴き声を聞くことが出来るのかと、いつも以上に鶯の声に心引かれたる思いがした。

信楽川沿いには、自然に生えて大きくなった桑や、合歓の木もある。
桑の実は6月下旬に実っていたはずだったのだけれど、今年はうっかりして気が付かないでいたら、誰かが収穫してしまったのか一つも残ってはいなかった。
例年私は気が付いても1つか2つ摘んでみるだけで、収穫と言うほどの事をした事は無いのだけれど、桑の実はジャムにしたら美味しい物が出来るらしい。

合歓の木は今花盛りである。
この団地に住むようになるまで、名前を聞いたことはあったけれど、ねむの木というものを見た事は無く、どんな木か全く知らなかった。
宮城まり子さんの「合歓の木学園」の話などで、合歓の木に対する憧れのようなものはあったのだけれど・・・・・

初めて合歓の木の花を見た時、「此れがねむの木に違いない。」と言う気がした。
如何にも眠そうな、ふわっとした感じの花で、ねむの木の花と呼ぶのがぴったりな感じの花に思えたからであった。
信楽川沿いの河川敷にはそのほかにも、4月には桜5月には藤の花が咲く他、
私の知らない木々が色々自生しており、季節になるとそれぞれの花や実をつけてその存在を主張している。

日本の原風景ともいえそうな滋賀県の山里に住むようになって17年、
自然界は微妙に変わっているような気がする。
一頃はいたるところに繁茂していたセイタカアワダチソウは、すっかり姿を消してしまい、逆に減っていたススキが勢いを盛り返してきた。
それから気のせいか虫の種類や数が減ったような気がする。
五月蝿いという字を当てられているハエに、私は今年まだ悩まされた記憶が無い。
蝿がいないのは有り難い事だけれど、ちょっと不気味な感じもする。

サミットで温暖化対策についての有効な対策は何も決める事が出来なかったそうだけれど、
(MEF:温暖化交渉、足並み一致難しく G8宣言形骸化も)
何とかせねばならないとは分かっていても、どう手を付けたら良いのか実際問題として、余りに問題は難し過ぎるのだろう。

何時までも守りたい自然が、今はまだ満ち溢れているのだけれど・・・・・


福知山線脱線事故の真の責任者を逮捕せよ!

2009年07月09日 15時05分46秒 | 国内情報

JR福知山線脱線:JR西社長起訴 「どうして社長だけ」遺族らに不満の声 
◇検察審申し立てへ
 「どうして山崎社長だけなんだ」。JR福知山線脱線事故から4年2カ月余。神戸地検は8日、大規模な鉄道事故では異例の経営幹部の刑事責任を問うた。山崎正夫JR西日本社長(66)の業務上過失致死傷罪での在宅起訴と、本人の社長辞任の表明。今も最愛の人を亡くした悲しみが癒えない遺族や、負傷者らは、起訴処分を評価する一方、利益最優先の企業体質を築いたとされる当時の経営トップらの不起訴処分には不満を漏らした。遺族らは今後、起訴されなかった井手正敬元相談役(74)ら旧経営陣の訴追を求め、検察審査会に不服を申し立てる方針だ。【衛藤達生、池内敬芳、津久井達、山田奈緒】



別の毎日新聞記事によると、
  元委員の一人は「社長としての責任を問うというのならまだ理解できるが、山崎社長は事故当時は子会社の社長。気の毒とも思う」と率直に語った。最終報告書では、現場カーブへの自動列車停止装置(ATS)設置が遅れたことも指摘した。これについて別の事故調関係者は「設置が会社の計画より遅れたことは事実だが、事件の予見可能性との関係性は薄いと思っていた。検察当局はATS未設置という責任を重く見たのだろうが、どの段階でATSが必要だったかという判断は非常に難しいのではないか」と話した。【長谷川豊】という。

山崎社長は工事をしたときの責任者と言っても、下請け会社の社長なのだから、
責任者は注文主のJR西の当時の社長だった人であるはずである。
当時の社長は総てを任せていたから自分は知らないと言っているそうであるが、
総て任せていたと言っても、予算までは任されるわけではないはずだし、
任せれば責任が無くなると言うのであるならば、
何の為に社長は有ると言うのだろう。
責任があるからこそ、安全面についても、本気の対応が期待できると言うものなのではないだろうか?

