映画と音楽そして旅

主に懐かしい映画や音楽について…
時には新しい映画も…

(CD雑記帳) 涙のワルツ  (パティ・ペイジ)

2006-01-11 07:07:44 | 音楽
      I  WENT TO YOUR WEDDING (Patti  Page)
「1940-年-1950年代ポピュラー・ソング・アルバム」より
「テネシー・ワルツ」で全世界で一躍有名になったパティ・ペイジの歌に、表題の「涙のワルツ」があります。ペギー・葉山が日本語盤を歌ってヒットしましたが 「胸に秘めし 君嫁ぐ日‥」
といった歌詞だったと思いますが、この歌も私の青春初期に大きい影響を及ぼした愛唱歌でした。
   若い世代なら誰でも一度は憧れ 夢みたロマンチックな恋‥
   ひそかに愛したあの人は 想いを打ち明けることもないままに‥
   人々の喜びのざわめきや歌声も 流れくるチャペルの鐘の音も
   哀しみに沈む私の心には 寂しく切なく沁みるのです‥‥
   今、私に出来ること‥それは倖せになって‥と祈ることだけです
               (すみません‥ これは私の作文でした)
 子供とも大人ともつかない世界を彷徨っていた私は、大人の世界の出来事をあれこれと想像しながら、夢みたいなことを考えていましたが、それ程大きな間違いはなかったように思います。
 なんとも切ない失恋ソングでしたが、彼女が歌うとほんとに涙がこぼれそうな、寂しい気分になったのですから不思議です。特に次の歌詞の部分ですが‥
  ‥‥goodbye goodbye to my happiness
Your mother was crying Your father was crying And I was crying too
この中のYour mother‥というところでなにか万感胸に迫って‥という感じで、原歌詞には書いてないけれども彼女は「Oh!」と叫びます。それがとても自然な感じで恋の経験もなければ、原語もよく判らない私でも、いっしょに泣いてやりたいような気持ちになりました。
 純情多感(?)なりし十代半ばの頃、私の青春はこんな歌から始まりました。
 何事も最初が肝心といわれますが、スタートが音楽は「ラブ・ソング」であり、映画も「ラブ・ストリー」であったことは、私のそれからの方向に大きな影響を与えることになるのです。