映画と音楽そして旅

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(映画音楽) (63) 「イースター・パレード」(同名の映画)

2006-01-23 07:19:15 | 映画音楽
 「イースター・パレード」‥この映画の題名だけは、何故か映画キチになる前から知っていました。勿論、内容とかキャストがどうのこうの‥といったことでなく、この題名からなんとなく暖かい春めいた、ほんわかりんとしたムードを、本能的に感じ取っていたのかも判りません。
 さて、この「イースター」とは‥「復活祭」とも称されますが、キリストが数日後に十字架から復活したことを記念して行われる行事です。この日はアメリカの人たちは着飾って町へ出かけて、陽気にパレードなどのイースター恒例の行事を楽しんだそうです。
 ここしばらく年代の新しいミュージカル映画を観ていたのですが、少しリアルな部分が多すぎてどうも馴染めなかったので、もう一度1950年代初頭の映画に舞い戻って観ることにしました。
 それにしても‥この映画の若い頃のフレッド・アステアも、いつやら「パリの恋人)で観たアステアも、どちらが新作やら旧作やら判らない程、多少の年月は感じさせない凄いエネルギーを感じました。
 この映画で最初にジュディ・ガーランドの相手役に予定されていたのは、ジーン・ケリーだった‥そうです。がケリーが急に腰痛を起こし」引退寸前」のアステアが急遽起用されたと言うことでした。それから後で「バンド・ワゴン」など名作を作り上げたのですから、アステアもし引退してたら「パリの恋人」も存在しなかった‥と云うことになりますから大したものです。
 映画としてのストリーはあるのですが、この映画に関してはあまり気にせずに、お気楽に歌と踊りを楽しむことにしました。
 私の手元にあるCDの「イースター・パレード」は、ビング・クロスビーが歌っています。
「ザッツ・エンタティメント」でも云われていましたが、ミュージカルはやはり1950年代に限ります。次回はミュージカル映画の黄金時代、この1950代(MGM)メトロ映画のラスト(おそらく‥?) を飾ったあの映画を観ることにしました。この映画の題名は‥‥
  またの楽しみにしておきましょうか。