それにカーブの工事をしてから8年経っているそうであるが、事故は此れが初めてであったそうである。
カーブでも安全速度を守って運転していたら、あのくらいのカーブは、日本全国には幾らでもあるそうであるが、事故が多発していると言うわけではない。

当時の福知山線は、競合する私鉄と速度競争をしていて、
日常的に無理な運転を運転手に強要し、1~2分でも運転時間がオーバーしたら、
遅れたと言うだけで、その原因理由を問わず、「日勤教育」と呼ばれて運転手達に恐れられていた、制裁措置を常習的にしていたそうである。

この事故は鉄道線路の作り方が原因と言うよりは、当時のJR西の営業方針が原因の事故だと言って間違いないのではないだろうか。
事故の日、あの事故を起こした運転手は、他の処で手間取る事が有って、時間が守れなくなりそうだと、慌てていたそうではないか。
その為時間の埋め合わせをしようと、カーブに差し掛かっても速度を落とさず突っ切ったのが、あの事故の主な原因であったと、事故当時のテレビ番組で聞いた記憶がある。

そういうことを一切不問に付して、カーブに自動列車停止装置(ATS)を設置していなかったのが事故の原因であるから、工事責任者であった子会社の社長を、責任者として起訴すると言うのでは、
本当の問題点と責任者を逃がす為に、責任の無い山崎社長をスケープゴートにしているように見える。
福知山線脱線事故の規模の大きさ被害者の多さから、
誰も責任者を起訴しないのでは世間が通らないので、
当面の責任者として山崎社長を起訴したという事ではないだろうか。
裁判が進んで行ったら、山崎社長の罪を問うことも出来ないとなることは織り込み済みで、
誰も有罪の者を出さずに終わらせる為の布石として、
山崎社長起訴と言う事にしたのではないかと疑いたくなってくる。

安全より儲けを優先させた、この事故の本当の責任者を起訴して、
JR西の問題点を、本気で是正する為の裁判をしてもらいたいものである。

主要国(G8)首脳会議(ラクイラ・サミット)今日開幕

2009年07月08日 14時38分15秒 | 海外情報
麻生総理待望のG8が今日開幕する。
既にイタリアに行っていた中国の胡錦濤主席は、新疆ウイグル自治区の暴動対応の為、
サミットを前に急遽帰国したそうである。
帰国したのは暴動鎮圧の陣頭指揮を執る目的だけではなく、
このサミットで「中国の少数民族に対する人権問題などで、国際社会の批判も高まりつつあり、サミットでも取り上げられるのは確実な情勢だった。」ので、
それをかわす必要もあったという事らしい。

考えてみると、ウイグル暴動事件は何とぴったりの時期に起きたことだろう!
あの暴動は、タイミングを見計らって起こされたのだろうか?
去年はオリンピックの聖火を狙って、チベットで暴動が起きたけれど・・・・・

どうせ起こすなら世界が注目している時にというのが、暴動を起こす首謀者の知恵だろうけれど、
指南役の存在が、仄見えてくるような気もする。

「日本を守るのに右も左もない」のアメリカの7月危機説その状況はによると、
6月始めにアメリカ合衆国緊急事態管理庁(FEMA)がプレスリリースした、非常事態演習の実施である。この演習は7月27日から31日までの間に、連邦・州の全官公庁が参加して行なわれることになっているのだが、なんとそれには、カナダ、メキシコ、それに英国までが参加するそうである。
演習のつもりが、本番になったことも歴史的には珍しくないそうであるし、
カリホルニア州の財政破綻の危機が7月28日と、余りにタイミングが合いすぎている事が、少々気持ち悪いところである。

日本の政界だけでなく、今世界中が嵐の前の静けさの中にあるということなのだろうか?
嵐が出来るだけ小規模のもので終わりますように

  * * * * *

『核なき世界』決意へ サミットきょう開幕
2009年7月8日 朝刊
 【ローマ=三宅真】主要国(G8)首脳会議(ラクイラ・サミット)が八日午後(日本時間同日夜)、イタリア中部で開幕する。三日間の日程で、初日は主要八カ国首脳だけで討議し、首脳宣言に「核兵器のない世界」を目指して協調する決意を盛り込む見通し。経済分野では、危機対応政策を通常に戻す「出口戦略」検討の必要性に言及する。温暖化対策では二〇五〇年までの温暖化ガス削減目標に中国など新興国の合意を得られるかが焦点。麻生太郎首相は既にローマ入りし、八日午前にラクイラに移動する。

 サミットは経済問題で討議を開始。世界経済は最悪期を脱し「安定化の兆しがみられる」との現状認識で合意する。「出口戦略」への言及は、危機対応で各国が国債を増発したことにより、長期金利の上昇懸念などが出ているためだ。

 温暖化対策では欧州連合(EU)がG8で五〇年までに温暖化ガス排出量80%削減をうたい、九日に開く中国やインドなど新興国を交えた主要経済国フォーラム(MEF)首脳会合で、新興国の譲歩を求めたい考え。新興国側は削減の責任を負うことに消極的で、見通しは立っていない。

 政治問題は八日夜、討議。オバマ米大統領の強い意向を受け、核軍縮・不拡散を強く打ち出す。

 一連の会合の中で中国の新疆ウイグル自治区の暴動をめぐり批判が出る可能性もある。



胡主席がサミット欠席、帰国…暴動に危機感
 【北京=関泰晴】新華社電によると、主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)に出席するためイタリアを訪れていた中国の胡錦濤国家主席は8日、新疆(しんきょう)ウイグル自治区ウルムチの暴動を受けて予定を中止し、急きょ帰国の途に就いた。


 中国首脳が重要な国際会議を欠席し、外交日程を中止して帰国するのは極めて異例の事態だ。同自治区の民族対立問題が予想以上に深刻化し、指導部が危機感を強めていることを示している。

 イタリアのANSA通信は、胡主席が帰国する理由に関し、ローマの中国大使館員の話として「内政問題と新疆情勢に対応するため」としている。サミット関連の行事には、外交担当の戴秉国(たいへいこく)・国務委員(副首相級)が代理で出席する。

 胡主席は5日にイタリアに到着し、公式訪問を開始した。ウルムチの暴動は同日発生し、これまで死者が156人に達したほか、7日には漢族数千人によるデモで一部が暴徒化し、ウイグル族の商店を襲うなど民族対立が激化している。

 暴動の背景にある中国の少数民族に対する人権問題などで、国際社会の批判も高まりつつあり、サミットでも取り上げられるのは確実な情勢だった。このため胡主席の帰国は、暴動の対処で自ら陣頭指揮を執る一方、会議を欠席することで、サミットでの批判をかわす狙いもあるとみられる。

 サミットでは、8日に中国を含めた新興国の首脳会議、9~10日には主要8か国と新興5か国などを交えた拡大会議が開かれ、世界経済や地球温暖化問題を討議する予定だ。中国の存在感が高まる中での胡主席の欠席は、サミット全体の議論にも影響を与えそうだ。

(2009年7月8日11時37分 読売新聞)


諫早湾干拓工事の置き土産に苦しむ地元農漁民

2009年07月07日 15時06分38秒 | 思想信条

小長井町漁協 県に排水抗議 長崎・諫干調整池
2009年7月7日 00:15 カテゴリー:政治 九州 > 長崎
 長崎県諫早市の小長井町漁協(新宮隆喜組合長)は6日、大雨で増水した諫早湾干拓地の調整池内の淡水をアサリ養殖場などの近くに排水した長崎県に抗議し、今後は事前協議を徹底するよう申し入れた。

 同県は、大雨により潮受け堤防内側の農地が冠水し、堤防南側の排水門の開門だけでは水位が下がらないとして、3日に北部排水門も開門。漁場への悪影響を懸念した漁協側が現地事務所に押し掛ける騒ぎとなった。

 6日、県庁を訪れた新宮組合長は「1回の排水でアサリやタイラギは死んでしまう」などと抗議。県側は「(開門は)ぎりぎりの判断だった」と説明した。漁協側は、開門に際し電話とファクスで通知があっただけで十分な協議がなかったとして、排水する際の水位などの基準設定や地元説明を行うよう要求。県側は「今後、相談させていただきたい」と回答した。
=2009/07/07付 西日本新聞朝刊=


漁協が排水に抗議という記事を見て、初めはちょっと面食らった。
諫早湾の潮受け堤防の開門を求めて漁協は訴訟し、昨年漁協側が勝訴して喜んだのだった。
その判決に行政側が大人しく従って(控訴せず)すぐに開門されるかどうかで、気をもんだのは、丁度1年前の今頃7月初旬の事であった。
漁師さんのために、諫早湾の水門を直ちに開けて上げて!
しかし下に引用した論説記事を読んで、私は自分が何にも分かっていなかったことを知った。

潮受け堤防を空けることは漁業者にとっては、すぐに実行して少しでも早く有明海の水質浄化をして欲しい、喫緊の課題ではあるけれど、現在入植している干拓地の農民にしたら、塩水の逆流の恐れがあるため、絶対に避けて欲しい事であった。

漁業者と農業者の両方が納得する為には、新たな施設が必要であると、諫干弁護団は国に申し入れているけれど、その対応ははかばかしくない。

今回の排水に抗議したのは、潮受け堤防を開けたのではなく、調整池の水量が、大雨で増水したのを流す為の排水に対してで、
これでは有明海の水質改善の為には何の役にも立たないのみならず、
排水口の近くに漁協が作っているアサリ養殖場が、この排水でやられて、アサリやタイラギが死んでしまう恐れがあるからであった。

調整池を開けなかったら、農地が冠水してしまうし,開けたら漁民の農地とも言うべき養殖場が、駄目になってしまう恐れがある。
農業と漁業の利害が真反対に対立するジレンマに、長崎県は置かれているらしい。

農水省は即刻諫干弁護団の案を検討して、1日も早く潮受け堤防を恒久的に開けられるようにするべきなのではないだろうか。
アセスの何のと言っていたら、6~7年もかかると言うのに、農水省はアセスメントにこだわり、長崎県は対策が出来ないうちは、潮受け堤防を開ける事を絶対に受け入れる事は出来ないだろうと言う事である。

此れでは、塩水の逆流の恐れがあるからと言って潮受け堤防は開かれない、
洪水になりそうだからと言って、突然淡水を養殖地に流し込まれると言う具合に、漁民だけが我慢させられる構図となっており、はなはだ不公平な事になっているような気がする。
(引用)

重き門:諫干勝訴判決から1年/中 『拒否権』 /佐賀 
◇「同意」得るための対案
 国営諫早湾干拓事業(諫干)の潮受け堤防閉め切りから丸12年になる今年4月15日、九州農政局が熊本市に有明海沿岸4県の関係者を集め、開門調査の環境アセスメントの説明会を初めて開いた。

 「開門には最後まで反対する」(長崎県側の参加者)。「開門なくして有明海の再生はない」(有明海沿岸の漁業者)。

 堤防開門をめぐって賛否双方の発言は平行線をたどった。

 ヤジや怒声が飛び交う荒れた会議の中、最後部の関係者席から声が上がった。「開ければ被害が出るという反対意見は当然だ」

 諫干訴訟弁護団の馬奈木昭雄団長(67)だった。「反対する方々も納得する対策がセットでないと、同意はあり得ない」

 静まり返った会場に、馬奈木団長の声だけが響いた。

  ◇    ◇

 今年1月28日、原告弁護団や支援者約10人が、長崎県諫早市の諫早中央浄化センターを視察した。堤防開門で塩水化する調整池の代替水源として、同センターの処理水を使えるかどうか調べるためだ。

 諫早市下水道管理課によると、センターの処理水は月2回の定期検査を行い、水質は極めて良好という。参加者は「代替水源として活用できるはず」と自信を深めた。

 地元農家の間には、農業用水の確保だけでなく、長年苦しめられた冠水被害や、塩害の再来に対する不安が強い。

 こうした声に応えようと、原告弁護団は対案を示している。排水施設の増設などで被害対策を図りながら、来年5月から段階的に開門するとの方法だ。長崎県側を含めた利害関係者が一堂に会する「開門協議会」の設置も提言している。
 馬奈木団長は「農業も漁業も成り立つ最も合理的な案だ。農水省の方法でなければならない理由はない」と訴える。一方、農水省は「アセスの結果を得ないうちに対策工事をしたり、関係者と協議するのは難しい」と、対案の受け入れを拒否している。

  ◇    ◇

 08年7月。開門調査の前提として若林正俊農相(当時)は「関係者の同意」を条件に挙げた。無難に見える言葉でも、開門を目指す側には「長崎県に与えられた拒否権」と映る。

 原告弁護団は言う。「対策工事をしないままでは、長崎県側が開門に同意するわけがない」


重き門:諫干開門判決から1年/上 募る不信 /長崎
 ◇「農」「漁」接点見えず

重き門:諫干勝訴判決から1年/下 対話の試み /佐賀
 ◇折り合える道探る

中国新疆ウイグル自治区で暴動

2009年07月06日 15時12分26秒 | 海外情報

中国・新疆の暴動、死者129人・負傷者816人 新華社報道
 【北京=尾崎実】中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで5日夜に発生した暴動で、国営の新華社は6日、住民ら129人が死亡、816人が負傷したと報じた。暴動は同市中心部で発生しており、多数の商店や車両が放火、破壊されるなどの被害が出た。

 新華社は、亡命ウイグル人で組織する「世界ウイグル会議」(本部・ミュンヘン)がインターネットなどを使って「勇気を持て」などと暴動を扇動したと指摘した。 中国当局は国外からの指揮を受け、国内の組織が実行した暴力犯罪と判断。中国は10月に建国60周年の記念式典を控えており、事態を重視した中国指導部は今後、同自治区を中心に国内の引き締めを一層強化するとみられる。

 同自治区のヌル・ベクリ主席は6日朝に発表した談話で、6月下旬に広東省の玩具工場で起きた漢民族とウイグル族の衝突に言及。事件ではウイグル族2人が死亡したが、「分裂勢力などが騒ぎを拡大させ、党と政府を悪意を持って攻撃した」と指摘した。(14:24)


死者が129人にもなったと言う事は、大変な事態になっているようである。
お昼前のニュース(グーグル)死者2人となっていたが、急に暴動が大きくなったのだろうか?
それとも事態が落ち着いて、見つける事ができる状態になったと言う事なのだろうか?

ミュンヘンに有る亡命ウイグル人の組織が呼びかけて起こされた暴動だそうだけれど、
裏には亡命ウイグル人だけではなくて、外国の意志も働いているのだろうか?
ウイグルはロシアとの国境に近いそうであるけれど、
中国は中東やヨーロッパとも又近隣関係にあるのだと、改めて思い出させられた。


イスラエルの海賊行為  善意のガザ救援船を拿捕

2009年07月05日 16時46分01秒 | 海外情報
イスラエル正義の船を襲う
こんな衝撃的なニュースが目に入った。
イスラエルの人達は何故此処までガザの人々を苦しめたいのだろう?
普通に生活している逃げ場の無い人々を住居ごと爆撃して惨殺し、
その上生き残った人達の為の医療品や立ち直る為の援助も、
海賊行為をして邪魔してでも、受けさせたくないと言う事は、
イスラエルが戦争している動機は、パレスチナの人々を苦しめるのが目的だったと言う事だったのだろうか?
かつてドイツのヒットラーに苦しめられて、弱者の痛みを痛いほどに味わされてきた民族のはずなのに、
ユダヤ人は今度は強者としてヒットラーのまねをしようというのだろうか?

何処の国にも、一部にそのような性格の破壊された人が、極少数有るかも知れないけれど、国としてこんな政策を行うと言うのはどういう事なのだろう?
もしかしたら、その極少数しかいないイカレタ人が、現在のイスラエルの政権を握っていると言う事なのだろうか?
だとしたら、恨みを千載に残すようなこんな為政者は、一日も早く変えないと、
イスラエルの人々にとっても、悔いを千載に残すことになるのではないだろうか。

尚記事を後で消されていても残念なので、念のために全文をコピーしておく事にした。
イスラエル、正義の船を襲う
              久松重光

9条世界会議にも来られた、マクワイヤーさん等、21人の活動家が乗った救援船が、イスラエルに拿捕され、連行されたことを、ユダヤ平和ニュースは、伝えています。そのニュースを訳しましたので、配信します。
親愛なる読者のみなさまへ
Eメールを通して自由ガザのグループから、以下のような発表と助けを求める緊急の呼びかけがありました。紹介文は、必要ないと思います。
                レラ・マダリ
・・・・・・・・・・・・
緊急発表   2009年 6月30日 PM4;24 イスラエル、正義の船を襲う。人権活動家を拉致。薬品、おもちゃ、オリーブの木を押収。

15:30、ガザ沖23マイル

本日、イスラエル占領軍は、自由ガザ運動の救援船、スピリット・オブ・ヒューマニティー号を襲い、同船に乗り込み、ノーベル賞受賞者のマイレッド・マグワイヤさんや、アメリカ合衆国の前下院議員、シンシア・マッキニーさんを含む、11カ国からなる21人の人権活動家を拉致した。(完全な乗客リストは、下記を参照のこと)乗客と搭乗員は、無理やりイスラエルに連行された。

「これは、われわれに対する常軌を逸した国際法違反である。我々の救援船は、イスラエルの領海にいたわけではなく、また我々は、ガザ地域に対する人権監視の任務についていた」と、アメリカの前下院議員で、大統領候補でもあったシンシア・マッキニーさんは語った。「オバマ大統領は、イスラエルに対して人間的な復興への必需品を入国させるように言ったばかりである。それは、まさに我々が、やろうとしていたことである。われわれが、再び我々の航海を再開できるように、我々の解放を国際社会に要求している。」

昨日公表された赤十字の国際委員会の報告によれば、ガザにおけるパレスチナ人の暮らしは、「絶望的な状態にある」という。12月から1月にかけてのイスラエルによる大虐殺より前に、家を破壊された何千人ものガザ市民は、救援としてほぼ45億ドルの約束があるにもかかわらず、イスラエルが、セメントやその他の建築資材をガザ地域に入れるのを認めないために、未だ避難所もないまま過ごしている。また報告では、医薬品が、イスラエルによって途絶させられてしまっているため、病院は、患者が必要としているものを満たすために四苦八苦していると、指摘されている。

「我々が、運んでいた救援物資は、ガザの人々に向けての希望のシンボルであり、海のルートは彼らのために開かれていて、彼らは、学校や病院、それに「カスト・レッド=鋳られた鉛」作戦での猛攻の折りに破壊された何千もの家を再建し始めるための彼ら自身の材料を運ぶことができるだろうという希望なのです。私たちの任務は、ガザの人々に対して、私たちは、あなた方の側に立っていますよ、またあなた方は、ひとりぼっちじゃないのよ、というジェスチャーなのです」と、同乗者である、北アイルランドでの仕事でノーベル賞を受賞したマイレッド・マグワイアさんは、語った。

イスラエルによって拉致されるちょっと前に、自由ガザ運動の委員長で、この航海の世話人代表である、フワイダ・アラフは、「私たちの小さなボートは、イスラエルに対していかなる脅威になる性質のものではないということを、おろらく誰も信じないだろう。私たちは、薬品と再建資材、それに子供達のおもちゃを運んでいる。ノーベル賞受賞者やアメリカの前下院議員も私たちの同乗者である。私たちのボートは、出発前にキプロスの港湾管理委員会によって点検され、安全許可を受けた。そしてどんなときも、わたしたちは、一度としてイスラエルの領海には近づかなかった。」そしてさらに「武装もしていない私たちのボートに対する、イスラエルによる前もって準備された
意図的な襲撃は、国際法への明らかな侵犯であり、私たちは、即時かつ無条件の解放を要求する。」とアラフは、続けた。

スピリット・オブ・ヒューマニティー号から拉致された乗員氏名

ハーラッド・アブデルカーデル:バーレーン出身 バーレーンのイスラーム慈善協会を代表するエンジニア。

オスマン・アブラーハ:ヨルダン出身 アル・ジャジーラ・テレビの世界的に著名なジャーナリスト。

ハーレッド・アルシェノー:バーレーン出身:バーレーンの大学の講師。

マンスール・アル・アビー:イエーメン出身 アルジャジーラ・テレビのカメラマン

ファティマ・アル・アタウィ:バーレーン出身 バーレーンからの難民救済ワーカーで、市民活動家。

ユハイナ・アルカエド:バーレーン出身 ジャーナリスト、人権活動家

フワイダ・アラフ:アメリカ出身 ガザ・フリー・運動の代表で、この航海の世話人代表

イスマイール ブラグローブ:英国出身 ジャマイカ生まれのジャーナリスト、ドキュメンタリー・フィルム制作者。米とエンドウ・フィルム製作社の創立者

カッサム・グルーム;バーレーン出身 市民活動家

デレック・グラハム:アイルランド出身 電気技師、フリー・ガザのオーガナイザー。スピリット・オブ・ヒューマニティー号に最初に乗った仲間

アレックス・ハリソン:英国出身 組合活動家。長期間の人権監視を行うためにガザを旅行してい
る。

デニス・ヒーレー:英国出身 スピリット・オブ・ヒューマニティー号の船長。これは、彼の5回目のガザへの航海。

ファシ・ジャオワディー:英国出身 英国のジャーナリスト。自由ガザのオーガナイザー。この航海の世話人

マイレッド・マクワイヤ:アイルランド出身 ノーベル賞授与者で、著名な平和活動家

ルブナ・マサルバ:パレスチナ・イスラエル出身 パレスチナの人権活動家。自由ガザのオーガナイザー

テレサ・マクデルモット:スコットランド出身 スコットランドの組合活動家。長期間の人権監視を行うためにガザを旅行している。

シンシア・マックキニー:アメリカ出身 人権と社会的公正のために積極的に発言する活動家、同時に前下院議員で大統領候補

アドナン・モルメッシュ:英国出身 英国の組合活動家 長期間の人権監視を行うためにガザを旅行している。

アダム・クヴィスト:デンマーク出身 デンマークの組合活動家 長期間の人権監視を行うためにガザを旅行している。

アダム・シャピロ:アメリカ出身 アメリカのドキュメント・フィルム製作者。人権活動家

キャシー・シーツ:アメリカ出身 看護婦で、フィルム製作者。人権監視を行うためにガザを旅行
している。


或る戦争体験談

2009年07月04日 15時06分27秒 | 思想信条
昨日京都からの帰りの電車での事。
向かいの席に80歳過ぎ位だろうと思われる、高齢の男性が座られました。
その方が戦時中の事を話始められました。
戦争に4年ほど行っていたと言われるので、戦後64年だから少なくとも・・・・と計算しても、4年間戦争に行っていたと言われたのが聞き違いでなかったら、90歳近い事なってしまうしと戸惑っていましたら、
「89ですねん。」と言われました。
森光子さんも89歳で矍鑠としておられるけれど、この年生まれの方は元気な方が多いのかもしれません。

その方が「自分は戦争のお陰で、あちこち旅行をさせてもらいました。」と言われるので、皮肉を込めて言っておられるのかと思って、
「野宿なども有ったのでしょうね。」とお聞きしましたら、
「自分は丁稚時分に色々な技術をつけてもらっていたので、いつでも司令部つきで、一度も野宿するような事は有りませんでした。」と言われたので、吃驚してしまいました。
関東軍や沖縄軍まで含む4~5箇所に行かされたけれど、一度も不自由するような事は無かったというお話でした。
あの戦争から帰った人から聞く証言に、このようなものが有るとは!と驚いてしまったのでした。

兵隊として戦争に行ったら、最悪は命の遣り取りであることは、みんな知っている事ですが、
それ以外にも運が悪かったら硫黄島玉砕で地獄の苦しみを経た後で死なねばならなかったかもしれないし、フィリッピンで食べる物にも事欠きながらジャングルを、彷徨わねばならなかったかもしれません。

しかし司令部は何時でも食料に事欠く事も無く、命の危険も少ない比較的に安全な所に陣取っているから、常に他の兵隊よりも安全だし、
必ず屋根の有る所に陣取り、もし屋根のある建物が無かったら、新たに作ってでも設置するから、雨露の心配もほとんどせずに済んでいたようです。
司令部の人たちは、一般の兵隊から見たら天国のような生活をして、当然のような顔をしていたのでしょう。

今しきりに格差社会が嘆かれていますが、戦争中の格差はこんなものではないに違いないと思われます。
権力にある者は今以上に権力を握り、庶民は今以上に踏みつけにされる・・・・・
戦争をやりたがっている人たちは、自分は司令部にいて安穏に暮らしながら、国民を死地にさえ追いやる権限を持つ、そんな権力者になれるかと期待に胸を膨らませているのかもしれませんね。

司令部つきで楽しいだけだったと言われるご老人の戦争体験を聞いて、
戦争のもう一つの構図を見せられた思いがしたのでした。

梅雨のさなかの温泉旅行

2009年07月03日 16時14分38秒 | 日常徒然
昨日雄琴温泉に私達は(老)夫婦での宿泊であった。
温泉旅館は老人の夫婦や老女達の団体客で満ちていた。
ちょっと驚いたのは、此れまでは温泉旅館の仲居さんは、女性と相場が決まっていたかと思うけれど、
久しぶりに泊まった温泉は、男性の仲居さんであった。
仲居さんと言っても、仲居さんの仕事をする人という意味で、
いでたちは男性用の作務衣で、仲居さんの様に艶っぽさを演出はされていないけれど・・・・
所謂アラホーという世代であろうかと思われる年代の、気配りの利いた感じの良い男性であった。
長い就職難時代が生み出した新しい職業なのか、男女雇用機会均等法の効果なのか?
しばらく振りに触れる社会はかなり変わってきているようであった。

尚風俗営業盛んなりし頃の雄琴温泉には行った事が無いから、比較の仕様がないのだけれど、
現在の雄琴温泉駅は極普通の静かな駅で、泊まった宿も極普通の温泉ホテル旅館だった。
その上従業員がイメチェンに勤めておられるのだろう、廊下の清掃も行き届いているし、お花も至る所に綺麗に活けてあって、とても感じの良い宿だった。

同じ大津市内と言っても、いつもは通らない鉄道なので、ちょっと遠くに来たような気がしたし、
車窓に琵琶湖が見えて望外に楽しめた。

帰り道に京都に回って、本願寺さんにお参りをして帰った。
本願寺さんは御影堂の屋根の吹き替え等大修復で、御影堂には10年位入れなくなっていたのが、今年5月に完成したとニュースで言っていたので、お参りしてみたくなったのだった。

平成の大修復と銘打っての10年がかりの大工事も、立派に終了して本願寺は元の静けさを取り戻していた。
新しい瓦は艶やかで、鈍い光を放っているように感じられた。
それにしても本願寺は広い。
御影堂が立ち入り禁止になっても、すぐ隣に御影堂よりはいくらか小さめだけで、一般的に言ったら大きなお堂、阿弥陀堂が有るので、御影堂に入れなくても特に不自由には感じていなかった事に改めて気が付かされた。
京都に寄り道して帰ったのに、家に帰り着いたのは、まだ12時を少し回ったところであった。
近場の旅行は、楽で良いかも。

今日はもう雨は降らないのかと思っていたら、3時過ぎごろから、ポツリポツリと降り出して、5時22分現在は傘が無かったらびしょ濡れになりそうなくらいの雨が降ってきている。

7月2~3日は雨の予報だったけれど、幸いな事に行って帰って来るまで、雨は全然降らなかった。
今回もお天気さんに助けていただけたようであった。感謝!感謝!

半夏生に思う

2009年07月02日 10時58分52秒 | 思想信条
九州地方の豪雨も、昨日の被害以上に被害を広げる事も無く収まったようで、何よりであった。
今日7月2日半夏生の日は曇り空ながら、割と涼しく穏やかなお日和となった。
今日宿泊予約をしていたので、どうしても出かけなければならない者としては、やれやれであった。

半夏生と言えば半夏だけれど、
近年は6月の初めごろから半夏の葉は白くなり始めていた。
元々は半夏生の頃に葉が白くなるので、半夏と言うようになったという事なのだけれど、植物は暦にではなくて気温に合わせて変化していることを思うと、
半夏の時期からも、温暖化が進んでいる事が分かって来る。

7月と言えばもうすぐサミットが始まる予定だったかと思うが、
麻生さんは遂にサミットへの出席も果たしてしまわれる事になったみたいで、
「してやったり」と思っておられるのだろうか?

100年に一度の経済危機と言って居座りながら、ほとんど経済立て直しについて何もしないで、企業の在庫整理の手助けに何兆円もの補正予算をだして、エコ対策費などと勿体をつけたりして、だらだらと政権に居座り続けて来られた。
それから、まともだったら通らなかったような法案を次々に、
3分の2議決権を使って通してきて、日本をにっちもさっちも行かなくするのが、麻生総理の命題であったようで、
私たち国民は、ずるずると引っ張られながら、どれも此れも、してやられてしまったようである。

1昨年ごろから、もう総選挙があるか、もう総選挙があるかと待ち構えていたけれど、3分の2議決権があるのに、与党が解散総選挙などしたがるわけが無かったのであった。

麻生さんはサミットさえ終わったら、後は思い残す事はないのかもしれないが、
次に当選しそうに無いと思われる自民党の議院達は、
最後の最後まで議員特権を利用しつくしてしまおうと思って、解散したがったりはしないのではないだろうか?
一時麻生下ろしという動きがあったけれど、任期一杯居座り続ける為には、矛を収めて、大人しくしようとすることにしたのだろうか?
麻生下ろしに会いそうになったら、麻生総理は解散総選挙を言い出すかもしれないけれど・・・・・

いずれにしても粘る総理ではあった。
吉田茂元総理の嫌いだった私の連れ合いは、
麻生総理の粘るところが爺さんそっくりだと言っていたけれど・・・・・